今だ
スティーブ・ジョブズ氏逝去
の余韻冷め遣らぬ中、
彼のこの世への大きな置き土産
iPhone
の価値をその初期に知らず剰え軽視をするに及ぶを
今となって悔やんでも悔やみ切れぬ後悔と共に
苦労を強いられている組織があります。
オンラインウォールストリートジャーナルの2011年10月3日の記事
Sony Ericsson's Strategy: Get Smart
が2チャンネル等で翻訳され出回っているようです。
英文記事は読者登録しないと限定部分しか読めませんが、
翻訳には非常に意味深なソニーエリクソンのCEOの言及があります。
翻訳タイトルは
ソニー「我々の敗北理由はiPhoneを軽視してしまったことだ」
とされ、各サイトに流布する翻訳記事を引用すれば
10年前、日本のソニーとスウェーデンのTelefon AB L.M. Ericssonは、
著しい成長をしていた世界の携帯電話市場に参加するために「ソニーエリクソン」を設立した。
しかしソニーエリクソンはその後厳しい状況に置かれることになる。
ウォークマン携帯やサイバーショット携帯が好調な一方で、
世界市場でのシェアの構築には、モトローラ、ノキア、アップルなどのメーカーに苦戦を強いられている。
Gartnerの調査結果によると、2009年度第3四半期に4.3%あったソニーエリクソンの世界市場のシェアは、
2011年度第2四半期には1.7%まで低下している。
ソニーエリクソンのCEO、バート・ノルドベリ氏は会社と顧客環境の変化について、
「2007年にiPhoneが登場した際、我々はもっとiPhoneを真剣に考えるべきであったことは間違いない」と語った。
となっています。
iPhone が原因とも思えませんが、
軽視する全体に蔓延していたとしたらその凋落は免れ得ぬ処でしょう。
世界市場のシェアは2011年度第2四半期には1.7%とされ、
ソニーエリクソンの苦境が窺い知れる内容となっています。
そのような状況もあってか…