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アマゾンクラウドサービス

当ブログでも2008年9月14日に取り上げた Webストレージサービス/アマゾンS3 がアーティクルのアマゾンのクラウドコンピューティングについての知見が bpspecial ITマネジメント の栗原潔氏の手になる連載コラム 「あと一歩」の差を付けるリーディングエッジ の第14回は2008年10月8日公開の記事 アマゾンが着々と進める「クラウド戦略」の「真の凄さ」 に掲載されているより引用させていただけば
米国の新興企業には、まず、S3とEC2で社内のアプリケーション基盤を構築するケースが増えているようだ。基盤を迅速に立ち上げることができ、初期設備投資が少なくて済み、運用要員が最小限で済み、将来の業務拡大にも十分に対応できるからだ。まさに、ベンチャー企業には最適なサービスと言えるだろう。
とあるのは米国に限らず当ブログは2008年8月14日のアーティクル クラウド・コンピューティングの実使用例 でもご紹介の通りブログ Life is beautiful を屡参照させていただく中島聡氏の率いる Big Canvas も巷で好評のiPhone向けデベロッパーとして其の一端を担えば、 中々に本邦も捨てたものではないかに思います。

アマゾン提供のクラウドサービスの本来の頭文字に略称されぬは
  1. S3:Simple Storage Service
  2. EC2:Elastic Compute Cloud
とあるより語彙関連部の引用に
「elastic」とは「弾力性のある」という意味だ。ユーザーが求める処理能力に応じてゴムのように伸び縮みして対応できるというイメージで考えればよいだろう。
とあるこそ、新規立ち上げベンチャーにもお誂え向きである事由の分かろうと云うもの、 最早充分はビジネスボリュームを得るまでは、 自社サーバーを立てるでもなく、ホスティング屋からサーバーを借りることもなく、 クラウドコンピューティングで従量制の賃貸し、 と云う手法が此れからの主流となるのかも知れません。

またアマゾンのクラウドコンピューティングサービスに於いては 頁を繰ること三頁目に項目立てられる アプリケーションのプラットフォーム提供も推進 より引用の
「アマゾンは、Webショップの基本機能(例えばショッピングカートやチェックアウト機能など)を提供するAPI群を、公開している。これが、WebStore by Amazonというサービスだ。ユーザーは月額料金を支払うことで、独自のオンラインショップを迅速に立ち上げて運営することができる。
とあり、レコメンデーション機能を含むアマゾンのシステムを流用できるとなれば、 此処に於いても態々サーバーを契約した上で更にシステム構築の労を取る必要も軽減された上で手に入るが、 件のシステムなれば、ECサイト抔、構築の予定のある方に取り考慮するに如くはないかと存知ます。

まとめとして利用者にとっては当然乍サービスの停止は死活問題であり、 其れを他者に提供するに当たってはアマゾン側の問題ではありますが、 情報セキュリティの三大要素CIA、即ち
  1. Confidentiality:機密性
  2. Integrity:完全性
  3. Availability:可用性
の内でも部外者抔には兎角軽く見られ勝ちな Availability(可用性) が実に重要なコアコンピタンスとなることが提言されています。

初期ビジネスモデルについて

Big Canvasなる組織を立ち上げ、 iPhone向けアプリを提供する中島聡氏のブログ Life is beautifulの2008年10月10日の記事 iPhone向けお絵描きソフト「SmallCanvas」リリース は同組織のiPhone向けの新サービスはお絵描きソフトとされる SmallCanvas の告知であり乍、初期ビジネスモデルについて興味深い知見が、 現在進行中の経験をも携え掲載されています。

教科書通りに行けば、 初期の資金の調達には目指すビジネスモデルの形態と、 その損益分岐点を超える迄の目論見が、 確たるべくビジネスプランとして書類に纏められるが束にして、 其の筋に提供されるのが本筋に聞き及び、 その実効性たるや如何、 思えば集めたお足の使い道の判然せねばM&Aに走るがIPO流行の常道だったかの如くあり、 氏も当該経験の持たれるに言及しておられれば、 今回は教科書は用いずに行こうとは、 Big Canvasにてはビジネスモデルは遣り乍見付けると云う段取り、 場当たり的と云わば云え、仮令投資家からの調達は受けられねども、 引用させていただけば
 2000年に私の一つ目のベンチャー企業として起業したUIEvolutionを経営して、一つはっきりと分かったことは、最初からビジネスモデルがキチンと作れているベンチャー企業なんてほとんど存在しない、こと。成功するベンチャー企業に欠かせないのは、「完璧な戦略・ビジネスプラン」などではなく「市場から学んだことをもとに柔軟にプランを変更していける適応能力」。

 それならば、どのみち大幅に書き換えなければならないビジネスプランの作成に無駄な時間を費やすよりは、「まずは無料版のサービスで市場に出て、そこからビジネスのネタを見つけ出して行く」というメタ・ビジネスプラン、というのもありだ、というのが私の考え。
なる確固たる主張の語られれば肯んぜざるを得ぬ力強さに、 果て、これなるは如何なる既視感かと己に問えば、 取り出だしましたるは積み重ねられた傍らの書籍の山から、 最早古典たるビジネスマン必読の一冊 ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 にもビジョナリーカンパニーたる条件に数えられしや否や。

Webストレージサービス/Dropbox

当ブログ2008年9月14日のアーティクル Webストレージサービス/アマゾンS3 にて言及のオンラインストレージサービスへの欲求は、 彼処も同様のようにて、 404 Blog Not Foundの2008年09月19日の記事 これは一本とられた - Dropbox でアルファブロガー小飼弾氏も絶賛しているを拝見するに、 ソフトをインストールするに依り、ローカルとオンラインで同期フォルダの使用が可能になれば、 何処からでも同ファイルのアクセスの可能になるがこそ求めるものは、
実はこういった仕組みは、subversionやrsyncといった形ですでに存在し、かつよく使われている。Dropboxのえらいのは、これを誰にでも使えるような形で提示したことだ。
と小飼氏が述べられるが如く プログラマーを生業とする方達には最早必須と聞き及ぶシステムの 一般への開放となり、 Heartlogicの2008年09月12日の記事 究極のファイル同期・共有サービス「Dropbox」が一般公開。Linux/iPhone対応 には
  1. 設定後は特別扱いの必要がない
  2. 同期速度が速い
  3. 履歴管理がサーバー上でなされている
と、纏めるに拝察される説明がなされるは正しく一般向け、玄人向けの良い所取り、 使用法にも ネタフルの2008年9月12日の記事 [N] ファイル共有・同期サービス「Dropbox」正式公開! より引用させていただければ
ネタフルでも、
▼「Dropbox」複数環境のデータをバックアップ・同期
▼ローカルのフォルダ経由でシームレスに利用できるオンラインストレージ「Dropbox」を試す
というエントリーを書いていますので、使い方についてはそちらを参考にしてください。
と抜かりなきを、 上記三つの記事に共通するのは共に iPhone にて同サービスが利用可能な点で、 成程利用画面写真を拝見すれば、 己の物欲の消え掛けた焼け木杭に火が点きそうである困りものなれど、 早速取り入れたるが Dropbox です。

インストールすれば如何にも便利さを感じさせる雰囲気が漂う其の画面、 50GBで月額9.99USドルが一年ならば99.99USドルと、 アマゾンS3の1Gバイトあたり月額15セントのストレージ料金と、1Gバイトあたり20セントのデータ転送料に比して如何なるや、 と思うに何と太っ腹、2GB迄は無料にて、 暫くは使い勝手の様子抔を見る積りなるも、直ぐにも手放せなくなりそうな予感の当該Webストレージサービスの詳細の 少し許り古い情報なればこそエッセンスを窺い知れる記事が @ITの2007年4月9日の記事 HDD以上に便利なオンラインストレージ“Dropbox” として掲載されており、稿の最後に語られる DropboxのCEOにして開発者のDrew Houston(ドゥリュー・ヒューストン)氏の言、
将来的には、どのコンピュータを使っているかとか、大切なファイルがどこにあるかは考えなくても良くなるでしょう。ファイルは全部、必要なときに目の前にあるんです。Dropboxのコアになる技術が、それを可能にすると、われわれは信じています。
こそ クラウドコンピューティング を正味に感じさせてくれます。

デザインからITを考えるビジネスマガジン

Webサイトのユーザービリティを考慮する際、 手元に置いて大いに参考となるは大概が厚手の書籍にて、 煩雑なるべしとて思われた吾人も多くはないかと拝察するに、 PCの脇に開いて置ける、待望の定期刊行のムック DESIGN IT!magazine―デザインからITを考えるビジネスマガジン (vol.1(2008)) なるの既に2008年6月16日創刊されたるを知らざるは迂闊、 書肆にて入手すにはあらず、 さる講座にて参考資料として拝領仕り、 危うく見逃す処の難を逃れたのでした。

然る講座にて指導していただいたのは DESIGN IT! を主催する ソシオメディア株式会社 代表取締役社長の篠原稔和氏にて、 氏の人間味溢れる講座は楽しい乍もためになれど、 扨、不肖の生徒としては講義から逸脱の内容こそ印象に残れ、 氏の話柄が iPhone に及ぶや、容易に察っせらるは掛ける熱情の今や溢れんとするに、 其処は時間の制限のあることにて、発せられたは 「我慢、我慢」 とて、生徒連の思わず笑みの洩れるを、 扠こそ持ち帰ったる拝領の当雑誌をば拝見すば、 成程、巻頭から二十頁に渡る大特集が組まれていたのでした。

勿論当書冊はユーザービリティにては、 ワンアンドオンリーならずとも、其の最も優れたるは、 インタビューイー、インタビュアーからも伺われば、 当該事項に興味のおありの方総てに向けられて、 薦められて然るべき書冊に存知仕、 編集後記の
編集作業を終えた今、編集部一同、何かが始まる予感に包まれています。 本誌を手にとった皆さまがそこに加わり、さらにはその実現に向けて参加していただくことを強く望みます。
なる氏の言葉に惹かれて善光寺参りならぬ、 ユーザービリティを包含したデザインとITの大きなうねりに、 身を参らすも一興かに思います。
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カテゴリー: IT

Webストレージサービス/アマゾンS3

95や98の頃に比べればNT系となり随分と安定性の増し、 作業中のデータを失うことも少なくなったWindowsですが、 ストレージ系は矢張り消耗品であれば、故障によるデータ損失の危険は常に付き纏い、 データ量の大きいネットワーク型ストレージも最近値段の落ちれば、 VPN抔で何処からでもアクセス出来る様にはなるものの、 更に煎じ詰めればアマゾンのS3、即ち Simple Storage Service の様な形が理想的ではないかと思えます。

当サービスについての説明は Amazon S3 をバックアップストレージとして使うメモ に詳しく、閲すれば、
あくまでWebアプリケーションなどのためのストレージサービスなので
とあり、例えば Life is beautful の2008年7月20日の記事では
ユーザーがPhotoShareにアップした画像は、一度EC2側のアプリケーション・サーバーにキャッシュし、そこから非同期でS3に移すというアーキテクチャになっている
と中島氏のiPhone用サービス PhotoShare に実際に使用されれば、上記に妄想した如く、 クラウドの向こう側に隠れたフォルダに気軽にバックアップと云う訳にはいかないかも知れず、 中島氏の記事にもS3サーバーの落ちた旨、当事者として生々しい記述のあり、また、 CNET Japanの2008年2月28日の記事 アマゾンのストレージサービス「S3」に障害--信頼性をめぐりWeb 2.0界に波紋 にも
S3サービスはすばらしいが、今回の件でS3は信頼できないことがわかった。サービスの障害時間が非常に長かったので特に問題が大きい
当事者の証言がありますから、未だ万全なる使用候補にも上がらないかも知れぬを承知の上で、 同CNET Japanの2006年3月15日とS3サービス開始の2日遅れの記事 アマゾン、開発者向けホスティング型ストレージサービスを開始 に見られる大きな期待は下記引用
S3を利用する開発者は、1Gバイトあたり月額15セントのストレージ料金と、1Gバイトあたり20セントのデータ転送料を支払うことになっている。
の魅力的な価格設定、及び改善を図られるべき信頼性と共に、 今後の更なる発展を望みたいと思います。

クラウド・コンピューティングの実使用例

クラウド・コンピューティングに於いては Googleの提供サービスの利用抔も立派な使用実例に思いますが、 尚一歩進んだ、踏み込んだ利用法として、 当ブログ2008年8月7日のアーティクル 縁の下で鎬を削るクラウド・コンピューティング に下記にある如く
AmazonのEC2については屡参照もさせていただくブログ「Life is beautiful」の 中島聡氏がiPhone向け新サービス PhotoShare の後方支援に採用されたシステム
と、自社サービスの提供のインフラとしての利用の実例があり、 此れ等の利用法が向後増えるに勢いを増すとされれば、 クラウド・コンピューティングなる概念の 今後5年間に普及する革新的技術としてGartnerに予測される処 となるのだと思います。

引用文中の中島聡氏のブログ「Life is beautiful」より をクラウド・コンピューティング関連記事として上げさせていただきたく、 上の2008年3月31日の記事の時点では、 PhotoShare の存在は知られておらず、 他記事2008年6月29日付 「iPhone開発者支援プログラム」と進化圧と によれば4月よりiTunes App Storeのオープン日、7月18日に合わせたカットオーバーに大童は未だ至らぬ時点で、 クラウド・コンピューティングの一要素と思われる スケーラビリティ に加えディスカウント・キャッシュ・フロー抔を駆使して アマゾン・クラウドと自前サーバーのコスト比較及びビジネスに於ける優劣を検討されており、 此処で氏が当該システムのインフラとして様々思い悩んでいたことが窺えます。
結局クラウド・コンピューティングを利用することに決定されれば、 今後の推移が実に興味深い PhotoShare ですが、上記リスト下の2008年7月20日付の記事では、 当日午前より午後はお茶の時間過ぎ迄続いたアマゾン・クラウドの不具合に、 見ているだけで胃の痛くなるような顛末の感想が
しかし、Amazonを信頼してPhotoShareをホスティングしてもらっているのに、7時間半もS3をダウンさせてしまうとは困ったものだ。まあ、この手の問題は自分たちでサーバーを管理しても起こりうる話とは言え、こんな風に「自分では何も出来ない状況」に陥る可能性があるのが、クラウドコンピューティングを使う時のリスクであることを再認識したしだいである。
の如く纏められていれば、 実際にビジネスに利用された実体験に基づいた知見は、 現時点のみならず、実に有用な情報に考えます。

「なかのひと」が「うごくひと」をリリース

「なかのひと」と云えば当ブログでは先ず2008年3月26日のアーティクル なかのひと でアクセス解析型ブログパーツの代表格としてご紹介もし、更に2008年5月15日 「なかのひと」の神秘的一面の分析・考察 では其の運営団体が神秘のヴェールに包まれているも技術力が高いと思われる謎の集団である旨、 参照記事を引用し乍、少考のご報告抔させていただきましたが、 当運営団体が新サービスをリリースするにあたり、 従来サービスの高い評価を受ければこそ、 様々なサイト抔にて紹介を受けており、 屡参照させていただくアルファブロガーの方々のブログも例外では無いようで、 idea*ideaでは2008年8月6日付で iPhoneにも対応した、無料ケータイアクセス解析『うごくひと』がリリース! を、phpspot開発日誌では2008年8月7日付で ケータイ用高機能アクセス解析ツール「うごくひと」 をエントリにより紹介されているのが うごくひと です。
ユーザー登録やIDなどは、「なかのひと」と共通です。
とのことで、当ブログでは「なかのひと」を導入しておりませんし、 データも分析する程の量は集まりませんから該当しませんが、 既に「なかのひと」を導入し、充分なデータ量を得ている方抔は、 直ぐにも「なかのひと」で証明済みの高機能且つ多機能な解析結果の得られ、
アップルの iPhone(アイフォーン)にも対応しています。
とのことですので、今話題の携帯の方からのアクセス状況も閲覧でき、 なかなかに食指の動く処ではないでしょうか。

縁の下で鎬を削るクラウド・コンピューティング

CNET JapanにJim Kerstetter氏の文責を2008年8月4日付にて当該編集部の翻訳構成した記事 IBM、日米2都市にクラウドコンピューティングデータセンターを設立へ の掲載にて
Googleは、同社のウェブベースアプリケーションで消費者のニーズに応え、Amazonは新興企業向けホスティングサービスを提供し、さらにSalesforce.comなどは多くのオンデマンドソフトウェアを提供している。しかし、IBMがビジネスコンピューティング分野の有力企業であることはつい忘れがちだ。
なる引用中挙げられる内、 Googleについてのクラウド・コンピューティングは身近にも多く知られ、利用されている処にて、 又、Salesforce.comについては2008年7月27日付 規模の経済の一効験/クラウド・コンピューティング
ITproは中田敦氏による2008年4月15日の記事 「あなたのビジネスをクラウドへ」,SalesforceとGoogleがMS/IBMに宣戦布告 に依れば米Salesforce.comと米Googleでの提携では 「SalesforceとGoogleが次世代エンタープライズ・アプリケーション基盤を作る」と宣言 と高らかに宣言され、記事タイトルの あなたのビジネスをクラウドへ が合言葉として交わされ、
と当ブログでも取り上げたことのあり、 AmazonのEC2については屡参照もさせていただくブログ「Life is beautiful」の 中島聡氏がiPhone向け新サービス PhotoShare の後方支援に採用されたシステムにて、 夫々濃淡はあれど、其の存在は心得ていましたが、 IBMの其の一角に食い込む活動を知らぬは迂闊でした。
併し乍、
IBMの幹部らは、ホスティングサービスの提供は同社にとって新しいことではないと明言した。では、コンピュータ業界のほかの企業はどうか。IBMに言わせれば、彼らこそが新参者だという。
とクラウド・コンピューティングとホスティングサービスの同義に扱うは、 未だクラウド・コンピューティングのなんたるかも曖昧な当方には僭越乍も、 多少、違和感の残る言及ではあり、 穿って云えば、新概念に於いては置いてけ堀を喰った当該社の強がりにも聞こえます。

ともあれ、2008年7月27日付当ブログのアーティクルでは、 マイクロソフトの様々な参照記事にてはっきり乗り遅れたと断言されたクラウド・コンピュータ分野では、 IT業界先端企業が鎬を削っていることは確かな様です。

携帯機種変更に於けるデータ継続利用

世はiPhoneで喧しい中、ぎりぎり 906i 発表前に手に入れるも 浮世に離れる5万の値の付く 905i にはなく、 其の時其れは確かに二世代になくして一世代が前機種とは 904i と云えば五十歩百歩の謗りの免れぬ機種は N、 即ち Docomo N904i の時が相場は市場に枯渇せしを反映した2万程が、 ヤフオク等オンライン上で取引される由、見聞きし居る折も折、 ひょいと立ち寄るスーパーマーケットの携帯コーナーが5月下旬、 何気も期待も無しに尋ねれば売り子嬢の 904i の最後の一台の残る旨、 機種は何かと問えば N なる応えに耳を疑い、 更に細かく問えば、以前より目を付けし件の N904i の加えてオレンジカットなるは、 ピンポイントでの在庫の一台の何たる僥倖、 昼の休みの合間にて長く留まれぬを其の場で口約束に取り置けば、 翌々日に手に入れたる値こそ1万円程なれ、 此れぞ携帯獲得の裏技と大いに喧伝したけれど単なる幸運とは重々知れば、 一人ほくそ笑み乍、手に馴染ませるを数日、 扨も気に入り候此処でこそ重要なるが前機種よりのデータの引継ぎは、 店頭にて作業さるお定まりの内容にては多くは求めぬ身にも少々不足にあれば、 取り出だしましたるブログは彼のアルファブロガーの手になる IDEA*IDEA の2008年は2月朔月のエントリ Googleカレンダーを携帯から見る方法(Google Calendar Mobile Gateway) にて、餡子の足りない鯛焼きが如き多発されるベストセラー自己啓発本の IT利用としては口裏を合わせたが如き揃って先ず項目立てらるることに因りても、 其の有用性を知らる Google Calendar の、携帯からの閲覧を至極便利にしてくれるサイトの紹介は yamamoWorks による Google Calendar Mobile Gateway リニューアル なるを、機種変前機種F902iが頃より愛用せば、 今回の新機種移行にも大いに威力を発揮せり。
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カテゴリー: IT

パソコン・携帯間のニッチの巨大市場への変貌

Tech-On!の特集 パソコンかケータイか,Eee PCとiPhoneの間に見えてきた大市場 には2007年後半から2008年前半に掛け大ヒットとなったEee PCにより、 潜在した大市場の扉の抉じ開けられたる状況が報告されています。
大市場となるべき当カテゴリーを如何総称して良いのか判然しませんが、 同じくTech-On!の2008年4月25日の記事 「MIDの潜在市場規模は100億米ドル」,自信見せるIntel社担当者 ではMID(mobile internet devices)と称し、又Netbookとも称されているようで、 当タイトルの潜在市場規模100億米ドルは今後5年間に於ける見積もりとの由にて、 多少の期待値を含む上振れはあるにしても巨大市場に間違いありません。

当状況の嚆矢となったEee PCにては其の価格の低廉は当然の事乍、 スペックよりもユーザーインターフェースひいてはユーザーエクスペリエンスを重視した アーキテクチャーが採用された開発状況が 主婦や子供は安価なパソコンを求めている ― ASUSTeK トップインタビュー(3頁目) にレポートされています。
其の端的な例として見て取れるのが特集内の記事 iPhoneやAndroid,新興勢力の目指す先は にて此処では最も可能性のある立場にあったMotorola社の成し得なかった変革を何故Apple社が為し得たか、 其の結果ユーザーの行動特性に変化を生ぜしめたかについて iPhoneのユーザーインターフェース抔との因果関係から触れられ、 又当ブログにも屡登場のIT業界トップランナーGoogleの登場するに及び興味深い内容となっています。

従来のデジタルガジェットの価値構造としては其の存在及びヒエラルキーが先行していた処、 ユーザーの使用目的及び使用体験先行への転換を迫る此の変革は、 最早パラダイムシフトとも受け取れるインパクトを持ち、其の視点に立って翻って見れば、 演算能力の高いガジェットこそニッチマーケットであり、 其れがメインマーケットであることは黎明期の特殊状況下にあってこその異常な事態であって、 インターネット、ひいてはコミュニケーションツールとして有用のガジェットの メインのマーケットを形成するのが正常な姿であれば、 従来ニッチマーケットと思われていた MID のツレからシテへの浮上は其の正常状況を反映する要件であるのかもしれません。
同特集の記事 十年越しで叶った悲願,鍵は激安とサービス基盤 の纏めとして項目付けられた「競争のルールが変わる」から引用させていただければ
これから広がるネット端末の市場では,既存のパソコンや携帯電話機の市場の常識が当てはまらないことである。ノート・パソコン市場で存在感の薄かったASUSTeK社や,携帯電話機の経験が皆無だったApple社が一躍時代の寵児になったことが,それを暗示している。
とあるに続き本邦大企業を含む既存大手への警鐘を鳴らし、 其の波に乗れ切れぬ者の凋落を予言していますが、 此れは従来陽の当たらぬ存在の企業への好機とも取れ、 幸運の女神の前髪を捕捉した連中が縁の下の力持ち的存在であり続けたASUSTeK社であり、 常にMicrosoft社の後塵を拝し続け時には存在の危機にも瀕したApple社であるのでしょう、 彼らの躍進こそパラダイムシフトを証明しているかに感じられます。

CNET Japanの2008年5月23日の坂本純子氏による記事 Eee PCの強力なライバル「HP 2133 Mini-Note PC」を写真でチェック にて見られる如き鳴り物入りで登場のEee PCの対抗馬と目される日本ヒューレット・パッカードの最新 MID の華々しさは以降の当該市場の前途を示唆するかも、 特集内 小型PC騒乱,勝ち残りの条件 として挙げられたるを満たすが如く、 両機に共通するのは圧倒的な低価格にて、 【最新ケータイ解剖図鑑】インターネットマシンの内部構造を明かす で語られる費用の高じ易い小型デジタルガジェットの素性と相反し尚、 関係者は根本的発想の転換を迫られ、 扨も開かれしは、 希望の溢れる未知なる大地なるや、 将又希望のみ閉じ込めたるパンドラの箱なるや。