上流工程に於けるSQLスキルの必要性

なかなかに刺激的な記事は@IT自分戦略研究所の2009年1月20日に掲載 上流の技術者はSQLを習得すべき にて、筆者の株式会社ジーワンシステム代表取締役生島勘富氏は炎上上等と云う事で、 自ら燃料投下抔の炎上努力をなされている甲斐あって、 コメント欄も活発で様々な立場からの意見が述べられ参考に供されるべく思います。
就中次に引用されるが
 ところが、コンサルを名乗っていても、こういうレスポンスの目安を持ってない。当然のようにSQLも書けない。
 人月何百万も取って「何か難しそう」とか、「データ量が多い」からとか、そういう根拠(になっていない根拠)で、「夜間バッチで予め処理しておきます」と言い出したり、ご用聞きのように言われたとおり下流に伝えるだけだったりする人が非常に多い。というか、ほとんど全員じゃないかと思う。
とあるは、どうにも此の身にも耳が痛くある様で、 記事内に記されるSQL文を会話の速度でと云われると、 悠揚たりて珈琲を味わい乍にも難しくあれば、 背を一条厭な汗が伝い降ります。
Webアプリケーションたれば略RDMSのお世話になるは常なるものにて、 例えば当ブログでは2009年2月14日のアーティクル GFSオープンソースクローン/Hadoop&hBase にある様なデータベースにてもWebOSとも云われるべき巨大システムとなれば、 純粋なSQLでと云う訳にも行かぬも、SQLライクなAPIが用意されると聞き及ぶのみに在らず、 SQL文を作成する時に活用した思考法は応用が利くと思えば学習するに如くは無く、 だからこそ此の身に於いてはB木の登場で肩透かしを喰らったものの、 通常SQLを学ばねば突破ならぬべくITSSレベル3に適合される、 IPA主催の情報処理技術者試験にて平成21年度春期から施行される新試験区分に於いては 応用情報技術者試験 に改称さる ソフトウェア開発技術者 試験が用意されるのだと考えます。
同記事を閲するに又、4種類の選択肢を挙げた上で、
1、2、3のレベルの人は、本当にまったく意味がわかっていないのですけれど、その人がテーブル設計したりするのですから、大きなシステムになればなるほど、想像するだけでもゾッとします。プレハブ工法しか知らない技術者が、50階建てのビルの基礎を設計している。なんてイメージですかね。
と有る比喩がビルには敷居を跨ぐ処か、近寄り度も無いのは云わずもがな、 施主が聴けば裁判沙汰では済まぬ最早此れは社会問題として、 ワイドショーの話題を独占出来るでしょう。
孰れにせよ、 「自分に出来ないことは人にやらせる」 とは主は松翁なるべきやと呆れさせられる物言いの所謂コンサルは多く目にする処、 人の振り見て我が振り直せ、 なる箴言もあらば、データベースの其れも上流工程に関与する機会在らば、 試験に追われた其の日を思い起こし乍、 必ずやSQLを緩慢なれども脳内構築すべく努力し度思い居ります。
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カテゴリー: IT

GFSオープンソースクローン/Hadoop&hBase

2008年4月30日より開始さるが太田一樹氏に依る タイトルに狙い其の物も明らかな Google基盤ソフトウェアのオープンソースクローンを使ってみる の第1回に言及されるが実運用以前の纏めたる Hadoop、hBaseで構築する大規模分散データ処理システム なれば、全体俯瞰の上での理解に役立ち、 クラウドコンピューティング華やかなりし当世 、システム構築の際の企画、戦略を担う御仁には有用なる記事と思われます。

Webアクセシビリティを考慮せず失われる大顧客

環境企業として喧伝するが如く、 Webアクセシビリティを提供社の正義の姿勢の告知に利用するは別段、 新手法にはあらねども、当然乍、健常者のみ相手の企業サイトは厳しく糾弾されるべきにて、 なんとなれば障害を抱える身にとってこそWeb利用の効力は大なる潜在的可能性を秘め居ると考えれれれば、 即ち必要経費、コストとして計上するは必然の経営姿勢、 其の意味で環境問題と軌を一にする程が重要事なれば、 チャンスとして数字を上げお尻を叩く迄もなきものと思うものの、 扠、良く拝見すれば其の顧客として取り込まざる儘がボリュームの巨大さと云う、 なお有益な数値を提供されれば、成程と参照し度思うが、 Web担当者Forumが2009年1月20日の編集長安田英久氏の手になる記事 普通の企業がWebアクセシビリティをコストからチャンスにするには にて見れば、先ずは論拠として扱われるが、 Webアクセシビリティを考慮しないことに依り失われる顧客の全人口に占める割合が二割を超えること、 次に扱われるが、当該人口に於いて一割を切る頻繁な利用状況、 なんとなれば此のボリュームゾーンを企業は放置していることになり、 此れを取り込むにはWebアクセシビリティを自社サイトに取り入れれば宜しいとの論の展開です。
此の巨大顧客を取り込まんとする下心あるも、 結果、全体の益になれば其れは其れで意味あることと思わせるは上手い寸法、 まだまだ利用度の低きは、此れ又、Webアクセシビリティに対応する企業の少なき故、 正しく此れは氏の言の通り、ビジネスチャンスなのかも知れません。

オムニチュア新サービス/Test&Target

絨毯爆撃宜しく其の費用の半分は何処に消えるか分からぬとて、 今や費用対効果の上から疑義を抱かれ、 遂には其れを糧とするテレビ局各社が大いに業績を落とさせしめらる程凋落すが、 マスメディア広告 にて、これは実はテレビ、ラジオ、新聞抔の所謂マスコミに限らず、 少し費用規模の落ちたる雑誌にも、ダイレクトメールにも、折り込みチラシに至る迄が範疇、 それらに取って代わらんとするが ネット広告 の何が前者に比し優れるか述べよと問われれば先ず一点、 効果測定の可能なこと 、次に一点、所謂 ロングテール に象徴される概念の取り入れられれば、 大手広告代理店、テレビ局には見向きもされぬ当ブログにも、 最大手ネット広告代理店たる Google Adsense には対等にお付き合い願えると云った塩梅です。
最初の一点、効果測定可能なるについては、 即ち此の概念を推し進めれば当然乍見えて来る手法を、 サービスとして新たに提供するが 彼のアクセス解析は大手オムニチュアが開始した旨の記事が、 Web担当者Forumの2009年1月21日の池田真也氏の文責なる記事 オムニチュア、A/Bテスト・多変量解析とターゲティング配信を一元管理する「Test&Target」提供 として掲載されていました。
当記事に依れば Test&Target なるは
広告・プロモーション投資最適化のためのアプリケーション
にてオンラインビジネス支援につき
A/Bテストおよび多変量解析に基づいたターゲティング配信によってコンバージョンを最大化するASP型のサービス
なるが鳴り物にての登場、 日本法人代表のマーカス氏の口上には、
インターネットをより効果的にマーケティングの媒体として活用し、無駄のないマーケ施策を打っていくといこと、この2つのミッションがマーケターに要求されている。訪問者をまず認識して、ニーズ、興味に合わせてコンテンツをカスタマイズする。これにより、お客さまとより良い関係を作り、オンラインビジネスで優れた結果を出せる
とあれば、即ち同社がコアコンピタンスたるアクセス解析と密接に結び付きたるサービスにて、 或る意味で提供は必然的に生じ、此れは市場のニーズにも有りとて、 日本語ローカライズを待たぬ提供とやら、 但し、オムニチュアの規模の大きからぬ企業体に取っては命運を決め兼ねぬ要求費用の大きさに、 単体で利用可能にてSiteCatalystのライセンスも必要はなく、 テスト実施のMBOXの呼び出し回数に応じた従量課金制とあるも、 其の先行きは如何なるものか、興味深く見度存知居候。

EeePC S101 RAMDISK導入

当ブログに於いての ネットブックカテゴリー の前回のアーティクルは2009年2月5日、 EeePC S101 LZHアドオン導入 にて最後に筆を擱いたが今回に持越しとて、お楽しみの正体こそ、と云う程のことはなけれども、 導入の方も多く居られると思わるは、恐らくはネットブックにおいては定番中の定番たる設定、 其の効用こそSSDに多かれど、 縦令所有のネットブックがSSD搭載モデルにてはなかろうとも 持てば必ずや利用せずには居られぬかの如く思われる程、 ご利益多きが RAMDISK 、当ブログに於けるネットブックの指導書 UMPCハンドブック―Windows XP SP3対応 より其の利用の正鵠を得たる説明を引用させていただくは322頁に解説の現世利益として
素の状態のWindowsでは、 一時的なキャッシュファイルをSSDへ書き込む場面が頻繁に発生します。 すると、ただでさえ容量の少ないSSDを圧迫するだけでなく、速度低下、 さらにはSSDで使用されているフラッシュメモリの書き換えによる寿命問題が顕在化してしまいます。
そこで、SSDに比べて約20倍高速で、はるかに寿命が長い「メインメモリー」(主記憶)の一部を 補助記憶装置の一部として拝借するRAMDISKを積極的に活用しようと思います。
とあり、 其の為の前準備たる前回がアーカイバの導入のアーティクルでありました。

Google Analytics トリビア

当ブログではお馴染みの参照元、Web担当者Forumに アユダンテ株式会社エグゼクティブ・プロデューサーなる大内範行氏の文責にて 新規開始さる連載は其のタイトルも Google Analyticsの使い方&解析ワザ となれば興を惹かれるが当ブログにも屡取り上げもし、 様々な方面に有益なるツールとして紹介申し上げもする Google Analytics に付き、使用者サイトに寄与すべき情報が齎されるものと思わる其の第1回たる2009年1月13日の記事が Google Analyticsの制限値に関するクイズ あなたは何問解ける? にて、ちょっとした疑問に答える形乍も、 実際、様々な方面から尋ねられる身にしては、 知らずには済まされぬ、捨て置けぬ知見かに考え、当ブログアーティクルとして残し置き度思います。
  1. データは何時間で反映される?
    公式:通常24時間ごと
    実際:ほぼ4時間ごとに最新のデータが反映
  2. 保管されたデータは何か月間保持してくれる?
    公式:25か月間、2年と1カ月
    推定:状況より制限は適応されていない
  3. 解析できるページビューの制限は?
    公式:500万PV/月
    月に500万ページビューを超える場合には以下の規定を満たしている必要がある。
    • 1つ以上の有効なキャンペーンを実行している
    • 1日の予算が1ドル以上である
    • 以上2つの条件を満たしたGoogle AdWordsのアカウントとGoogle Analyticsがリンクしている
  4. 目標はいくつ設定できる?
    最大200個
    レポート画面上で設定できる目標は4つに最大50個まで定義できるプロファイル数を掛け合わせた数値
  5. なぜ無料なのか?
    公式:アクセス解析が進めば、よいサイトが増え、検索の品質が結果的によくなるから
最後のトリビアに対する公式見解は氏が直接Googleより得た回答の様ですが、 アクセス解析のサイトに与える好影響が正しく言及されていることを興味深く感じます。

全般的に
グーグルが発表している公式見解と実際の姿とは違っていることも多い。
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勝手な想像だが、グーグルの担当者はおおらかで気前のよい人に思える。
なることが云えるのは微笑ましくもあり、有り難い限りですが、 飽く迄も一私企業のことにて其の覚悟は常に必要かに存知ます。

EeePC S101 LZHアドオン導入

我がネットブックなるは EeePC S101+イーモバイルセット が2009年1月28日のアーティクルにて報告の EeePC S101 に当ブログに於けるネットブックの指導書 UMPCハンドブック―Windows XP SP3対応 に随うべくすれば、 様々なツールを取り寄せ利用するに当たりはたと気づく、 提供されるに当然の如く圧縮の施さるを解凍せばならじとて、 扨、定番でもあり愛用してもいるアーカイバ Lhaplus を使用せんとす其の不図した拍子に少し許り毛色を変えんと思い立つ、 ネットブックデフォルトのOSはWindowsXPの販売元マイクロソフトが提供す、 既に備えたるZIPアーカイバに新たにLZHファイルのみなれども対応可能な機能を加えるが、 Microsoft圧縮(LZH形式)フォルダ なるアドオンにて、 先ずは提供頁アクセスは「お住まいの住所」なるプルダウンメニューを「日本」指定すれば現る 「ご利用になれる特典」の内の一つが御待ち兼ね Microsoft圧縮(LZH形式)フォルダ をクリックすに、やれ現世を映すは正規ユーザー確認の為の、 Microsoft Genuine Advantageプロセスとやらでアクチベートの終了するを待ちたる事暫し、 ダウンロード画面へと遷移するに待望のダウンロードボタンを押下、 LZHFLDR.MSI なるmsiファイルはインストールファイルなればローカル保存の方はダブルクリックの、 其の場で実行が此の身は其の場で例に依るインストールダイアログに従い進み、 何事無しにインストール完了が画面を得、 此処にて今回が指導書に習う 真の目的 へと遷移の後、落したる圧縮ファイルが ERAM for WindowsNT3.51/4.0/2000/XP Ver 2.20 ドライバ(2004.5.2 New) からの ERAMN220.LZH にて、デスクトップに燦然と在し坐すファイルを右クリックにて表示さるメニューの内 「すべて展開」を選択すば、今回導入の新機能を用いての解凍の即ちなり、 見事所与の解凍機能の備えたるも証明されて、 偖、解凍されるが何かは次回 ネットブックカテゴリー アーティクルのお楽しみと致し度候。

Gartner予測再び/クラウドアプリ成熟迄七年

2008年は6月8日が当ブログのアーティクル Gartner予測の今後5年間に普及する革新的技術 に取り上げた内に上げらる10の予測の一つなるが4番目の Cloud computing and cloud/Web platforms は就中、当ブログでも最も取り上げること多き事項なるが 当ブログをクラウドコンピューティングで検索 にもご覧が通りなれば、其の提供知見となれば気になる折りしも、 Gartner社に依る2009年2月2日のプレスリリース Gartner Says Cloud Application Infrastructure Technologies Need Seven Years to Mature で取り上げられること、当該事項の行く末が続編なれど、 本邦吾人には残念乍意に解し難い英語にて、 当プレスリリースを受けて大意を日本語に纏めてくれているが ITproの明くる2009年2月3日のニュース記事 クラウド・アプリ技術は成熟まで7年を要する---Gartnerが予測 を有り難くも拝読するに、 今後3段階に登場のクラウド・コンピューティング市場なるは
  1. 第1フェーズ(2007~2011年):
    市場の発展段階
    Pioneers and Trailblazers
  2. 第2フェーズ(2010~2013年):
    市場統合の段階
    Market Consolidation
  3. 第3フェーズ(2012~2015年以降):
    クラウド・コンピューティングがコモディティ化
    Mainstream Critical Mass and Commoditization
と分析され、今は第1フェーズの渦中なるもやがてコモディティ化が進むとなれば、 ネットブック利用の此の身 には利用端末の無粋なHDDも備えぬ正しくシンクライアントとなりて、 益々有り難い世となり気な傾向が窺え、 扠もクラウドコンピューティングの寵児たるベンチャーの出哉否哉、 甚だ楽しみな予言ではあります。

IA理解の為のIA視点

当ブログは2009年1月10日のアーティクル IA/情報アーキテクチャ にて遅れ馳せ乍も情報アーキテクチャを判然と意識上に上せれば、 Webに限らぬとは云わるるも必ずやWebにも欠かせざる知見なるは明白にて、 アーティクル最後に含みを持たさせしめた当記事の続きを楽しみにすは、 Web担当者Forumの株式会社コンセント長谷川敦士氏に依る連載コラム IA視点のWebプロジェクト に2009年1月28日付の プロジェクトリーダーに求められるIA視点――プロジェクトアーキテクトという役割 なるが待望の続編です。

前回が含みの役割分担の捻れ構造は此処に生々しく具体的に表現され、 扠、其れを更に突っ込んでは chibirashka氏のブログ chibirashka journal の2009年1月29日の記事 IA視点のWebプロジェクト が我が身に照らして腑の落ちる様を記述してくれていれば、 理解の大きな助けになりますので、ご参照いただければと思います。
而して冒頭に
サイト内での情報を収集し構造化する情報アーキテクチャ設計は、プロジェクト自体を設計、管理する立場の人(プロジェクトリーダー)が行う方が効率がいいことがわかります。それができれば苦労しないわけですし、すでにそうやっているよ、という声も多いかと思いますが、その際には、プロジェクトリーダーが情報アーキテクチャ設計についてある程度体系的に学ぶ必要があります。
と纏めらる項目 プロジェクトアーキテクトという考え方 の登場と相成り プロジェクトリーダーは情報アーキテクチャ設計を扱わざるを得ぬ状況が発生するかに存知、 其れはWebに限らずして、当記事に於いては シアトル中央図書館(シアトル公共図書館) と云う正しくアーキテクチャーを例に引いていることも興を惹かれ、 続く纏めとなる
Webサイトの構築プロジェクトも、いま徐々に大規模化し、実店舗、製品、サービスなどとの連動が多くなってきています。こうした具体的な設計の専門家である建築家が、プロジェクト全体を率いるプロジェクトリーダーとして振る舞った例は、Web業界のプロジェクトのありかたの一つの参考になるといえるでしょう。
には大いに首肯出来るのです。

以上、理解の足りぬは承知の現時点での理解を示せば、情報アーキテクチャなるは およそものづくりに於いては其の初期に於いて欠かせぬプロセスである との此の身の認識でありますが、 然れば認識と同時に体得が必須の案件、 更に理解を深めるべく当該情報を追う必要があると強く感じています。
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世界の常識アクセス解析

アクセス解析と云えば其の言葉が広く普及することに貢献したブログ付属のものは、 大概がオマケ程度の機能しか有さず、其の意味を理解するには却って弊害となることが窺われる昨今、 Web担当者Forumの株式会社デジタルフォレストの清水昌浩氏の手になる連載コラム ここが変だよウェブマーケティング の第6回は2009年1月6日の記事 「最適化のため」のアクセス解析はもはや世界の常識! にはブログで云うアクセス解析とは質的に異なる次元で認識するに有用なる様に、 又、利用せずにはビジネス的なブログ、ホームページ、 延いてはWebの効果的利用はあり得ないことを首肯せざるを得ない内容になっているかに思います。