IT系の職に携わる以上
ITSS
と略称される、現在
バージョン2
が策定されている
ITスキル標準
は、ITに関して大別した分野夫々についてスキル、熟達度を7段階に定義する其の指針を、
なかなか無視する訳にも行かない様な状況に漸次空気が動いている感じを受けますが、
その最高レベルとして策定される「レベル7」について、
勝手乍当アーティクルタイトル通り興の惹く儘酔狂に、
独断と偏見に基づきと云えば指名される方こそ迷惑なれど斯界の巨人なれば御目溢しもあろうと、
又以上に依りご異論ある方のご寛恕をもいただき、
3名ほど挙げさせていただこうと思いますのが
の三氏にて、村井氏については本邦インターネットの父として最早IT業界に於いては語る迄もなく、
まつもと氏については近年IT業界を席巻するRubyの作者にて本邦ならず世界的影響をオープンソース界に与え、
西氏につきましては管見には最近は目立った活動は耳にせずとも、
インターネット黎明期以前にビルゲイツ氏と組んで本邦IT業界に大いなる影響力を持った様に記憶しており
個人的な見解としては西和彦氏のインパクトは
例えばソフトバンク社の総帥にしてファーブス誌に掲載されることもある孫正義氏の比ではなかったように思います。
高橋秀典氏による連載「ITスキルの向上を目指して」に於けます2007年4月2日の第9回、
ITSSとコンピテンシー ~解かねばならない関係とバランス
から引用させていただけば
経済産業省で定義されたレベルの相場観で言うと、ITSSの「レベル7」は島津製作所の田中氏であり、日本に何人もいない存在である。
と、ノーベル賞受賞者が妥当であるとなると頗る高いハードルになります上では即ち、
おいそれと列挙もならず、IT業界でも最も其れらしき範疇に限った上での上記三氏を想起してみた訳ですが、また
ITSS
の一分野として含まれますコンサルタント系では今後のビジネスマンの三種の神器として
英語・会計・ITを取り上げたと云われる
大前研一氏
が検討検討に値する程でしょうか、
此のレベルにある方々は当レベルの許与の実否抔馬耳東風の無頓着にて、
騒ぐは低次の者共のみなれど当相場感についてはミーシーならぬミーちゃんハーちゃん同様、
実に気になる相場感として具体的実例を知りたいものだと思い、
身勝手乍自ら無恥を顧みず当アーティクルをエントリーしてみた次第です。
飽くまで独断と偏見によります上、上記に上げました様な孫正義氏が西和彦氏に劣ると云う意味もありませんので
前者が低次のレベル6に落ち着くかと云うと然う云うものでもなくして、
バージョンが1の頃より喧しくその人材の想定が様々云々された高次レベルの相場感ですが、
以上の様な感じで捉えてもレベル1からの延長上に存在するものではないようで、
一般的な捉え方としても、レベル6を含め、レベル7は別物で一般のIT関係者の埒外ではある様です。
ブログでは屡お目に掛かることも可能にてインターネットの恩恵は其れだけでも大きく思う中、
上記高次に於ける事例は先ず身近にリアルな存在として見かけることも少ない上では、
低次に於いて当該指針は極めて客観的で妥当な定量的指標となると思いますから、
IT系の仕事について発注側は発注先のITSSレベルを尋ね、
受注側はITSSレベルを最低限の線迄上げるような努力が向後必要になるように感じます。