Wireless Wire News の2011年10月3日の記事 アップルとマイクロソフトの売上推移を比較 - Asymco に、 IT界を代表する二社の貴重な売り上げデータと その実に興味深い分析が掲載されています。
記事中にも最も重要とされるのは…
両者共に売上げは伸びている中で、その質の違いへの注目です。 グラフを見ればアップル社に於いてはそれは数年前には影も形もなかったデバイスである iPhone と iPad が大きく伸び既存の売上げが横這いであることに 上乗せされる形で全体の売上げが形成されています。 同様にマイクロソフトの売上げ推移グラフを見れば 総てはグラフの最初から存在する要素の集合としての伸びに過ぎません。 つまりマイクロソフトはここ数年に伸びる新規事業を開発出来なかったことになります。
加えて衝撃的なのは記事が興味深いとして挙げる内の一つの iPhone と iPad の売上げ合算でのみマイクロソフト全体の売上げ合算を上回るという事実でしょう。
勿論マイクロソフト社が超優良企業であることは微塵も疑う余地がありません。 しかし、アップル社と比べて見たときそれは色あせて見えることも確かな気がします。
本ブログ2011年8月15日記事 クパチーノ市に宇宙船型新社屋―アップル社 や、2011年9月26日記事 決定版!評伝スティーブ・ジョブズ予約開始 でも触れたように今や時価総額評価世界一となった アップル社の面目躍如たるデータ分析結果が出ており、 実に興味深い今回の紹介記事です。 更に詳細はリンク先をご覧いただければ、 右に示すスクリーンショット内のグラフの正確な数値もご覧いただけるでしょう。
アップル社は嘗て瀕死の危機に陥り、 それを救ったのがアップル社を離れることを余儀なくされていた スティーブ・ジョブズ氏の復帰であり、 救いの手を差し伸べたのがビルゲイツ氏率いるマイクロソフト社でした。 今両者の引退した両社は今後どのような歴史を紡ぐのか、 全く以って楽しみにさせてくれるものです。