DigiFi No.03 2011 AUTUMN を買ってみて驚いた

大きな広がりを見せつつあるコンピュータを利用して音楽を楽しむPCオーディオの世界、 本ブログの2011年9月3日の記事 PCオーディオ雑誌が熱い! でもPCオーディオを専門に扱ったムックが勢揃い、 その中の一冊 音元出版 から2011年8月1日に発刊されている Net Audio Vol.3オーディオアクセサリー増刊 2011年 09月号 [雑誌] を購入した上でその読後感をものしたのが2011年9月6日 Net Audio vol.03 2011 AUTUMN を買ってみた でした。 実は程なくしてもう一冊購入していたPCオーディオムックがあります。 株式会社ステレオサウンド から2011年8月29日に発刊されている Digi Fi の最新号は第3巻 Digi Fi No.3(別冊ステレオサウンド) です。

読み進めてはいたものの 記事にしないままヒョロヒョロしている間に…

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最新号 Digi Fi No.4(別冊ステレオサウンド) が発売されてしまっているのでした。 反省しつつ内容を忘れない内の読後感のレポートの為の本記事エントリーです。

感想を一言にマニアックと断じた(笑) Net Audio Vol.3に比較すればほんの少し一般に向いた印象はあります。 女性をゲストに招いた視聴レポートもそうですし、 38頁のUSB DAC6機種クロスレビューなども何処かファミコン雑誌を思わせる紙面となっています。 オーディオファンに取って見れば生温い面はあるのでしょうけれども矢張り、 オーディオ系の硬派な紙面作りが中心となっていることは間違いありません。 PC寄りの方は少々覚悟して読む必要があるかも知れません。

しかしPC寄りの方に取っては本ムックは一つ興味深いと思われる特集が組まれています。 斯く言う本ブログ運営者も実はこの特集に惹かれて本ムックを書肆のレジへ運んだようなものでそれは 83頁から93頁の11頁に渡る特集2 iPod再生を極める! です。 特に特集の最後を締めるPART5の iPadで192kHz/24ビットFLAC再生に成功
~カメラコネクションキットを使ってハイレゾ音源を聴く~
が鮮烈に店頭で印象に残っていました。 入手して喫茶店などで落ち着いて頁を紐解けば、 この内容もオシログラフのデータも何処かで見た覚えがあります。 覚えがある処がブログに書きましたょ、2011年8月28日の記事 ハイレゾ音源をダウンロードしてiPadで楽しむ がそれです。 此処ではブログ Music TO GO! の記事三本を紹介していますがその内2011年03月19日の記事 iPadから真のハイレゾ再生に成功 が正しくDigiFiの特集記事に符合します。 ブログで紹介した記事が紙面を飾っているとは 驚くと同時に何だか嬉しくなりました。 ムックでは触れられていませんがブログ記事では FLAC player 作者のDanさんにプログラムを書き換え迄依頼して実際に改良版を提供して貰っています、 何と言う濃さ…。 デニーズ珈琲とDigiFi No.03 2011 AUTUMN 大体がiPadのカメラコネクションでUSBを通じてデータを取り出す人は多いですが、 それが正確に24ビットデータであるかどうかをオシロスコープで確認する方なんてそうそう居やしません。 其処で改めてクレジットを確認して見ると 特集PART5の執筆者は 佐々木喜洋 氏、ブログMusic TO GO!の運営者は Sasaki 氏となっています。 そしてブログサイドバーには 本を共同執筆しました。 として パソコンで楽しむ極上のオーディオサウンド (COLOR新書y) にリンクを貼られていますから間違いなく ムック執筆者とブログ運営者は同一人物です。 本日2011年10月30日時点で最新の記事2011年10月25日 DigiFiのイベントで講演します を確認しても紛う方無き佐々木喜洋氏ご本人ですね。 佐々木氏はTwitterアカウント @music2go も持たれていますのでこの方面に興味のある方はフォローして見るのも好いでしょう。

さてさて、 iPad 所有者としてはどうしても其方に話が流れてしまいましたが、 本ムック、他にも面白い記事は盛り沢山です。 新製品紹介から、視聴記事などは勿論、オールドファンとしては ワーナープレミアム・サウンド・シリーズ8月17日リリース5タイトル・クロス・レビュー はジャケ写が何とも懐かしい(笑)。 ビートルズファンとしても巻末に近い147頁から5頁に渡る BACK TO TAPE
ハイレゾ音楽のテープの音に回帰する
も楽しめました。

PCオーディオの情報源として雑誌を一つ選択したいと思っていますが、 Net Audioと両者相譲らずなかなか決め兼ねる状況となりました。 未だ共同通信社 PCオーディオfan 系は目を通していないし、 もう少し情報源としてのPCオーディオ雑誌ブランドの決定は先延べとなりそうです。