ビットコイン2013年末まとめ

日本国の普通のコイン

2013年最後の記事とて今年後半俄かに注目を集めた ビットコインBitcoin) を取り上げ、霜月から師走に掛けての2箇月程の関連記事をまとめ度思います。

ビットコインは一般には余り話題に上りはしませんがIT系の今年最も大きなトピックの一つとして間違いないでしょう。 なんとなれば既に米国や中国などの大国が国家としての検討課題に挙げ、 欧州にも発展途上国にも存在感を示してもいる其の通貨は 実にオープンソースにしてピアツーピアと言う実に情報技術的な手法上に構築されているのでした。

現時点でほぼ一般には知られることなく殆ど遣り取りもされはしませんが、 IT専門家や経済学者、投機筋には話題の中心となるのも屢々で、 如何に流通する貨幣価値が担保され得るのかをも顧みさせ、 貨幣経済の根本についても考えさせられるものとなっています。

ビットコイン実体化

ファーストサーバ社前代未聞のサーバー大規模障害の一週間

レンタルサーバサービスに於いて 前代未聞とも言う事態が発生してしまいました。 今IT関連として漸く一般的になりつつある言葉の クラウド もその信用を失墜させかねない事態です。

発端、6月20日

それはよくあるサーバー障害かと思われました。 障害発生当初2012年6月20日夕方の時点の様子がtogetterに ファーストサーバー障害によるユーザーの声・・・ としてまとめられています。 この時点ではしばしば見られるような長くても半日あれば 全てが復旧されるような障害かと思われていた感があります。

しかしその予想は完全に裏切られました。 全く前例のないような事態であったため この時点では誰も予想が付かなかったのです。

ファーストサーバ社

今回大規模障害を起こしてしまったのはサーバーサービスを主業務とし ビジネス仕様と言うことでその安定性に評価を取っていた筈の ファーストサーバ株式会社 でした。 障害発生から翌々日、 段々とその重篤な事態が判明しつつあった2012年6月22日午前の時点で 同社のホームページトップには以下引用するお知らせが掲載されていました。

エディオン対ビックコジマ連合~家電量販店の敵は家電量販店か?

家電量販店周りが只ならぬ動きを見せています。 すわ、業界再編か!? と思えば否定する声もあり、 状況は混沌として来ました。

ビック・コジマ連合先制

先に動きのあったのは 株式会社ビックカメラ株式会社コジマ でした。 ロイター2012年5月11日のニュース ビックカメラがコジマを約140億円で買収、経営を再建 や同日のウォールストリートジャーナルのニュース ビック、コジマ買収発表=140億円、家電量販2位に―業界再編加速へ で伝えられるようにビックカメラがコジマを買収することで 業界2位の位置へと繰り上がることになったのです。

ビックカメラは6月26日付けでコジマが実施する第三者割当増資を引き受け、 発行済み株式総数の50.06%を約141億円で取得、 過半数を保有する筆頭株主となり、コジマを傘下に収める形となります。 ビックの宮嶋社長はコジマの社外取締役に就任する体制で コジマの東証上場は維持されるとのことです。

ITと関わらざるを得ない消費者庁、景表法ステマ事例を具体化

ソーシャルゲームのコンプガチャ周辺を巡る問題もあり 頃日IT業界では消費者庁の一挙手一投足に注目の集まる様相を呈しています。 今回同庁はステマに関して一歩踏み込んだ内容を公表しましたので 本記事に取り上げたいと思います。

用語ステマの一般への周知

ステルスマーケティング は今や ステマ と略され、かなり世間一般に知られるところとなっています。

ステルスマーケティング自体、 従来マーケティング業者の専門用語の範疇で 更にそれが2チャンネル風に略され用いられるとなると、 本ブログに2011年8月17日の時点で ステマとは? なる記事を配信しましたが、 この略法が一般的でなかったことが知られるでしょう。

ステルスマーケティングについてはその特性から鑑みれば 所轄官庁が消費者庁となるのが自然であり、 その対応はステマと言う略語がメディアに大きく取り上げられることで 耳目の集まるところとなっていました。 本ブログには2011年10月29日の時点で 消費者庁公式見解でフリーミアムやステマなどが問題にされる なる記事を配信し、 取敢えずの所轄官庁として公式見解が伺える内容とはなっていますが、 幾分曖昧模糊たる感じは拭えないものでした。

米マイクロンがエルピーダ買収、業界第2位へ

紆余曲折が有りましたが 本ブログでも度々お伝えしたきた エルピーダメモリ株式会社 の買収が決まったようです。

本ブログ関連記事

本ブログに今年2012年、 エルピーダの経営不振から倒産迄を扱ったのは以下記事に於いてでした。

関係者各位の努力も空しく日本唯一の半導体DRAM専業メーカー エルピーダメモリ株式会社は倒産の憂き目を見たのでした。 現在エルピーダメモリは会社更生法下で再建を目指しています。

テレビCM迄用意したアマゾンのファッション分野注力に関する考察

アマゾンと言えばネットショップ最大手で有名です。 その主な商品は書籍かと思いきや 最近は書籍に留まらず品揃え豊かで最早総合商店、百貨店と言って好いかも知れません。

アマゾンのファッション注力とテレビCMを伝える各メディア

そのアマゾンがファッション関係に力を入れることが明らかになりました。 それは2012年4月16日に公表され各オンラインメディアの伝えるところとなりました。 以下にそれらを列挙します。

これら記事のニュースソースとなったと思われるのが…

IT活用企業パーク24~バーチャルとリアルのバランスの難しさ

駐車場の経営と聞くと個人的にはアパートなどと同じく 土地の所有者が遊ばせておくのも勿体無いと 近隣の方へ貸し出すような印象がありますが、 勿論一部上場大手企業も存在します。

駐車場大手5社

2006年のデータで大分以前のものになりますが 帝国データバンクで配信されたデータに 特別企画: 駐車場経営148社の動向調査 があり、その本文はPDFファイル 駐車場経営148社の年収入高合計、前年度比9.9%増加 ~2期連続黒字企業が大半を占める~ として2006年12月14日に配信されています。 これには以下大手5社として

  • パーク二四(株)
    直営駐車場数5348 ヵ所、駐車台数12万1782台
    年収入高約539億4900万円
  • (財)自転車駐車場整備センター
    自転車駐車場952ヵ所、収容台数63万台
    年収入高約99億8000万円
  • 日本パーキング(株)
    駐車場数402 ヵ所、駐車台数は2万450台
    年収入高約91億4100万円
  • リパーク(株)
    駐車場運営管理台数7万5879台
    年収入高約40億5500万円
  • 日本駐車場開発(株)
    駐車場運営管理台数8428台
    年収入高約37億5000万円

が列挙されています。

頃日躍進振りを伝えられたパーク24

さて上記2006年時点の駐車場経営最大手 パーク24株式会社 は今も尚業界トップに君臨するようです。 その躍進振りを頃日伝えてくれたのがSankei.bizの2012年3月28日のニュース…

もっとTVとNOTTV、似ているのは名前だけ?

もっとTVNOTTV をご存知でしょうか? NOTTVがサービスを開始したのは2012年4月1日、 もっとTVがサービスを開始したのは2012年4月2日、 どうやらこの二つ、似ているようで同じではないようです。

notTVとは?

一日開始の早かったサービスのnotTVは NTTドコモグループの株式会社mmbiが運営する NTTドコモ製携帯端末向けマルチメディア放送サービスです。 世間をお騒がせした地デジ化が2011年に完了したため それ迄地上アナログテレビ放送が使用していた電波帯が空きました。 その領域を使った携帯電話向け放送のことです。

開業ジャパンディスプレイはグローバルリーディング企業足るか?

Sony XEL-1 株式会社産業革新機構(INCJ) 7割出資の筆頭株主となるべく2,000億円を出資した ジャパンディスプレイ が愈々計画通り船出しました。

ジャパンディスプレイ発進!

本ブログでも未だジャパンディスプレイの社名決定の前に記事にして、 当該企業が国内家電

  • 東芝
  • 日立製作所
  • ソニー
3社の中小型液晶事業を統合した新企業であることをお知らせしたのが の2記事でした。

ジャパンディスプレイの資本金は2,300億円、 株主構成は上記の通りINCJが70%、 後は3社が10%づつ持ち合うことになります。 規模として従業員数は当初の約7600人から1,000名以上減じた 6,200名と発表されています。

ジャパンディスプレイの事業開始についての報は…

ヤマザキマザック産業スパイ報道に見る大手メディアの問題

産業スパイも情報化産業に至っては様変わりが見られるようです。 スパイを敢行する相手組織にあの手この手で潜入するのは変わりませんが、 スパイの代表ジェームズボンド007のようなアクションシーンの展開は期待出来ないでしょう。 ジェームズボンドの狙いは情報と言ってもそれはマイクロフィルムなどに焼き付けられ 物理的なものとして存在しているにも関わらず、 今はコンピュータネットワークを用いた窃取が主な手口となるからです。

ヤマザキマザック産業スパイ一連の報道

愛知県に本拠を置く世界最大手の工作機械メーカー ヤマザキマザック から機密情報を窃取した容疑者逮捕のニュースが 各オンラインニュースサイトに挙って取り上げられたのは 逮捕当日2012年3月27日から3月28日に掛けてでした。 以下各ニュース記事のリンクを列挙します。