インターネット参入当初より、アクセス解析の必要性に気づいていたオイシックスでは、独自にアクセス解析ツールを開発し、サイトのマーケティングに役立てていたから其の黎明期よりアクセス解析の重要さに気付き、利用していたのは、 実に先見の明が有ったと共に、同サイトの成長も肯ける様に思います。
当記事では 株式会社インフィネット の提供するアクセス解析サービス ClickTracks に多く文面を割かれていますが、 矢張り興を惹かれるのは利用者の利用形態にて、 其れは下記引用
マーケティング部署の社員やメルマガの担当者も解析を行っていたオイシックスに端的に表われ、最早アクセス解析が其の産まれの所以である サーバー管理の為の上での技術者だけのものではないことがはっきりと語られています。
其の具体的利用法として
2つのページを用意してClickTracksのタグ分析の機能でA/Bテストを行い、どこがクリックされてその後の経路がどのように変わっていったか、コンバージョン率がどのように変わっていったかということを調べていきました。これらの結果をノウハウとして蓄積し、お客様の行動がどのようになっているかを知った上で、デザインやサイトの構造を組んでいくというのは非常に重要だと思います。と語られ、当紹介サイトの成功を鑑みれば正しく王道は王道として実に有効にて、 又同時に全く共感せざるを得ません。
以下引用では
アクセス解析ツールの使い方に関しても傾向を見るためだけでなく、仮説を立てて、その仮説を検証して問題を解決していくためのツールだと思っています。アクセス解析ツールはお客様の心理や行動を再現するツールであって、アクセス解析ツールから何かが生み出されるというものではありません。仮説というものがなければ、ツールを使う意味はないと言ってもよく、常に“お客様にとって使いやすく、より良いサービスは何か”ということを考え、それを実現するために仮説を立ててアクセス解析ツールを利用するというのが基本的な考え方ですとセブンイレブンの単品管理をも髣髴とさせる考え方が述べられており、 其れを証明するが如く、続く陳述中
アクセス解析とオイシックスのデータベースを連携させたいと考えているのですが、それを行うには大変な作業が必要となってしまいます。これらを簡単に連携させるような手法やツールがあると、もっと便利になると思いますね。リアルの店舗ではPOSなど、売上を分析するインフラはありますが、お客間様の行動と売上を連携して分析するのは難しいです。その点、アクセス解析とデータベースを連携できれば、インターネットならではの使い方ができると思いますのPOSなるボキャブラリーに顕われており、 又其れを上回らんとする気概も頼もしく、同社の上昇機運を含む空気が伝わって来る様です。
一見アナログな企業理念を実現するに、 大いに活用されるデジタルの権化の如きアクセス解析の対比が、 其の業績と同様、目にも鮮やかに感じられます。