auの300万パケット制限とWiMAXのポリシー

各IT系ニュースサイトが以下伝えるところによると

携帯キャリアの一つ、au は2011年10月1日より 三日間で300万パケット(約366MB)を使用したユーザーに対し、 通信速度を遅く制御することを決めたそうです。

本ブログ2011年8月6日の記事

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2013年の商用化を目指すWiMAX2 にてUQコミュニケーションズの代表取締役社長、野坂章雄氏のインタビューに於ける発言で 注目したのも正しく其処でした。 以下注目した二点を引用します。

  1. (通信制限をすると)速くて安くて便利だというWiMAXの利点を損なってしまうので、(制限なしは)ある種のポリシーにしたい
  2. 「公称何Mbps」では意味がない、WiMAX 2は実測で100Mbps以上出るのがポイント
従来も携帯キャリアの帯域制限について様々有り実施も既にされており、 ここで au ばかりを槍玉に挙げるのも申し訳ないのですが、 今回の件で図らずも他キャリアと比較することで WiMAX の秀でたポリシーの確認がなりました。

キャリア側 au の言い分としては 一部のユーザーが回線を独占することで 他一般ユーザーが受ける影響をなくしたい、とのことのようですが、 少々おためごかしにも聞こえます。 「三日間で300万パケット(約366MB)」とは動画もオンデマンドで配信される 今ならそれほど異常な数値ではないからです。 Wi-Fi環境でのパソコンならアプリケーション一つに100MBの容量を要するのはよくあることで、 それこそ普通に使用する感覚で超えかねません。 ユーザーとしては WiMAX 対応モデルでは其方を、 Wi-Fi環境の繋がるところでは其方と使い分ける煩わしさが出て来ることになります。

勿論技術的に追いつかない面もあるでしょうから、 出来ないなら出来ないで周波数帯を出来る他キャリアに譲るなど せめてもの誠意を見せて欲しい気がします。 また電波を有効利用するなどして制限の上限を上げるなど、 技術的なロードマップも明らかにすべきでしょう。 其処を明らかにしないでユーザーの為を謳うのは些か不自然な感じを受けます。

今回の報を受けてますます WiMAX陣営には意を強くして貰いたいと思いますし、 他キャリアが揃って流れ易き方へ流れることはどうか自制いただきたく願います。

3件のコメント

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