プロプライエタリなソフトウェア(proprietary software)の配布形態は近年大幅な変貌を遂げつつあります。 従来はCDなどにプログラムが焼かれパッケージに封緘されて利用者の手元に小売店などを通じて届けられたものですが、 今や多くの国でインターネットが隅々まで敷設され、ネットワーク回線も年々速度を増せば、 ネットワークを通じて配布し、ユーザー管理も同様にネットワークを介して提供される処となりました。
此の形態を称してクラウド型とするのも最早耳に馴染みのあるものですが、 中にも2種類の提供法があるようです。 一つはGoogle社やセールスフォース(Salesforce)社に代表されるSaaS型でしょう。 プログラム自体は手元ではなく提供側のリモートサーバーに存在し、 作成データのみをネットワークを介して利用する形態です。 もう一つがプログラムを手元にダウンロードして手元のコンピュータにインストールして利用する形態です。 後者の方式を以て一般には サブスクリプション(制[度]・契約) と呼ばれ、其の代表がマイクロソフト社の Office 365 であるでしょう。 そして同じくサブスクリプション制の採用が話題となり、 本記事タイトルにあるように実際に契約、利用してみた Photoshop写真業界向けプログラム はアドビ(Adobe)社の提供するクラウド型のプロプライエタリ・ソフトウェアになります。