米国の新興企業には、まず、S3とEC2で社内のアプリケーション基盤を構築するケースが増えているようだ。基盤を迅速に立ち上げることができ、初期設備投資が少なくて済み、運用要員が最小限で済み、将来の業務拡大にも十分に対応できるからだ。まさに、ベンチャー企業には最適なサービスと言えるだろう。とあるのは米国に限らず当ブログは2008年8月14日のアーティクル クラウド・コンピューティングの実使用例 でもご紹介の通りブログ Life is beautiful を屡参照させていただく中島聡氏の率いる Big Canvas も巷で好評のiPhone向けデベロッパーとして其の一端を担えば、 中々に本邦も捨てたものではないかに思います。
アマゾン提供のクラウドサービスの本来の頭文字に略称されぬは
- S3:Simple Storage Service
- EC2:Elastic Compute Cloud
「elastic」とは「弾力性のある」という意味だ。ユーザーが求める処理能力に応じてゴムのように伸び縮みして対応できるというイメージで考えればよいだろう。とあるこそ、新規立ち上げベンチャーにもお誂え向きである事由の分かろうと云うもの、 最早充分はビジネスボリュームを得るまでは、 自社サーバーを立てるでもなく、ホスティング屋からサーバーを借りることもなく、 クラウドコンピューティングで従量制の賃貸し、 と云う手法が此れからの主流となるのかも知れません。
またアマゾンのクラウドコンピューティングサービスに於いては 頁を繰ること三頁目に項目立てられる アプリケーションのプラットフォーム提供も推進 より引用の
「アマゾンは、Webショップの基本機能(例えばショッピングカートやチェックアウト機能など)を提供するAPI群を、公開している。これが、WebStore by Amazonというサービスだ。ユーザーは月額料金を支払うことで、独自のオンラインショップを迅速に立ち上げて運営することができる。とあり、レコメンデーション機能を含むアマゾンのシステムを流用できるとなれば、 此処に於いても態々サーバーを契約した上で更にシステム構築の労を取る必要も軽減された上で手に入るが、 件のシステムなれば、ECサイト抔、構築の予定のある方に取り考慮するに如くはないかと存知ます。
まとめとして利用者にとっては当然乍サービスの停止は死活問題であり、 其れを他者に提供するに当たってはアマゾン側の問題ではありますが、 情報セキュリティの三大要素CIA、即ち
- Confidentiality:機密性
- Integrity:完全性
- Availability:可用性