2008年度日本OSS貢献者賞受賞者発表

Ruby作者の まつもとゆきひろ 氏のブログ Matzにっき を拝見すると2005年にはご本人も受賞された OSS貢献者賞の選考委員をされているようで2008年10月14日の記事 IPA では選考に悩む状況に言及されております。

IPAでは2008年10月17日のプレスリリース プレス発表 「2008年度日本OSS貢献者賞」の受賞者を選定 では、2005年度に創設され、今年度が第4回目となる今回受賞者の発表も為されているを引用させていただけば
  • 石井 達夫 (いしい たつお)氏: PostgreSQLの開発、発展、普及に大きく貢献
  • 奥地 秀則 (おくじ よしのり) 氏: ブートローダGRUBの主要開発者で、GRUB2では中心となって、設計・開発に携わる
  • 中野 雅之 (なかの まさゆき) 氏: Firefoxの開発に関わり、日本語入力システムとの連携機能等の実装に貢献
  • 宮原 徹 (みやはら とおる) 氏: 「オープンソースカンファレンス」を立ち上げ、中心的な立場で活動をリード
と業績を拝見すればどれも皆、ブロガーたる吾人たれば大概の方が知ってか知らぬかは別にして、 お世話になっている筈の技術に貢献しておられることが知られ、 当ブログとて当該範疇に該当すれば当記事を以て敬意を表し度思います。
2006年には当ブログでも屡参照させていただく ひがやすを blog の比嘉康雄氏が Seasarの開発 で受賞されており、更なる開発を精力的に為されているのを常々拝見すれば、 今回の受賞者にもご精励されることに陰乍応援申し上げたいと思います。
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カテゴリー: IT

初期ビジネスモデルについて

Big Canvasなる組織を立ち上げ、 iPhone向けアプリを提供する中島聡氏のブログ Life is beautifulの2008年10月10日の記事 iPhone向けお絵描きソフト「SmallCanvas」リリース は同組織のiPhone向けの新サービスはお絵描きソフトとされる SmallCanvas の告知であり乍、初期ビジネスモデルについて興味深い知見が、 現在進行中の経験をも携え掲載されています。

教科書通りに行けば、 初期の資金の調達には目指すビジネスモデルの形態と、 その損益分岐点を超える迄の目論見が、 確たるべくビジネスプランとして書類に纏められるが束にして、 其の筋に提供されるのが本筋に聞き及び、 その実効性たるや如何、 思えば集めたお足の使い道の判然せねばM&Aに走るがIPO流行の常道だったかの如くあり、 氏も当該経験の持たれるに言及しておられれば、 今回は教科書は用いずに行こうとは、 Big Canvasにてはビジネスモデルは遣り乍見付けると云う段取り、 場当たり的と云わば云え、仮令投資家からの調達は受けられねども、 引用させていただけば
 2000年に私の一つ目のベンチャー企業として起業したUIEvolutionを経営して、一つはっきりと分かったことは、最初からビジネスモデルがキチンと作れているベンチャー企業なんてほとんど存在しない、こと。成功するベンチャー企業に欠かせないのは、「完璧な戦略・ビジネスプラン」などではなく「市場から学んだことをもとに柔軟にプランを変更していける適応能力」。

 それならば、どのみち大幅に書き換えなければならないビジネスプランの作成に無駄な時間を費やすよりは、「まずは無料版のサービスで市場に出て、そこからビジネスのネタを見つけ出して行く」というメタ・ビジネスプラン、というのもありだ、というのが私の考え。
なる確固たる主張の語られれば肯んぜざるを得ぬ力強さに、 果て、これなるは如何なる既視感かと己に問えば、 取り出だしましたるは積み重ねられた傍らの書籍の山から、 最早古典たるビジネスマン必読の一冊 ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 にもビジョナリーカンパニーたる条件に数えられしや否や。

虹色に輝くブログタイトル5

頃日は当ブログの日毎の更新も叶わねば 2008年重陽の節句にブログタイトル七色変化実装の記事は 七色に輝くブログタイトル4 投稿より20記事の投稿を重ねるに因り、次頁へ退去の時期とあっての当記事の投稿にて、 本アーティクルがトップ頁に表示さる間は 当ブログのタイトルがトップ頁表示と同時に七色に変化し始める 筈です。
又、「次のページ」へをクリックして頁遷移しても一連のアーティクル レインボータイトル が在るに依りタイトル七色変化機能は失われること無く、 又、当機能の切れる其の先には一連の ブログタイトルズームアップ アーティクルの存在すれば即ち、以前からのお馴染みにはご存知、 タイトル拡大機能が当該者へのお慰みの一助になれるかに心得ます。

当機能にて 虹色 と称すは現在利用の テンプレート に合わせページを開いた時点のデフォルトなる白色から、 赤、青、桃色、紫、空色、緑、黄色、と任意勝手に変化させるべく、 最終的にデフォルトの白に落ち着くように設定を jQueryと共に利用のフォント色を変更するアニメーション用プラグインは Release:jQuery 1.2/Effects にて提供の jquery.color.js に施しています。

当ブログを訪れるに間を置かずスクロールし記事を閲されるは有り難きことなれぢ、 今暫しご緩りとスクロールを止め、若しくはスクロールを戻され、 一瞥を与えられれば喜ばしからんことにて御座候。

今後あらゆる方面から要求される人材

特にインターネット企業は喉から手が出るほど数学科出身者を欲しがっており、 高額な報酬と潤沢なストック・オプションを用意している。 マサチューセッツ工科大学のトム・レイトン応用数学科教授によると、 同教授のクラスでは、学生全員がヤフーとグーグルから高額のオファーを受けたそうだ。 いまや数学の修士や博士はグローバル・エリートと言っていい。 その数は、おおざっぱな推定では五〇〇〇人しかいない。 だが一昔前に一世を風靡したハーバードのMBA軍団をしのぐパワーをもっている

The rise of mathematics is heating up the job market for luminary quants, especially at the Internet powerhouses where new math grads land with six-figure salaries and rich stock deals. Tom Leighton, an entrepreneur and applied math professor at Massachusetts Institute of Technology, says: "All of my students have standing offers at Yahoo! and Google ." Top mathematicians are becoming a new global elite. It's a force of barely 5,000, by some guesstimates, but every bit as powerful as the armies of Harvard University MBAs who shook up corner suites a generation ago.
以上は Business Week に於ける Stephen Baker 氏の2006年1月23日の記事 Math Will Rock Your World からの引用にて邦訳は村井章子氏に依るものです。

現状を鑑みれば極めて妥当な見解だと考えます。
人は易きに流れるもの、 其処を耐え此の道を知った上では刻苦勉励せよとは自戒の念、 吾人の経営者たれば此の道の人材を求め、 吾人の子弟の年少たれば此の道を示唆し、 吾人の学生たれば此の道を志すのも、 なかなかに床しき方策に存知ます。

Google VS Yahoo/アクセス解析編

当ブログに於いても取り上げた記事なるは2008年6月12日の Google Analytics と Urchin にては現状に至る経緯抔を軽くなぞり、2008年09月3日 Google Analyticsの設置 では当ブログにも利用の告知をさせていただき、 順調にデータも蓄積される折も折、 発表されたのは米ヤフーの Yahoo! WEB ANALYTICS と略、其の名称迄、正面対決の意気込みのSaaS型アクセス解析サービスです。 様々な面で対決姿勢の露わな両者の、遂に当ブログの主に関与する アクセス解析が其の戦場に加わったとなれば、取り上げざるを得ません。

β版とは完成運用版の別名なるは昨今の一般通念にして、 多少の不都合は漸次完全されようとも粗方正式リリースなるも、 本邦にては些か使用の困難なる英語版の発表に、今の処は留まる様です。
Features なるを閲すれば、大凡の機能が見当が付き、以下に画像及び項目名を引用させていただきます。 参照元ページでは丸にプラス部分クリックで拡大画像もご覧になれます。
Executive Dashboards
Executive Dashboards
Custom Reports
Custom Reports
Advanced Campaign Management
Advanced Campaign Management
Real-Time Segmentation
Real-Time Segmentation
Live Cost Analysis
Live Cost Analysis
Merchandise Reporting
Merchandise Reporting
Scenario Analysis
Scenario Analysis
Comparative Reporting
Comparative Reporting
Advanced Path Analysis
Advanced Path Analysis
Marketing Workflow Management
Marketing Workflow Management
Webサイトを効果的たらしめんと欲せば接せざるを得ぬアクセス解析と其のツールに於ける IT業界両雄の雌雄を決せんとの争いは、孰れにせよインターネットを利用する吾人には利益たるは論を俟たず、 本邦への適用を心待ちに、顛末を興味深く見守りたく思います。

ブログの影響度を測れるサービス/チャートマニアックス

IT戦記でamachang氏が「 今まで公開しないで放置してたモノを公開してみる 」として公開されたWebサービスが、 Chart Maniax(チャートマニアックス) なるサービスにて、本サイトに於いて画面最上部のテキスト入力エリアに任意のURLを入力すると、 入力URLが変数として本サービスに渡され、 トラフィックは当ブログではお馴染みの秋元氏所属サイボウズラボのサービス、 パストラック のデータが表示され、其の下に
  1. はてなブックマーク
  2. ライブドアクリップ
  3. Delicious
  4. バザール
のソーシャルブックマークが表示されるとのことで、 その詳細はIT戦記の2008年10月10日のブログ記事 様々なソーシャルブックマークを時系列に並べて表示できるサービスを公開! で知ることが出来ます。
当サービスを利用すればブログ記事の影響度を知ることが出来る抔、有用であると思い、 先ずは当ブログはブログスフィアでは物の数にも入りませんから、 利用サービスのhamazo上位にランキングされる幾つかのブログも試さしていただきましたが、 どうも思わしくなく、全国的に影響力のある記事で無い限りは、 調査対象とならない様で、IT系のニュースサイトCNET Japanの2008年10月10日の記事 グーグル、「Google Maps」にテキスト広告を表示 を利用させていただくことにしました。
実例を引くに当たっては、時系列のサービスであることにより、 当アーティクルも時を経れば実用を失う為、 画像などで現状を静的に捉えた方が良いのでしょうが、 元サービスへのリンクも設けることですし、 敢えて直リンクさせていただき生の情報をご覧いただきたいと思います。 以下リンクがCNET Japanの記事の結果表示になります。 チャートマニアックス:グーグル、「Google Maps」にテキスト広告を表示:マーケティング - CNET Japan
情報の取得元は復活の嬉しい「 ホームページを作る人のネタ帳 」の2008年10月10日の記事 チャートマニアックスブックマークレット で此のひとつ前の記事自体がが当紹介サービスの人気ランキングに上位にランクされています。
チャートマニアックス:20の優れたAjax効果*ホームページを作る人のネタ帳
当記事自体も上位にランキングされることになるのではないでしょうか。
チャートマニアックス:チャートマニアックスブックマークレット*ホームページを作る人のネタ帳
此方では当サービスをブックマークレットとしても利用できるようにされていますので、 ご利用も一興であると思います。

可視化に欠かせぬグラフの利用法

常々知りたきはデータの可視化には欠かせぬグラフにて、 ただ闇雲にデータからグラフを起こせば良いと云うものではないことくらいは、 門外漢乍も薄らとは認識できるものの、 エクセル、今ではGoogleのスプレッドシート抔を以てすれば、 極く簡便にグラフは起こせますからついつい等閑になり勝ちな、 基本からの理解の必要さをひしひしと感じ居る折も折、 Web担当者Forumで実にピンポイントな内容は「 データをざくざく処理するためのグラフの読み方使い方 」なるコラムの開始を機に、 此の連載を覚束無い乍も追いかけてみようと思い立たされた、 その第1回が2008年9月29日の掲載記事  「一つのグラフには一つの主張」の罠/グラフの読み方使い方 にて、ウェブアナリストの 衣袋宏美 氏の文責になる貴重な知見に思います。
此処に己の無知なるは其のプレゼンに於けるグラフの王道なる「 一つのグラフには一つの主張を分かりやすく 」の原則さえ、成程と思い至らされればなお、 其の先の取り上げられるプレゼン氏処の騒ぎではなく、 従って手練れのプレゼン相手に突っ込まれる筈も無いだけが救いとは云うものの、 取敢えず机上の上のみにても「 行き過ぎたデータ加工は危険 」であることに腕を組んで鹿爪顔で軽い頭を前後にご尤もらしく揺らすのでした。

取りも直さず一度は目にした知見の何処まで脳のお味噌に取り零すことなくいられるかは甚だ不安なるものの、 今は当連載を能力の許す限り追い駆けたく思っています。

Web読書に便利なReading Blinds

Webで文章を辿るのは思いの外疲れるものとて、 此処に其の様な際に便利なるブックマークレットの登場は、 海外の有益な情報を紹介してくれるにより、 当ブログでも屡参照させていただく IDEA*IDEA の2008年10月1日の記事 画面の一部以外を隠してウェブページを読みやすくしてくれるブックマークレット『Reading Blinds』 にて、百聞は一見に如かずなれば、 下記リンクをクリックあれ、 Reading Blinds 如何でしょうか、マウスに追従する数行分のスポットライト的効果が、 Web閲覧の負担を軽減してくれているでしょうか。
使用法はブックマークレットの有効となった右上暗部に白く浮き上がる文字で為されていますが、 紹介記事IIDEA*IDEAでは日本語で言及される部分を引用させていただくと
ちなみに操作方法は以下の通り。日本語入力をOFFにしてご利用ください。
  • マウスで見える範囲を移動
  • 「b」で機能のON/OFF
  • 「s」で見える範囲を小さく
  • 「l(L)」で見える範囲を大きく
とありますから、リンクの後画面が暗転しても先ずは慌てずに、 日本語入力を切った上で「b」を押下していただければ、 元の画面に戻ります。

当スクリプトの製作者は Wait till I come! の Christian Heilmann氏がYUI Blogの2008年9月30日の記事 Reading Blinds — a YUI-powered Reading Tool にてスクリプトの説明と共に公開されています。

セミナーの見分け方

屡有益な考察を吾人の元へと届けてくれる、 有限会社アズモードの宮脇睦氏が、 今回も世に数多存ずセミナーについての、 夜店のヒヨコの雌雄の区別宜しく、 有益無益の見分け方について、自身の体験から持論を展開し、 説得力のある論を掲載してくれているのが Web担当者Forumの氏の連載コラム Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる企業ホームページ運営の心得 の2008年10月1日の記事 自治体主催のセミナーがダメな理由。時間浪費型セミナーを見分ける方法 にて有効なるセミナー見分け法が具体的にいくつか行間に垣間見える怒りと共に紹介されれば、 当方法を利用すれば当然乍、有益なセミナーとて勿論存ず上では、 多くのセミナーから有益なセミナーを抽出するのに役立ち、 何とかして己に有効な知見を得んと苦闘される方に用立つ記事と考えます。

紹介記事に於き、時間浪費型セミナーと切って捨てられているのは、 此処数年来ベストセラーのテーマとなっているインフォプレナーものであることが興味深く思え、 中にも氏の実体験セミナーとの決裂の直接の引鉄となりし部分の引用の
あるJavaScript系の技術を紹介し「どこにでも落ちている」といい、「ちょっと詳しい人に“ちゃちゃっと”つけて貰えばいい」と言い放ったので席を立ちました。ネットの事実とはいえ「技術」への敬意を持たない人と過ごす時間が耐えられませんでした。
とある此の気持にはシンパシーを抱かざるを得ず、 なんとなれば、それが仮令子供の頃の泥団子作りでも ものづくり に技術は欠かせず、 過去なる偉人を見渡しても、レオナルドダビンチと云い、エジソンと云い、本田宗一郎と云い、松下幸之助と云い、 技術に対して敬意をはらわぬは見出すを不能、 特に松翁に至っては己の出来ないことを為す人には敬意を以て頼みごとをしたと聞き及べば、 ちゃちゃっと なるは成程、上澄みの美味しい処を攫わんと狙う、 己でものをつくることをしないブローカーらしき云い様だと大きく首肯せしめられます。

斯く云う当人も書肆にては面白く立ち読みすることの多い インフォプレナー諸氏には楽しませてはいただいているのですが、 現代の無尽講には少々注意が必要でもある様だと自戒いたしました。

300PV以上有れば一考の価値『ブログタイムズ』

ブログのアーティクルをエントリするのはなかなか手間の掛ることにて、 最初は勢い込んで始めても更新の1年、2年と経てば物珍しさもなくなり、 自らの本業に於けるビジネス上的見地からも費用対効果が薄く、 価値無しと判断するに撤退も止む無しとされるブログを見掛けるのも時折は、 当ブログでも、少々繁忙の中に身を置けば等閑にならざるを得ず、 モチベーションを保つべき僅か乍も見返りが有ればと 思い致すブロガーたる吾人も多いのではないかと拝察する折りしも目にした記事は、 デジタルマガジンの2008年8月28日の 記事広告型アフィリエイト『ブログタイムズ』の報酬が1本1万円と凄い にて、記事こそ其の注目の報酬を得たる ブログ口コミ広告 なれ、 其の依頼側の広告代理店なるが ブログタイムズ と云う、PR記事より引用すれば
私がブログタイムズに期待したいのは、業界全体のブログに対しての記事広告単価の上昇だ。先ほど10,000円の報酬が凄いとは言ったが、じつはこれでも安い方なのである。詳しくは言えないが月間100万PV規模のブログでは記事広告1本10万円というのも珍しくない。つまり、ブログタイムズには逆の意味で価格破壊を起こして欲しいと思っているのだ。
と、もしやネット広告界に逆価格破壊を齎すやも知れぬ、 株式会社PR TIMES が提供する新興サービスです。

当件を耳にするに、 すわ!我こそ! と勢い込むブロガーには暫し待たれたきと云うのも、 矢張り広告なれば露出機会が多いことが求められ、 最低ラインは一日に300回の閲覧 ですから、誤差も考えれば、500PV程が日にあれば、当該者側の要求する 月間10,000PV以上のブログ を充分クリアーと相成るのではないかと思われ、 この申告最低ラインを越えるブログを有する方は、 更にブログタイムズ側の審査を通過する品質を満たす必要が有りますが、 なお満たすこと可能成れば、モチベーションを得ん抔との申請は 一考の価値のある案件に思います。
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カテゴリー: ブログ