携帯機種変更に於けるデータ継続利用

世はiPhoneで喧しい中、ぎりぎり 906i 発表前に手に入れるも 浮世に離れる5万の値の付く 905i にはなく、 其の時其れは確かに二世代になくして一世代が前機種とは 904i と云えば五十歩百歩の謗りの免れぬ機種は N、 即ち Docomo N904i の時が相場は市場に枯渇せしを反映した2万程が、 ヤフオク等オンライン上で取引される由、見聞きし居る折も折、 ひょいと立ち寄るスーパーマーケットの携帯コーナーが5月下旬、 何気も期待も無しに尋ねれば売り子嬢の 904i の最後の一台の残る旨、 機種は何かと問えば N なる応えに耳を疑い、 更に細かく問えば、以前より目を付けし件の N904i の加えてオレンジカットなるは、 ピンポイントでの在庫の一台の何たる僥倖、 昼の休みの合間にて長く留まれぬを其の場で口約束に取り置けば、 翌々日に手に入れたる値こそ1万円程なれ、 此れぞ携帯獲得の裏技と大いに喧伝したけれど単なる幸運とは重々知れば、 一人ほくそ笑み乍、手に馴染ませるを数日、 扨も気に入り候此処でこそ重要なるが前機種よりのデータの引継ぎは、 店頭にて作業さるお定まりの内容にては多くは求めぬ身にも少々不足にあれば、 取り出だしましたるブログは彼のアルファブロガーの手になる IDEA*IDEA の2008年は2月朔月のエントリ Googleカレンダーを携帯から見る方法(Google Calendar Mobile Gateway) にて、餡子の足りない鯛焼きが如き多発されるベストセラー自己啓発本の IT利用としては口裏を合わせたが如き揃って先ず項目立てらるることに因りても、 其の有用性を知らる Google Calendar の、携帯からの閲覧を至極便利にしてくれるサイトの紹介は yamamoWorks による Google Calendar Mobile Gateway リニューアル なるを、機種変前機種F902iが頃より愛用せば、 今回の新機種移行にも大いに威力を発揮せり。
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プログラミングファースト開発でITゼネコンをぶっとばせ!

比嘉康雄氏の ひがやすをblog の2008年5月1日の記事 プログラミングファースト開発 で紹介されている プログラミングファースト開発 とは一瞥プロトタイプ開発を更に一歩推し進めたもののようにも受け取れますが、 引用すれば以下
  1. レビューの結果はその場で反映させる
  2. 仕様を決めながらシナリオテストも実行する
  3. バグがあったところは周辺のユニットテストを書く
  4. ソースコードとシナリオテストのレビューをペアでする
を仕様が固まるまで実装してユーザに使ってもらい乍繰り返した後に保守のために必要なドキュメントを書く と云う手順になるとされており、 中でも其の手順にペアプログラミングが取り入れられていることから 代表的なアジャイル開発手法エクストリームプログラミングの考えが取り入れられていることが伺え、 2008年6月8日の当ブログアーティクル Gartner予測の今後5年間に普及する革新的技術
其の最たるWeb mashups も尚、云われてみれば SaaS 型アジャイル開発の一般に敷衍し始めた此の時代
とアジャイル開発が求められている旨謳われている現状を鑑みれば、 其の尖兵として向後注目されるべき手法であると思われ、 又然るべき展開は2008年6月9日の当ブログのアーティクル 上流工程に於けるプログラミング能力の必要性 でも引用させていただいた様に、 上流工程に於いてはプログラミング能力がないと到底無理な手法で、 氏の以前の発言を裏付ける開発手法でもあろう同発展が 会議室でプログラム開発が進行し乍の会議風景を齎すのであれば、 此処にブローカーの入り込む隙は無くなり、斯くなる上は 同比嘉氏のブログの他エントリ、 ITゼネコンをぶっつぶせ なるを引用すれに当該プログラミングファースト開発(Programming First Development)という手法は
BOFの中で、「Programming First Development」という開発手法を披露します。これがITゼネコンをつぶす秘策なんですよ。
という何やらきな臭そうな言及の、其の敵役としての ITゼネコン については、wikipediaに項目 ITゼネコン:wikipedia が存在し、また佐々木俊尚氏による2004年4月7日付のエントリ ITゼネコンとは何か(PC Explorer 2004年4月) に詳しい説明があり引用すれば
ITゼネコンというのは、政府のe-Japan戦略などによって公共事業の中心がIT分野にシフトしつつあるのに伴い、大手IT企業がゼネコン化しつつあるという実態を示す言葉である。
と2008年4月27日の当ブログアーティクル アンシャンレジーム、空港建設を大いに妨害す では
ゼネコンの後を受け一大潮流にならんと成長を続けるIT業界
との言及の裏付けられる様な記述を見受けられ多いに首肯される処、 偖、彼奴目らは果たしてと思えば又、 ピープルズニュースの2004年10月10日付の [社会] おバカな役人と小ずるい「ITゼネコン」/投資総額の半額=7兆円は稼動もせず?! 此方では具体的社名を挙げて記事が構成されており、 拝見した処大阪府が現在新知事の元、様々話題をマスコミに提供している 其の遠因はこの様な処にもあるのかも知れないと思わせる記事でもあります。

比嘉氏の提案に快哉を叫ぶブログ記事も多く見られ、 矢張り余り好く思われている存在ではないと思われる中、 好ましからざる現状を打開すべくには旧態依然とした体制を唯嘆くだけでなく、 実効性の如何に関わらず此の様な具体的一手を打ち出す姿勢には好感を感じます。
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Gartner予測の今後5年間に普及する革新的技術

今後普及の予測される革新的技術と云われれば 企業に於いてはコアコンピタンスに直結するに知見は必須のビジネスマンならずとも、 凡そネットを利用すれば知りたい事項には違いありません、 其の具体的項目が挙げられているのが ITpro の2008年5月30日の下記 Gartnerが今後5年間に普及する革新的技術を予測,Webマッシュアップなど10件 なる記事にて10項目を元記事は Gartner社の2008年5月28日の PRESS RELEASES、 Gartner Identifies Top Ten Disruptive Technologies for 2008 to 2012 より引用すれば以下
  1. Multicore and hybrid processors
  2. Virtualisation and fabric computing
  3. Social networks and social software
  4. Cloud computing and cloud/Web platforms
  5. Web mashups
  6. User Interface
  7. Ubiquitous computing
  8. Contextual computing
  9. Augmented reality
  10. Semantics
を参照するに随分とお馴染みの名称を見掛け、最早普及期は過ぎたのでは抔と、 多少違和感がなくもないのですが、其の最たるWeb mashups も尚、云われてみれば SaaS 型アジャイル開発の一般に敷衍し始めた此の時代なればこそ、
“Because mashups can be created quickly and easily, they create possibilities for a new class of short-term or disposable applications that would not normally attract development dollars,” said Mr Cearley.
マッシュアップは簡単かつ短時間に作ることができるので,期間限定や使い捨てのアプリケーションという新たなジャンルが生まれる可能性もある。
と述べられるのも肯じられる様にも感じます。

寡聞にして存じ上げぬは Gartner社が 今日の検索エンジン及び其れを支えるリスティング広告の 隆盛を予想出来ていたか如何かが興味深くありますが、 発言者であるGartner社フェローのDavid Cearley氏の以下の
According to Mr Cearley, Chief Information Officers (CIOs) who see their jobs as “keeping the data centre running, business continuity planning and finding new technology toys to show to people” will not survive. Instead, they will have to think beyond the constraints of conventional, in order to identify the technologies that might be in widespread use a few years from now.
「これからのCIO(最高情報責任者)は,常識の枠にとらわれずに,数年先に普及する技術を予測できる能力を身につけなければならない。企業と新技術の橋渡し役になり,企業が抱えている問題の解決に新技術を役立てられるかどうかを判断する必要がある」(Cearley氏)。
と語られる発言には得心せしめらること少なからず、 上記挙げらる10キーワードには注意を払う必要がある可能性大きく、 WEB等で見掛ければ関連記事には目を通すことになるでしょう。
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Gears VS Office Live Workspace

ZDNet Japanに2008年5月30日に掲載された Stephen Shankland氏のラテックス・インターナショナルによる翻訳記事は グーグル、「Gears」のワーキングプロトタイプを実演 にて Google Gears から Google を外し、プロジェクト名を Gears とする旨記述されており、 Google Gears なれば当ブログでも屡取り上げたのは一連の記事 にて、其のプロジェクトの重要と感じ取れば出来得る限り概要を掴もうと努めたものの、 多少の的外れは宜成る哉、上記記事より引用すれば
Googleが2007年に「Gears」を発表したとき、同社は1つの重要な機能をあまりに強調しすぎた。それは、ブラウザがインターネットに接続されていないときにもウェブアプリケーションが動作することである
と幾分強調し過ぎの感のあり其れのみではないと云う概念に見事に嵌められたのも、 真なる狙いの多少なりとも以前より確りした手応えを感じられるのが下記引用
インターネットの巨人たちがインターネットの基本的な構造をより活気ある方向に導こうとしていることを示している。
にて、諧謔をも幾らか含められるかに思われる下記Prince氏の発言は
「人々はブラウザが多少は壊れていることに気づいていると思う」とPrince氏は講演後のインタビューで述べた。「われわれの多くはそれを改善しようとしている」(Prince氏)
論理的のみにではなく、感覚的にもプロジェクトの方向を感じ取らせて貰える、 其れは基本的方針であると云えば、ブラウザこそ新しきOSならんと云う趣旨にも取られ兼ねませんが、 孰れにせよ最早ネットに於いては遅れを取ったことが鮮明となった 従来のIT業界の巨人 Microsoft にとって大いに脅威を含む方向であることは間違いなく、 対象の上記はインターネットの巨人だけとも限らぬのは ITproの2008年5月23日の記事 「コスト削減が狙いではない」、住友電工OpenOffice導入の真相 を見ても明らかな如く従来のコアコンピタンスであるプロプライエタリなビジネスモデルが 潮流より外れ、漸次傍流へと追い遣られている時代背景に起因すると思われ、 全面的なオープンソースへの切り替えではなく、現状を鑑みての緩やかな変化の結果の プロプライエタリとの併用である内容は却ってOSと並ぶ当社の片腕を捥がれる如き 危機的状況を表すかにも思えます。

大所帯と成り過ぎたMicrosoftの必死に舵をインターネットに向け切らんとする試みが 下記2記事 で紹介されるOfficeドキュメントのオンラインストレージサービス「Microsoft Office Live Workspace」にて、 其の使い勝手が フォトレポート:Office Live Workspace日本語ベータをちょっとだけ使ってみた に画面写真と共に報告されていますが、功を奏するか如何か、 今後の動向が Gears との関係も含め、興味深く感じられます。
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ブログ利用のトマトベリーの音信

serendipityなる概念の通ずるかに興を惹かれたがエントリーは当ブログ2008年5月10日の 苺みたいなトマト、トマトベリー にてご紹介の通常三角形に成長すれば失敗作と見做されるミニトマトは、 端無くも開発者の娘子から与えられたる新たな視点に因ってブレークす 苺が如き容姿のミニトマトがトマトベリーなれば、 往時様々な受賞の報道も踊れど、知りたきはその後の顛末にて、 トマトベリーには公式サイト トマトベリーのすべてがわかるウェブサイト も存在すれど、扠も公式だけでは多少大本営発表的で少し許り淋しと具々れば 表示されるトマトベリーを扱うブログの記事の数々は、 此れこそ求めたるものとて、IT利用の便利で素晴らしき一面を窺い知ることの 就中楽しき場面の一つにて使わざる所由もなく思います。

上記が如く求めたるブログの一つが そら日記 中、関連記事は の二本の上では2008年3月、関西初として贈られたる苗の成長すれば トマトベリーたるは未だ最新のトマトとされるのみで育成者の其の所以も良くは知られぬ儘、 又下では5月になるもミニトマトの一つとして扱われるのが、 受賞等報道に依りて知りたる門外漢と専門家の差が興味深く、 次なる一つ、 タイ香港バリ島・アジアの旅行記、マイレージ、気ままにやって往こう! では旅行がメイン乍、ガーデニング、園芸にも造詣の深いと伺われる運営者により の5エントリが掲載され、 2008年4月にマスコミで話題とて入手のトマトベリーの記事嚆矢より、 6月の最新記事では可憐な黄色い開花の報告がされており、 此れ抔、なかなか実際に育てている方でなければ見られず、 ブログを通して公開される恩恵を吾人の享受出来るものと考えます。
また殿にもう一つは 農家の大浦さん~farming essence~ にて此方も最初の一つと同じく専門家の視点でのブログとなりますが、 一連の記事からは人気者のトマトベリーを扱える喜びが伝わって来るようです。
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ITSSレベル7の無根拠独断偏見人選

IT系の職に携わる以上 ITSS と略称される、現在 バージョン2 が策定されている ITスキル標準 は、ITに関して大別した分野夫々についてスキル、熟達度を7段階に定義する其の指針を、 なかなか無視する訳にも行かない様な状況に漸次空気が動いている感じを受けますが、 その最高レベルとして策定される「レベル7」について、 勝手乍当アーティクルタイトル通り興の惹く儘酔狂に、 独断と偏見に基づきと云えば指名される方こそ迷惑なれど斯界の巨人なれば御目溢しもあろうと、 又以上に依りご異論ある方のご寛恕をもいただき、 3名ほど挙げさせていただこうと思いますのが
  • 村井純氏
  • 西和彦氏
  • まつもとゆきひろ氏
の三氏にて、村井氏については本邦インターネットの父として最早IT業界に於いては語る迄もなく、 まつもと氏については近年IT業界を席巻するRubyの作者にて本邦ならず世界的影響をオープンソース界に与え、 西氏につきましては管見には最近は目立った活動は耳にせずとも、 インターネット黎明期以前にビルゲイツ氏と組んで本邦IT業界に大いなる影響力を持った様に記憶しており 個人的な見解としては西和彦氏のインパクトは 例えばソフトバンク社の総帥にしてファーブス誌に掲載されることもある孫正義氏の比ではなかったように思います。

高橋秀典氏による連載「ITスキルの向上を目指して」に於けます2007年4月2日の第9回、 ITSSとコンピテンシー ~解かねばならない関係とバランス から引用させていただけば
経済産業省で定義されたレベルの相場観で言うと、ITSSの「レベル7」は島津製作所の田中氏であり、日本に何人もいない存在である。
と、ノーベル賞受賞者が妥当であるとなると頗る高いハードルになります上では即ち、 おいそれと列挙もならず、IT業界でも最も其れらしき範疇に限った上での上記三氏を想起してみた訳ですが、また ITSS の一分野として含まれますコンサルタント系では今後のビジネスマンの三種の神器として 英語・会計・ITを取り上げたと云われる 大前研一氏 が検討検討に値する程でしょうか、 此のレベルにある方々は当レベルの許与の実否抔馬耳東風の無頓着にて、 騒ぐは低次の者共のみなれど当相場感についてはミーシーならぬミーちゃんハーちゃん同様、 実に気になる相場感として具体的実例を知りたいものだと思い、 身勝手乍自ら無恥を顧みず当アーティクルをエントリーしてみた次第です。

飽くまで独断と偏見によります上、上記に上げました様な孫正義氏が西和彦氏に劣ると云う意味もありませんので 前者が低次のレベル6に落ち着くかと云うと然う云うものでもなくして、 バージョンが1の頃より喧しくその人材の想定が様々云々された高次レベルの相場感ですが、 以上の様な感じで捉えてもレベル1からの延長上に存在するものではないようで、 一般的な捉え方としても、レベル6を含め、レベル7は別物で一般のIT関係者の埒外ではある様です。

ブログでは屡お目に掛かることも可能にてインターネットの恩恵は其れだけでも大きく思う中、 上記高次に於ける事例は先ず身近にリアルな存在として見かけることも少ない上では、 低次に於いて当該指針は極めて客観的で妥当な定量的指標となると思いますから、 IT系の仕事について発注側は発注先のITSSレベルを尋ね、 受注側はITSSレベルを最低限の線迄上げるような努力が向後必要になるように感じます。

仮想化のIT業界に与えるインパクト

未だ不勉強にて仮想化と聞けばただ一台のパソコンを複数台とみて 様々なOSを走らせられることだけだとの思い込みは身の不覚、 流行にも疎く、いくら空気の読めずとも流石にこれだけ仮想化が騒がれて、更には ITproに於ける海外情勢を読み解くの第39回は2008年5月22日の 仮想化は最重要のインフラ技術,ベンダー依存は危険 が如き記事を目にしては、多少なりとも触れざるを得ない事項であると思い至らせしめられ、 扨そうとなり世の中を其の気になり見回して見れば、 抔、有意義なサイトは幾つも見つかるうちに、 就中ZDNet Japanの2007年02月23日の記事は 「仮想化」とは何か? そのメリットは?(日本語字幕版) では
VMwareで製品担当シニアディレクターを務めるDan Chu氏が、仮想化技術の概要と、そのメリットについて解説
と引用させていただけば専門家の動画による解説が閲覧出来、 4分を少し余る程とコンパクトに纏まった音声字幕付きのムービーであることによるわかり易さに加え、 例えば、実際に使用されるサーバーの能力は5~10%であるとか、 サーバー800台は60台しか必要でなくなる抔、 圧倒的とも思える程刺激の強い定量的にデータを説明中に提示され、 ROIについての言及も宜成る哉と得心せしめられざるを得ない、 と云う具合に仮想化のIT業界に与えるインパクトの強烈さを思い知るに恰好な記事になっているように思います。

今迄看過してきた重要な技術、仮想化に関しては己の迂闊を恥じると共に、 ITに従事する者ならば近い将来必ずや、深くにしろ浅きにしろ 関わりを持たざるを得ない様に感じますので、 何処迄可能かは判然しませんが最低限のフォローは自らに施していく積りではいます。
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オープンソース化されたPBX~Asterisk

日本におけるAsteriskの先駆けでもあるフリー・エンジニアの高橋隆雄氏によるITproへの連載が 2006年3月31日より継続しており、Asteriskについての有益な情報を齎してくれます。 Asteriskを使う---目次 Asteriskについて当連載の第1回 Asteriskとは何か から引用させていただけば
AsteriskはオープンソースのPBXなのである。これまでPBXは知っているが、Asteriskというものの存在を知らなかった人にはちょっと衝撃的かもしれないが、オープンソース化されたPBXが存在し、それがAsteriskなのである。
此処で門外漢にはPBXとて縁遠いですから「PBXとは」で具々ってみれば と幾つか説明の検索されるのを閲覧するに 電話交換機と捉えて大凡間違いはなさそうで、 当記事次頁に於ける
親子機能を持つコードレス電話はある種のPBXであるため、PBXをわざわざ導入する必要もなかったのである。
が理解を助けてもくれるでしょう、 そのPBXがオープンソース化されたとすれば、 個人的に電話交換機の入手、個人的運用の敷居が低くなることを意味することにになります。
同記事の引用を繰り返せば
PBXといえばプロプライエタリなものしか無いのが当たり前だったが、業界初のオープンソースPBX、Asteriskの登場により今後はオープンソースでPBXというのも当たり前の時代となるかもしれないというほど、影響力のあるソフトウエアがこのAsteriskなのである。
とあり、OSの世界で云えばプロプライエタリなWindowsしかなかった処へ颯爽と登場したLinuxといった感じでしょうか、 此処でも当ブログで屡言及している企業側の論理が通用し辛くなっている現状が伺える様に思います。

時を経て2008年3月18日は第30回の ライン・キー問題が解決する!? では本邦お馴染みの電話機能とAsteriskの関係及び
今やオープンソース・ソフトウエアは,様々な側面で基幹業務やWebサービスに使われており,すでに無視できないどころか必須となっている感がある。Asteriskもいずれ日本国内でも無視できない勢力の一つになるだろう。
と本邦のメーカーに警鐘を鳴らす提起もあり興味深く、 更に2008年4月25日の第31回 あらためて解説,Asteriskとは何か? ではAsteriskの現状での位置付けを解説された上で、 本邦固有の問題、音声プラットフォームとしての可能性を述べられており、 WEB技術者は勿論、IT関係者にも看過出来ない情報を提供されています。

氏に警鐘を鳴らされるは本邦メーカーのみにあらずして、 此れは個人的にもオープンソース化についてプロプラエタリな世界から甘んじて身を転ぜよとも受け取られ、 其の為の努力を惜しまぬ様、自らを戒めたいと感じています。
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GPL~GNU General Public License

当ブログ2008年4月8日の記事 jQuery カラーピッカー プラグイン で掠めるが如く登場したのがjQueryカラーピッカーを作者 Steven Wittens氏が公開していた 其のライセンス方法であるGPLにて、 英語版のみ公式とされていれば非公式ではありますが 「ライセンスについて」として日本語訳も本文が公開 されています。

このGPLにつきましては、 一度具々れば と次々と字義が求められますが、 就中、概要から詳細迄、有効に纏められており、 参照に値するように感じましたのが「マイコミジャーナル」の2004年4月13日の特集は海上忍氏の手になる History of GNU - GPLとはなにか にて、特集冒頭には
オープンソース/フリーソフトウェアという潮流の中で、Richard Stallman氏率いる「GNUプロジェクト」は一種独特な存在感を示している。
(中略)
オープンソースが注目を集める今、GNUプロジェクトの憲法ともいえる「GPL」
と其の重要性が語られており、 頁を繰れば次ページ 2.GPLとはなにか? に此のライセンスを特徴づけるものとして以下3点
  1. コピーレフト
  2. GPLの派生物はGPLである
  3. 商業利用可能
が上げられ、 以上条件をプログラム作者が頒布時に利用したい際は当ライセンスを適用すれば良いと云うことになるでしょうか。

ただ、ライセンスと適用、運用面から云えば、 頁を繰って読む程になかなか難しいものであるらしきことが分かり、 特集の纏めとしても
しかし、これほどまでフリー/オープンソースソフトウェアが普及してくると、いろいろな問題が生じることは避けられない。日本だけを見てもGPL違反はすでに何件も発生していること、今後はチップに埋め込まれる形態も増えるため、ますますリバースエンジニアリングが難しくなる -- GPL違反の発見が困難になる -- ことを考えると、人の善性のみ見ていていいのか、という疑念も出てくる。以前どこかでStallmanが「あらゆる社会は信頼を前提にしている」と語っていたが、現実はもう少し厳しいように思えてならない。
とされており、まだまだライセンス形態全体としての紆余曲折の在ることが感じられます。

Steven Wittens氏のjQueryカラーピッカー以外に身近な例としては、 当ブログでもカテゴリーのひとつとして採用しておりますjQueryの、 ライセンスについて当ブログに度々登場していただいております高橋登史朗氏の All Aboutは2007年10月27日の記事、 jQueryの魔法 から引用させていただきますと、
jQueryのライセンスは、MITとGPLのデュアルライセンスで自分のプロジェクトに合うライセンスを選んでそれに従って使用できるという、最近はやりのスタイルです。ライセンス文言はダウンロードしたファイルにすでに書いてありますので、そのまま利用する側が特にすることはありません。
と、 4.主要なフリー/オープンソースソフトウェアライセンス でも項目立てられているデュアルライセンスの一方としてGPLは採用されています。
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サブネットマスクの計算方法とCIDR(サイダー)

ネットワークに於ける基礎的問題サブネットマスクの計算についての解法解説が @ITの「ネットワークの基礎を学習する CCNA対策講座」の第8回として2008年5月15日に掲載されていたのが サブネットマスクの計算をマスターする にて、シスコシステムズによるシスコ技術者認定(Cisco Career Certification)に関してと謳われてはいますが、 IPAの情報処理技術者試験でも初歩的な段階で出題されますので IT従事者には最早お馴染みの得点源であるでしょう、 最初の頁は2進数から10進数への変換ですから、 現行の教育基準は分りかねますが、高校生では必須、気の利いた中学生なら解ける程と考えれば良いでしょうか、 例題より抽出させていただければ、
11011111.11110100.01011001.00110111

223.244.89.55
にて第1オクテットでは255-32なら暗算に弱くとも直ぐ算出出来よう抔と、 楽しみ乍拝見し、頁を繰れば登場したのはCIDRにて Classless Inter-Domain Routing の略称をサイダーと発音するのも知った当時は可笑しく印象的でしたが、 矢張り枯渇の容易に予想され得るIPv4のアドレスに施した対処療法とは云え、 其のシンプルであり乍要件を必要充分に実装した発想の巧みさ、豊かさ、には大変驚かされました。
具々ればどうやら東京大学の安田教授により開発提唱されたとあれば 日本人のインターネットへの貢献を頗る頼もしくも思います。

当該リンク先には問題も其の解答も掲載されていますから、 仮令IT関係者ではなくともパズル感覚で解かれてみて、 インターネットを支える技術の一端に思いを致すのも一興ではないでしょうか。
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