XQDとメモリーカードの規格の変遷

その昔ヒットしたソニー社のウォークマンはカセットテープを再生するという制限から カセットテープ以上に小さくすることは出来ませんでした。 しかしアップル社の大ヒット商品iPodはCDの入る余地などないほど小さく 最新のものは腕時計代わりになるまでコンパクトに出来ています。 これほど音楽再生機器の小さくなったのは一重にその記録情報媒体にあるでしょう。 iPodでは最初こそ記録媒体にパソコンと同じくHDDを使用していましたが 直ぐにメモリーチップに置き換えられました。 音楽は小指の爪ほどのICチップの中へ詰め込まれることとなったのです。

メモリーカードとは?

このメモリーチップを利用した技術は様々な処で活躍してきました。 iPodが一般的になる以前はメモリーチップを利用したガジェットに音楽を詰め込んでおく手法も良く見られたものです。 USBメモリースティックもメモリーチップを利用しており それでファイルを受け渡すことも今や余りに一般的になり過ぎて、 ウィルスに注意する必要まで出て来たことは言う迄もありません。

メモリーチップをコンパクトに詰め込んで広く使われているのがメモリーカードでしょう。 例えばお手元の携帯電話にはカードスロットが付いていないでしょうか。 ここに差し込んだメモリーカードに電話帳などの記録を保存出来るのですね。 携帯電話が壊れてもメモリーカードが外部に相当するので連絡先や予定の情報は大丈夫と言う寸法です。 更にはカメラの外部記録装置としてもメモリーカードが活躍していることは デジカメファンの方なら知らない筈がない処でしょう。 音楽再生装置ではカセットテープに相当したメモリーカードはカメラではフィルムに相当する訳です。

新規格XQDメモリーカードと実商品

斯くも活躍の著しいメモリーカードですがその新規格が…

書店インストアマーケティングの進化~モール店、自炊、スタバ本

昨日2012年1月5日に記事にした 目から鱗のスタバ本~出版界起死回生の一手 に於いて参照した日経ビジネス2012年1月4日の橘川幸夫氏の寄稿 大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発想 ~ これまでになかったタイアップの構造とは は非常に示唆深い内容であるように思います。 昨日の記事では主にスターバックス・アートブック 、即ち スタバ本 を取り上げ、出版社、取次ぎ、書店の三者連携の妙手として紹介しました。 これとは別に橘川氏の稿からは三者の中にも特に書店について興味深い進展が見て取れます。

データから見られる書店の大規模化

先ず書店というリアル店舗の物理的な形態を見てみます。 すると…

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目から鱗のスタバ本~出版界起死回生の一手

出版業界の不況は言われて久しくありますし、 裏付けするデータも多く出されていもします。 構造的な不況も言われ、インターネットなど外圧的影響にも言及される状況下、 日経ビジネス2012年1月4日の橘川幸夫氏の寄稿 大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発想
これまでになかったタイアップの構造とは
にはとても興味深い出版に於けるビジネスモデルについて解説されています。 その手法名は記事タイトルにもある通り今の処 スタバ本 とするのが言い得て妙な感が有りますが、 スターバックス珈琲に留まるものでは有りません。 これから多くの企業、組織がこの手法を用いて出版ビジネスに関与するのではないかと予想されます。

スタバ本の発行組織

スターバックス・アートブック 、通称をスタバ本とするこのシリーズを開発・運営しているのは…

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WiMAX上り1.5倍高速化本日12月28日開始、対応端末も公表

UQコミュニケーションズ株式会社 より2011年12月27日にニュースリリースの配信され 本日2011年12月28日より上りの速度が1.5倍に高速化されるサービスが開始される旨公表されました。 そのニュースリリースが 上り高速化対応サービス開始日および対応機種のお知らせ になります。 リリース内には対応するWiMAX機器も公開されています。

上り速度高速化の速度と手法

本ブログ2011年11月14日の記事 WiMAXの上り速度1.5倍高速化~変調方式64QAM採用 にも詳細を記した処ですが、 速度は従来の…

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普及の進むGoogle Apps~宿敵はマイクロソフトOffice365

Google Apps(グーグルアップス) と言えば 本ブログにもカテゴライズする 謂わずと知れたGoogle社のオンラインオフィススイートです。 このGoogle Appsは着実に顧客を取り込みシェアを伸ばしています。

そんな状況をITmediaが折に触れ配信してくれているのでまとめてみました。

教育機関への導入と標的MS Office365

ITmediaエンタープライズの2011年12月26日の記事 Google Appsをカリフォルニア大学バークレー校が採用 Office 365との比較表を公開 に拠れば米カリフォルニア大学バークレー校が 2011年12月22日に学生および職員向け、ユーザー約6万5000人のメールと予定表システムとして Google Apps for Educationを採用したとのことです。 6万5000人と言えば大きな数字ですが教育機関であれば効果はこれに留まりません。 学生が世に巣立ち社会に出ても慣れ親しんだツールが職場でも選ばれるのは屡聞く話です。

そして此処では明らかに…

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アマゾンはKindleを売りたいのではない~低利益率ビジネスモデル

販売が好調なKindle Fire( Kindle Fireは未だ日本では数寄者のもの :2011年12月21日記事参照)は iPad のライバルと目されています。 しかし果たして本当にそうでしょうか? Kindle Fire(キンドルファイアー)を販売するのは ネット書店で有名なAmazon社ですが果たして当該社は本当に iPadの対抗馬として勝利する為にKindle Fireを戦線に投じたのでしょうか?

Kindle App for iPadの投入

RBB Todayの2011年12月22日の記事 Kindle AppがiPadに対応! Kindle Fireに与える影響は? ではAmazonのKindle Storeで扱う電子書籍37万5000点が読める Kindle App for iPad の投入を敵に塩を送るかの如く捉えています。 Kindle Fireも未だ万全ではなくKindle Storeの販売戦略に重きを置いたとされますが、 これは旨い認識には思えません。

少しアマゾンの戦略を異なるアングルから見たいと思っている際に用立つ記事が配信されました。 それは…

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iPhone、iPadホームボタン効き悪化対策、ステッカー予防策まとめ

iPhoneやiPadにiPodなど、所謂アップル社のiOS端末を長く利用していると ホームボタンiPadで困った時には 2010年9月22日記事参照) の効きが悪くなることがあるようです。 原因は接触不良だったり、ソフトウェア的な問題だったりと様々であるようですが その様な際の対策法がネット上には共有されています。 大いに普及したiOS端末であればこその環境で利用者としても旨みを感じる処ですね。

iOSが5へとバージョンアップしてホームボタンの使用頻度こそ落ちましたが、 そこは極々基本的なボタンですから効きが悪くなる場面にいざ直面すれば 深刻な事態と迄はいかなくともストレスの溜まる状況ではあることは確かです。

この問題に関しては原因や対策が幾つかあるようですので 共有してくれているネット上の記事をそれぞれにピックアップしてまとめとしてみました。 但し中には些か問題のある手法も含まれていますのでお試しの際は自己責任で、 相当の覚悟を持って実施する必要があります。

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米SOPA法案に見る矮小化する国家

頃日ネット上を賑わしているキーワードに SOPA法案 があります。 SOPAは the Stop Online Piracy Act の略で2011年10月に米国下院にLamar Smith議員により提出されました。 オンラインに於ける海賊行為の停止、防止、撲滅を狙った要旨となっています。

ハリウッドを擁する米国ではコンテンツの海賊版の横行が甚大な被害を及ぼしているとされ、 それを何とか防ぎたいが為に草案されたとのことですが、 その過激とも言える内容の為、多くのネット企業を始めとしたネット界隈が猛反発を示していると聞きます。

このSOPA法案についてはネット上にも多くの日本語で記された資料が見付かりますが、 5ページに渡り詳細に分かり易くした記事を配信してくれているサイトがあります。 それは…

nanaco(ナナコ)カード とは?来春のお得なサービス変更

nanaco(ナナコ)カード とはイトーヨーカ堂、セブンイレブン、デニーズなどを擁す 株式会社セブン&アイホールディングス が日本国内で展開するサービスの名称です。 ソニーのFelica(フェリカ)による非接触型通信技術を搭載しており、 電子マネー及びポイントサービス機能を持っています。 この機能はnanacoカードだけでなく 同じくFelicaを採用しているおサイフケータイでも利用することが可能となっています。 カードの発行は関連子会社の 株式会社セブン・カードサービス からされています。

このnanacoカードではちょっとお得なキャンペーンがほぼ常時行われており、 セブンイレブンなどで該当商品を購入するとボーナスポイントが加えられる のもそのひとつですが、 その系列で目を惹くもうちょっとお得なキャンペーンがちょいちょい催されます。 それは…

iモードからdメニューへ~ドコモ課金モデルとGoogleウォレット

日本では余り馴染みがありませんが Google社の決済サービスにGoogleチェックアウトがありました。 2006年6月30日に開始されたサービスで登場から暫く経た Gigazinに当時の記事が2006年12月10日付けで 知られざるGoogleの決済サービス「Google Checkout」とは? として残されています。

決してGoogle社も力を注いでいたとは言い難い決済サービスですが、 時代が進むに連れ、具体的に言えばGoogle社が基本ソフトウェアである Android(アンドロイド)を提供するスマートフォンの普及が進み、 スマートフォンにて決済を其の場にて行う利用者の行動もごく普通のものとなれば、 事態は大きく転換しつつあります。

その状況を鑑みたものに違いないでしょう、 そのGoogleチェックアウトとGoogleの新サービス Google Wallet(グーグル・ウォレット) が統合されたニュースがガジェット通信の2011年11月18日付の記事 Google、『Google Checkout』を新しい決済サービス『Google Wallet』に統合 として配信されています。

Googleウォレットとは 本ブログでも2011年9月19日の記事 Google Wallet ≠ 日本のおサイフケータイ に起こしたように日本のおサイフケータイと求める機能は同じなれど、 その実現手法が異なる互換性のないものです。

さて、NFC機能を搭載したスマートフォンで利用可能になるGoogleウォレットは決済も可能である、 と聞けば、何処かで聞いたことのあるシステムの気がします。 それは…