盗人は背広を着てことを為す

今時昔の赤塚不二夫氏の漫画に登場する様な、 ハンチングハットに怪傑ゾロの様な眼蔽いの下の大きな口の周りは髭が丸く生えて、 唐草文様の丸く膨らんだ風呂敷を背負っている、 抔と云う其れこそ絵に描いた様な盗人の居る筈も無いのは、 Webに於いても同じこと、 貴兄が財産を狙うホームページは背広を着てインターネットを徘徊している様です。
去る2009年は3月19日、ウイルス対策ソフトで著名なシマンテックがWebサイトを利用した攻撃の現状について、 説明会を催した際の記事 シマンテックが最近の動向を解説
「Web攻撃」は怪しいサイトではなく正規サイトを使う
が同日、@ITに高橋睦美氏の文責で掲載されています。

記事に依れば益々巧妙となる手口が複雑化するWebサイトを隠れ蓑に、 アクセスする者に何某かの不利益を齎す旨、報告され、 対策にはエンドユーザー側、Webサイト側の双方に於けるものが欠かせず、具体的には
  1. エンドユーザー側
    パッチの適用や最新のセキュリティソフトの利用
  2. Webサイト側
    クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションといったWebアプリケーションの脆弱性を作り込まないような設計、開発
とあります。
また同記事には
SQLインジェクションのような単純な脆弱性を狙った攻撃は減っていると期待したいところだが、現実には増えている。
ともあれば、複雑な対策は扠置き、基本的と云われる対策からでも、 其れなりの効果を上げることと考えられ、 生体認証だの遠隔監視だの思い悩んでいるよりは、 兎も角も先ずはお出掛けの際は南京錠でも施錠を確りと、とのことになるのかも知れません。

登記簿取得代行翌日配送サービス

教えて君.netに著わされたるは2009年4月14日が記事 法務局の登記簿謄本をオンライン申込できる「登記簿取得NET」 に紹介さる、なかなか面白そうなビジネスモデルとして興味を惹かれる、 其の主たる旨を引用すれば、
創業したてのベンチャー企業は、「金なし」「モノなし」「人なし」のないない尽くし状態からスタートする。事業を開始する際には、登記簿謄本が必要になることがよくある。法務局が近くにあればいいが、わざわざ地下鉄を乗り継いで行く場所にあるときは、いちいち取りに行くのが面倒だ。「登記簿取得NET」で代行取得してもらおう。
とあるが 登記簿取得NET に於ける提供サービスにてあり、 首都圏ではなかなかに理解し難く思われるも、 此処遠州にて尤もと感じると云うのも百聞は一見に如かず、 法務局・地方法務局所在地一覧 を見れば矢張り浜松に該当役所の在らずして、 いつもの如く、名古屋若しくは静岡へ出向く必要があればこそ、 此の運賃及び掛る時間と
商業登記簿の場合、手数料950円+配送料1000円+印紙代1000円の合計2950円
を天秤に掛ければ、どちらに傾くかは自ずと明らかかと。
法務局たるは然うは訪れる機会もなかりしに、 偶の好機とて社会見学がつら訪問するは面白からんも、 起業するとは正しく忙しき最中の方に取り、 此の費用対効果は時間を含めて如何相映りますか、偖。

検索リファラに異変あり

Googleの検索エンジンに関する新施策なれば、 此れ又物議を醸すかに思われるが、 検索リファラのURL構造を変更するとの旨、2009年4月14日に発表されたとのこと、 SEMリサーチの2009年4月19日の記事 Google、検索リファラを変更、検索ランキングデータが取得可能に に言及されています。
此処には
この新しい検索リファラは、従来の「/search?」の部分が「/url?」に置き換えられる。したがって、現在使用している解析ツールが、Google自然検索の流入と判断するときに「/search?」に依存していると、正確にデータが取得できないので注意が必要。
とあるを、勿論アクセス解析サービス提供の方々には云わずもがな、 加えて逆にご使用のブログシステムがurlをブログ内検索クエリに使用していれば、 仕様を変更する必要も生じるかも知れず、 なかなか悩ましき思いもされる各システム開発担当者も居られるかに拝察。
然りとてアクセス解析ツール及びブログシステム提供のシステム開発担当者ならぬ此の身に嬉しき一報は、 新パラメータとして cd= に掲載順位データが提供されれば、 アクセス解析に様々な可能性を齎す上では、 当ブログ2009年3月3日アーティクル アクセス解析の危機 に言及されたる趣旨とは全く正反対の施策にて、 まさかとは思ったものの一抹の不安も拭い切れねば、 此れに至って成程、Googleは未だ此方のベクトルを有し置くのであると一安心が次第。

javascriptクロージャに関する覚書

恥し乍、javascriptに関して何も分からない自らを見ての本アーティクルは、 其れを思い知らしめてくれた本タイトルを実に分り易く説明されているサイトを見つけ出しての、 粗其の儘の内容の、ホンの僅か、此の身に分り易くする為の変更をしてのものにて、 其の元サイトと云うは
プログラミングの整理簿Javascriptプログラミング7 クロージャと高階関数 なれば、其処には更に詳細が、又他にも有用な記事が揃えば、 偶々此方に漂い付いた方も真に解決法を求れば其方を参照いただきたく思います。 また、IT戦記のamachang氏も2008年2月8日の記事 jQuery(document).ready(function($) {})() と function(){}() に自分用メモとして関連した覚書をされ、 bkブログでは高林氏が2005年7月23日の記事 JavaScript とクロージャ で水彩画と云うか、水墨画と云うか、当該事項を用いたサンプルプログラムを公開され面白く、 共に参考になるかと思います。
投稿日:
カテゴリー: javascript

Geo Visitors

タイプとしては当ブログカテゴリーともなる なかのひと と同系列なれど、主に地理的解析を提供することも如実に示すかのグーグルマップとのマッシュアップが目新しく、 又其れが、慣れ親しんだツールとも相俟って使用性の向上にも結び付いてかと考えられるブログパーツが、 Digital Point Solutions 提供の geo visitors にて、当リンク先に表示される View Location Of Visitors To Your Site のテキストエリア枠内のコードを自ブログ内にコピー&ペーストするのみと、 使用法は至って簡便なるを実施すると以下の表示
Geo Visitors Map
がされ、データが収集される様です。 データの保存されるは24時間とありますから、 過去一日のみに限られますが、 自ブログへ来訪者が何処より来たったかを窺い知れ、 又、マーカーの色濃きが程、最新のアクセスであり、 表示はリアルタイムでされるとなれば、 使いように依っては地域性を伴ったキャンペーンの効果検討に用いること可能なるかも知れません。 但し当初は赤々と燃える様なアクセス解析マップも時間の経過と共に白々と、 24時間後には露と消えぬれば、なかなかに幽き仕様が床しく思います。
又、緑のマーカーが一つ地図内に表示され、 アクセスが込み入ればなかなか分かり難いでしょうが、 View なるプルダウンメニューから Show Yourself を選択することに依って極近傍が表示され、 判明し易くなるかと思います。 此れは如何やら自ブログの運用サーバーの位置となる様です。
Hot'n Cool ブログの2007年5月23日の記事 ビジターは世界のどの国から? Google Map - Geo Visitors に依れば、既に数年の運用実績がある様なれども、 具具れども其れ程の情報は得られず、 本邦にては少々知名度も低く感じられればこそ、 なかなかに面白きものなればものは試し、 好奇心旺盛な貴兄のブログにもおひとつ如何でしょう。 但し位置情報はIP及び其の付加情報DBの参照より得られるものでしょう上、 マーカー位置は訪問者のものも含め、数kmの誤差は含む様ですので、 概観を見通すものとのご了解で悪しからず。

Google App EngineのJavaに対応す

従来Pythonでのみ利用可能だった Google App Engine に於いて新たにサポート言語として Java が追加された旨、様々報告される内の記事の一つが、 @ITは西村賢氏に依る2009年4月8日の Google App EngineでPythonに続いて第2弾/ グーグルのクラウドがJava対応、JRubyも稼働か にて、Javaを主に開発に利用される方には朗報かと思われます。
上記記事には
  1. Java 6対応のJVM
  2. JVMはサンドボックス環境での動作
  3. スレッド生成やローカルのファイルシステムへの書き込み、JNI(Java Native Interface)は利用不可
  4. App Engine DatastoreがJDO 2.3(Java Data Objects)またはJPA 1.0(Java Persistence API)から利用可能
  5. JavaMailインターフェイスを使ったメール送信が利用可能
  6. 画像処理のためのサービス利用可能
抔や、 JRubyについての詳細情報もあれば、 興味のお有りの方はご参照願い度思います。

Webアプリ脆弱性スキャン

兎角頃日喧しく云われるはインターネットならではの危険性、 其のネット上に自社にてWebアプリケーションを提供する事業者ならば、 矢張り気に掛けざるを得ないが其の脆弱性の有無にて、 情報漏洩にホームページ改竄抔、危険を挙げれば枚挙に暇無き折、 CNET Japan吉澤亨史氏の文責にて2009年4月10日に挙げられる記事 脆弱性を毎日診断、無料スキャニングサービスをBBSecが提供 によればネットワーク経由でWebアプリケーションの脆弱性を検査するサービスを検査のみにてあれば無料で提供とあるが、 株式会社ブロードバンドセキュリティー(BBSec)CrackerGuard(クラッカーガード) です。
同様のサービスは以前より eVICTOR 等も有り、 株式会社アンツビズシェアの説明 より引用させていただけば、
eVICTORは、お客様のシステムに対し擬似的なハッカー攻撃 を再現することにより査定を行うソフトウェアです。システム中のソフトやコンフィギュレーション における脆弱性、更にオープン・ポートを確認するため、全ハードウェア及びソフトウェアプロファイル を参照し、各ポートからお客様のネットワーク、というように全ポートに渡り、それぞれテストが行われます。 そして導き出された結果を、問題点、及び対応策と共に全て報告書にまとめ、ご提供いたします。
とあるに対し
脆弱性を日常的に毎日チェックし、適切に対処していくことが必要となります。 CrackerGuard(クラッカーガード)は、企業の社内ネットワーク及びウェブサイトの脆弱性を毎日診断し、その結果を専用のWebページで報告するサービス
と引用されるクラッカーガードでは毎日の無料診断と専用Web頁が用意されるが付加価値かと存知ます。 但し、脆弱性が検知されれば其の詳細は有償サービスにて齎されることになりますので老婆心乍。

当ブログで2008年5月14日のアーティクル クレジットカード産業の業界セキュリティ基準PCI DSS で取り上げたがPCI DSSに於いても同様に、 オンデマンドで使いやすく、コスト効率の高い PCI コンプライアンス と題され記される QualysGuard PCI なるサービスも提供されれば、 此の類なるWebブラウザがあれば享受の可能な、其れでいて最新情報に対応される 所謂SaaSタイプのサービスの需要は益々増大し、 其れは情報セキュリティに於ける重要なる位置を占めることになるのかも知れません。

フレッシャーズの為の情報セキュリティ

近年、ITは当ブログは2008年12月24日のアーティクル 電気・水道・ガス・IT にも言及の如く、最早社会的インフラの様相を為せば、 今年度より新たに社会に一歩を踏み出さんとされる方にも、 必須のスキルとして要求されるが、其の情報セキュリティにて、 大仰なものは必要なくとも最低限、個人的に主に使用する配給のパソコンに対する配慮抔考えるに、 CNET Japan編集部の新澤公介氏の2009年4月3日記事 セキュリティの基本知識を伝授--マイクロソフト、新社会人向けコンテンツを公開 に依ればマイクロソフトは2009年4月2日(当該サイトでは3月25日公開と記載)に、 セキュリティに関する基本知識などをステップ1からステップ3に分け、 新社会人向けのセキュリティ対策コンテンツを公開したとあるが、 フレッシャーズの皆さん、十分なセキュリティ知識はありますか?
~はじめて PC を使う方のためのセキュリティ特集~
にて新人さんのみならず、パソコン、インターネットに慣れ親しんだ方にも、 もう一度基礎からセキュリティについて確認するに有用であると思います。

データストアに於ける動的プロパティ作成

GAE関連参考書籍を見るにアマゾンでも邦訳されたるは数少ない中、 日経ソフトウェア2009年1月号 にて扱われたる内の特集の2、松尾貴史氏の文責なる タダで手軽に始められる Google App Engine でWebアプリを公開してみよう が当ブログのレベル的にも程好く参考にさせていただくも、 雑誌たれば其の情報の早さが肝が処、1月号と云えば既に去年は12月発売のものを、 月遅れと云うには大巾な遅延となりたる桜の盛りも過ぎ様かと云う、 正しく間抜けが字面の似つかわしい当アーティクルにて御座候。

当ブログは Google App Engine カテゴリーの前回なる2009年4月2日のアーティクル Google App Engine に於けるWebデータ保存 にてはプロパティを事前に決め置く処理も、松尾氏に依れば
アプリケーションを作るときは、 データストアに格納するデータの形式を前もって決めておくことが基本ですが、 なかなか決められないこともあります。
Datastore APIには、このようなときに便利なクラスがあります。 dbモジュールの「Expando」というdb.Modelを継承したクラスを使うと、 モデル・クラスにプロパティとして定義していない形式のデータでも 動的にデータストアに格納できます。
とあり、此れを今回は実際に Google App Engine スペース上に展開して見ました。

ノートPC電源的アプローチGoogleサーバー

オープンの雰囲気を漂わせ乍、 なかなかに其の内実を垣間見せることも無きGoogleの、 運用サーバーについて、其の特徴的なるがモジュール毎に電源を備えることにあるとは、 CNET Japanに2009年4月5日に掲載されたはStephen Shankland氏(CNET News.com)の文責にて、 翻訳校正は川村インターナショナルなる記事 グーグル、自社設計のサーバを初公開--データセンターに見る効率化へのこだわり により得られる知見です。

Googleのサーバーと聴けば伝説の、 当ブログ2008年3月22日アーティクル 未踏シリコンバレーツアー2008 にも取り上げた古川氏ブログのシリコンバレーでの一日なる2008年3月18日の記事 にはGoogle社内を逍遥しつつある処、
眼に飛び込んできた、サーバーラックがグーグルが初めてインターネット上で検索サービスを提供した自作のサーバー...現代の1Uに収まるブレードサーバーなど無い時代なので、パソコンのマザーボードの下にコルク版を張ってショートしないように高密度実装、ボードの隙間にねじ止めもしていないハードディスクがゴロリと基盤の上に転がってラックに挿入されているものだから、マザーボードが全て反り返って凹んで見えるという実装方法...学生さんや個人が実験として使うには良いにしてもIT企業のマシンルームであれば、あり得ないって話であります。ところが、その日の夕方コンピュータ・ヒストリカル・ミュージアムへ行ってみれば、グーグルから寄贈されたこのサーバーのラック1本分が、ENIAC、IBM System360、VAX11/780やCray 1に混じって「歴史を創ったコンピュータの1台」として、ちゃんと展示されていたのに驚きでありました。
と語られる脇にはコンピュータ・ヒストリカル・ミュージアムでの氏撮影の件の物件の写真も掲載され居りますれば、 興味ある方はご参照の程を。