プロプライエタリなソフトウェア(proprietary software)の配布形態は近年大幅な変貌を遂げつつあります。 従来はCDなどにプログラムが焼かれパッケージに封緘されて利用者の手元に小売店などを通じて届けられたものですが、 今や多くの国でインターネットが隅々まで敷設され、ネットワーク回線も年々速度を増せば、 ネットワークを通じて配布し、ユーザー管理も同様にネットワークを介して提供される処となりました。
此の形態を称してクラウド型とするのも最早耳に馴染みのあるものですが、 中にも2種類の提供法があるようです。 一つはGoogle社やセールスフォース(Salesforce)社に代表されるSaaS型でしょう。 プログラム自体は手元ではなく提供側のリモートサーバーに存在し、 作成データのみをネットワークを介して利用する形態です。 もう一つがプログラムを手元にダウンロードして手元のコンピュータにインストールして利用する形態です。 後者の方式を以て一般には サブスクリプション(制[度]・契約) と呼ばれ、其の代表がマイクロソフト社の Office 365 であるでしょう。 そして同じくサブスクリプション制の採用が話題となり、 本記事タイトルにあるように実際に契約、利用してみた Photoshop写真業界向けプログラム はアドビ(Adobe)社の提供するクラウド型のプロプライエタリ・ソフトウェアになります。
オンラインストレージの魁、クラウドの代表的サービスとして
本ブログ及び姉妹ブログでも数度に渡り取り上げたのが
2011年10月6日、
アップル社の創立者
スティーブ・ジョブズ
氏が逝去されました。
謹んでお悔やみを申し上げます。
(ジョブズ氏についてご存知のない方は2011年9月26日記事
インターネットで光やADSL、CATVなどブロードバンドの仕組みが広がる
所謂ナローバンド、即ちアナログモデムやISDN回線の時代は
画面に写真一つが表示されるにしても、
それこそジリ…ジリ…と僅かずつ表示されるのを待たされたものでした。
その時代には画像を軽くしたり、
ホームページの記述言語であるHTMLの書き方を工夫する必要がありました。
しかしブロードバンドの時代に移ってからは
そのような努力は地道だからこそか、あまり聞く事もなくなりました。
このまま運営、提供側は工夫することなく
ホームページのデータを肥大させていって良いかと言えば、
どうもそうは問屋が卸してはくれないようです。
Evernote が大いに受けたのは手書きのメモでもスキャンして
クラウドに放り込めばデジタルデータで検索可能になる、と言う機能でした。
これには
OCR(オーシーアール:Optical Character Reader)
と呼ばれる技術が使われています。
手書きのパターンから文字を判別しデジタルデータに置き換える技術です。
このOCR技術のエキスパートである創立者が独立して2001年に設立したのが
提供される機能は
コラボレーション領域
では
クラウド
と言えば矢張りその代表的なオンラインストレージ(
言葉としてかなり一般的になると同時に営業的にも使用される感が多くなって来た
クラウド
です。(