Googleは、同社のウェブベースアプリケーションで消費者のニーズに応え、Amazonは新興企業向けホスティングサービスを提供し、さらにSalesforce.comなどは多くのオンデマンドソフトウェアを提供している。しかし、IBMがビジネスコンピューティング分野の有力企業であることはつい忘れがちだ。なる引用中挙げられる内、 Googleについてのクラウド・コンピューティングは身近にも多く知られ、利用されている処にて、 又、Salesforce.comについては2008年7月27日付 規模の経済の一効験/クラウド・コンピューティング に
ITproは中田敦氏による2008年4月15日の記事 「あなたのビジネスをクラウドへ」,SalesforceとGoogleがMS/IBMに宣戦布告 に依れば米Salesforce.comと米Googleでの提携では 「SalesforceとGoogleが次世代エンタープライズ・アプリケーション基盤を作る」と宣言 と高らかに宣言され、記事タイトルの あなたのビジネスをクラウドへ が合言葉として交わされ、と当ブログでも取り上げたことのあり、 AmazonのEC2については屡参照もさせていただくブログ「Life is beautiful」の 中島聡氏がiPhone向け新サービス PhotoShare の後方支援に採用されたシステムにて、 夫々濃淡はあれど、其の存在は心得ていましたが、 IBMの其の一角に食い込む活動を知らぬは迂闊でした。
併し乍、
IBMの幹部らは、ホスティングサービスの提供は同社にとって新しいことではないと明言した。では、コンピュータ業界のほかの企業はどうか。IBMに言わせれば、彼らこそが新参者だという。とクラウド・コンピューティングとホスティングサービスの同義に扱うは、 未だクラウド・コンピューティングのなんたるかも曖昧な当方には僭越乍も、 多少、違和感の残る言及ではあり、 穿って云えば、新概念に於いては置いてけ堀を喰った当該社の強がりにも聞こえます。
ともあれ、2008年7月27日付当ブログのアーティクルでは、 マイクロソフトの様々な参照記事にてはっきり乗り遅れたと断言されたクラウド・コンピュータ分野では、 IT業界先端企業が鎬を削っていることは確かな様です。