東日本大震災から一年~本ブログに於ける関連記事インデックス

東日本大震災から一年が経ちました。 大きな爪跡を日本全体に残し、今猶 癒えぬままの状態を余儀なくされる未曾有の大震災でした。

311本日にはマスコミに於いてもまた各地方に於いても 様々な思いを抱いた方々が様々な催しを開催されています。 本ブログ運営者はそれらに参加しても自分などが役に立てるだろうか? と思うところもありしかるに別の方法でと考えました。

アクセス解析に於いて検索キーワードで見ると 本ブログの幾つかの記事は書いた当人とは関わりなく 此方は或る程度お役に立てている様子が覗えました。 其処で情報技術者らしく関連ブログ記事をまとめた インデックス記事を配信しようと思い立った次第です。

以下にそれら本ブログ関連記事へのリンクとサムネールと 記事内容を簡単にまとめたものを列挙します。 これら記事が幾許かでもお役に立てれば幸いです。

東日本大震災と原子力発電とインフォームドコンセント

本記事に紹介するに対する ファースト・オピニオンの主体は政府、原子力保安院、東電、 延いてはマスコミ迄含むことになると思います。 即ちこれらの提出情報に対するセカンド・オピニオンに成り得ると 2011年4月5日現時点で本ブログ運営者の管見にて 情報をまとめたものが本記事になります。

一つ目には、大前研一氏に拠るものです。 文章に拠るものが以下、二つ、

動画が、以下二つ、
  • 東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示(3月13日収録)
  • 地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)

二つ目は、タイトルこそ 田原 総一朗×孫 正義 対談 ~東日本大震災について~ と、なっていますが、 孫正義氏、田原総一郎氏と、原発専門家である二方、後藤氏、田中氏に拠る会談動画です。

最後、三つ目は伝説のプログラマーでもあり、ブログ Life is Beautiful を運営する有名ブロガーでもある 中島聡氏に拠る 脱原子力宣言 です。 この情報は facebook 上にて提示されていますがアカウントがなくても閲覧可能です。 但し、コメントをするにはアカウントが必要になって来ます。

此処に掲載した情報は 孰れもファーストオピニオンに提示されているものとは異なる主張のなされ、 複数の視点からの自己の意見の醸成に役立つものと思います。 国民の決意たるインフォームドコンセントは、 これら別アングルから見た情報をも玩味、咀嚼した上で 願わくばなされて欲しいと思っています。

厳しい状況の中の自己棚卸とスキルアップ

最早抜き差しならない状況は当遠州は製造業を主とする工業地帯、 浜松地域をも大きな津波として呑み込んでいる折、 大前研一氏に依る「ニュースのポイント」の2009年2月27日の記事 厳しい状況にある電機業界。副業容認なら、もっと大胆な提案を に提言される
中途半端に正社員のままにするのではなく、全員契約社員にする方が合理的
抔は実に虚を突かれるが興を惹き、更に其の効果として
正社員にしがみつくことだけを考えていても、いざリストラにあったらスキル不足で困り果てるという結果になってしまう。
その点、契約社員として副業専門という立場になると緊張感が生まれてくるので、自ずと自分を磨いてスキルアップしていくことにもつながっていくと思う。
実際このようにしなければ、大企業に勤めている人は打たれ弱い人が少なくないので、「サラリーマンという枠の中で副業を」という意識のままでは現実的に成功しないだろう。
なる様に企業体は勿論、個人としても体質強化を実施することで生き残りを図るべきは、 尤もな主張だと首肯せしめられる中、情報通信、IT系業種に従事する者には、 有用と考えられる記事が、株式会社スキルスタンダード研究所の高橋秀典氏に依る2009年2月17日のコラム キャリアデザインにITSSは有効! です。

ITSSレベル7の無根拠独断偏見人選

IT系の職に携わる以上 ITSS と略称される、現在 バージョン2 が策定されている ITスキル標準 は、ITに関して大別した分野夫々についてスキル、熟達度を7段階に定義する其の指針を、 なかなか無視する訳にも行かない様な状況に漸次空気が動いている感じを受けますが、 その最高レベルとして策定される「レベル7」について、 勝手乍当アーティクルタイトル通り興の惹く儘酔狂に、 独断と偏見に基づきと云えば指名される方こそ迷惑なれど斯界の巨人なれば御目溢しもあろうと、 又以上に依りご異論ある方のご寛恕をもいただき、 3名ほど挙げさせていただこうと思いますのが
  • 村井純氏
  • 西和彦氏
  • まつもとゆきひろ氏
の三氏にて、村井氏については本邦インターネットの父として最早IT業界に於いては語る迄もなく、 まつもと氏については近年IT業界を席巻するRubyの作者にて本邦ならず世界的影響をオープンソース界に与え、 西氏につきましては管見には最近は目立った活動は耳にせずとも、 インターネット黎明期以前にビルゲイツ氏と組んで本邦IT業界に大いなる影響力を持った様に記憶しており 個人的な見解としては西和彦氏のインパクトは 例えばソフトバンク社の総帥にしてファーブス誌に掲載されることもある孫正義氏の比ではなかったように思います。

高橋秀典氏による連載「ITスキルの向上を目指して」に於けます2007年4月2日の第9回、 ITSSとコンピテンシー ~解かねばならない関係とバランス から引用させていただけば
経済産業省で定義されたレベルの相場観で言うと、ITSSの「レベル7」は島津製作所の田中氏であり、日本に何人もいない存在である。
と、ノーベル賞受賞者が妥当であるとなると頗る高いハードルになります上では即ち、 おいそれと列挙もならず、IT業界でも最も其れらしき範疇に限った上での上記三氏を想起してみた訳ですが、また ITSS の一分野として含まれますコンサルタント系では今後のビジネスマンの三種の神器として 英語・会計・ITを取り上げたと云われる 大前研一氏 が検討検討に値する程でしょうか、 此のレベルにある方々は当レベルの許与の実否抔馬耳東風の無頓着にて、 騒ぐは低次の者共のみなれど当相場感についてはミーシーならぬミーちゃんハーちゃん同様、 実に気になる相場感として具体的実例を知りたいものだと思い、 身勝手乍自ら無恥を顧みず当アーティクルをエントリーしてみた次第です。

飽くまで独断と偏見によります上、上記に上げました様な孫正義氏が西和彦氏に劣ると云う意味もありませんので 前者が低次のレベル6に落ち着くかと云うと然う云うものでもなくして、 バージョンが1の頃より喧しくその人材の想定が様々云々された高次レベルの相場感ですが、 以上の様な感じで捉えてもレベル1からの延長上に存在するものではないようで、 一般的な捉え方としても、レベル6を含め、レベル7は別物で一般のIT関係者の埒外ではある様です。

ブログでは屡お目に掛かることも可能にてインターネットの恩恵は其れだけでも大きく思う中、 上記高次に於ける事例は先ず身近にリアルな存在として見かけることも少ない上では、 低次に於いて当該指針は極めて客観的で妥当な定量的指標となると思いますから、 IT系の仕事について発注側は発注先のITSSレベルを尋ね、 受注側はITSSレベルを最低限の線迄上げるような努力が向後必要になるように感じます。

アンシャンレジーム、空港建設を大いに妨害す

当ブログ2008年3月29日のアーティクル「 産業を支える浜松の中小企業 」でもご紹介した経営コンサルタントの大前研一氏が日経BPNetに於ける 「産業突然死の時代の人生論」の2008年4月23日でのコラム第125回「 新福岡空港にみる財界人の駄目さ加減 」にて旧時代体質が空港建設に於いて大いなる弊害となっている旨の執筆をされており、 先ずは福岡空港の移転について言及されているのですが、 頁を繰ること3頁目 に似た話の筆頭として静岡空港についても触れられているのは、 前回は浜松の中小企業を持ち上げられているだけに、多少残念な心持です。

当コラム2頁目 で述べられているこの原因と思われる部分を引用させていただけば
余計なコストがかかる大工事が必要だからこそ、「なるべく遠いところに、でかい空港を造ろう」ということになるのが、我がニッポンなのだ。まさに「壮大なゼネコン国家」である。地元の経済人にとっては、工事がしたいだけなのは明らかだ。これが実現することになったら、うれしくて仕方ないだろう。
(中略)
そのような不便な条件を持つ場所に空港が造られるのは、「なるべく遠くに置いたほうが土木にはいい」「余分に工事ができる」からだ。
と、近年公共事業の縮小で厳しい現状のゼネコン業界に追い打ちを掛ける様な内容となっており、 此れは果して祇園精舎の鐘の声なるや、 以前隆盛を極めた炭鉱とて今や虎の皮ならぬボタ山と財政破綻自治体を残すのみにて、 栄枯盛衰は世の常なれば斯界関係者は腹を括らねばならぬ事態か、一時的な春の嵐か、 ゼネコンの後を受け一大潮流にならんと成長を続けるIT業界の片隅に蕭条と口を糊する者としても、 洞が峠を決め込むか、以って他山の石と成すべきか、さてこそもののあはれなれ。

産業を支える浜松の中小企業

goo提供の大前研一さん「ニュースのポイント」の 今の韓国にとって重要なのは、裾の産業を育てる政策だ では、韓国の慢性的な対日赤字が新政権の重要課題に浮上していることについての考察があり、 その要因としての日本の機械や部品についての強さについて言及がありました。
日本では、東京都大田区をはじめ、東大阪市、浜松市、諏訪市など、 根気強くモノづくりを支える中小企業がたくさんある。
モノ作りに熱意と根気を持って経営している数多くの中小企業が、 産業を支えるインフラストラクチャーとなっているのだ。
上記、引用です(強調部は当記事書き手)。
浜松市がカリスマ・コンサルタントとも云える大前氏に本邦経済の自力を支える一因として、 評価されているのを住民として誇らしく思うとともに、 グローバル論的評論を展開する許ではない氏の評論も此れに限らず参考になるように感じました。