iPadのブラウザと言えば標準で付属の Safari(サファリ) です。 最初からインストールしなくても揃えられているアプリのため、 特別な理由がない限りこのブラウザで慣れ親しむことになるでしょう。
縦長のWeb画面
Web画面は印刷物と違って1ページ内の記述量に制限がありません。 そしてその長くなった分は大抵は縦にどんどん積み重ねられていきます。 印刷物であったら何ページにも及ぶ筈の分量がWeb画面では1ページに収まってしまいます。 この性質は一長一短があります。
雑誌などの印刷物のようにページの文字数など分量を気にしなくていいのは 沢山の分量を1ページに収められる長所です。 しかし読むときに一番下まで読みきった際、 ページ送りボタンなどの都合で一番上まで戻りたい場合が多々あります。 Windowsパソコンのブラウザでは HOME ボタンで一気に最上部まで戻れるようにブラウザが作られているのは いちいちスクロール操作させるのは問題であると考えられているからでしょう。
iPadでWeb画面を上に戻すには一般的には指で弾くように操作する フリック を行いますが、これが画面が縦に長ければ長いほど、 繰り返し繰り返し操作しなければなりません。 これは地味ですがそれだけにその方法が分からないとなかなか苛々させられるものです。
この苛々解消のために些かこれは隠れコマンドにも近いものだと思うのですが、 実は一辺に最上部までスクロールアップする操作法がSafariには用意されているのです。