以前はGmailの有用性、 特にスパムフィルターの凄まじさを声を嗄らして説明するも 暖簾に腕押し、糠に釘、 ウチは確りフィルター設定してるからなどと宣われながら 何処吹く風とばかりに .comドメインのメールなども総て弾いてしまうという剣呑な事業者も見掛けましたが、 今やかなりの市民権を得たようで、 自ら進んでアカウントを取得する方も増えてきました。
Gmailアカウントの作成方法
アカウントを作成するには以下リンク先に出向きます。
Gmail画面全体の印象はGmailのログイン画面ですが、 右上を見れば確りGmailを初めて利用する場合用の アカウントを作成 ボタンが用意されていますのでクリックして登録画面に進みます。
アカウントはGmail上に於いて重複が無い限り取得することが出来ます。 これを調べるためのボタンもGoogleのアカウント取得時の Gmail を始めよう フォームには 使用できるか確認 ボタンとして用意されています。
アカウント名の重複
さて、お気に入りの名前…
例えば hoge でアカウントを取得しようと思い、 念の為この、使用できるか確認ボタンをクリックして見ると この時既にこのアカウントが他の人によって取得されている場合は その旨、表示されます。 利用者が多くなれば多くなるほど名前が重複する可能性は 高まりますのでこれは仕方ないことと諦めることが肝心でしょう。 因みにIT系物好きが新サービスに逸早く飛びつくのは 好みのアカウントIDを取りたかったりする為もあるんですね。 大凡早い者勝ちが不文律となったインターネットでは良くあることです。
残念ながらアカウント名が重複している際には
お薦めのGmailアカウント名に見られる傾向
次のユーザー名は使用可能です、としてお薦めされるアカウント名は 機械が自動的に作ったものですから些か表現性に乏しいもの、 というよりは使えなかったアカウント名の後ろに数字を付加したものが多いようです。 例えば以下のような具合、などなど…
hoge1192
hoge1600
hoge1867
どうしてもその名前が諦めきれないとついつい 後ろに生年月日や電話番号、住所など忘れ難い数字を補って アカウントを作成して仕舞い勝ちですが 若しかしたらこれが問題を招くかも知れません。
発生した宛先問題
本ブログ運営者に発生した問題と言うのは 本ブログ運営者保有のGmailアカウントに別の人宛のメールが届いたことでした。 メールの宛先を確認してみると保有Gmailアカウントと確かに似ています。 上のhogeの例で置き換えてみれば以下の様なGmailアカウント宛となっていました。
間違いメール宛先:hoge.645@gmail.com
アカウント取得時お薦めされるものとはピリオドを含むか含まないかが異なっています。
Gmailアカウントの裏技とピリオド
この時想起されたのは本ブログ2011年9月6日配信の以下の記事です。
サブアドレスが自由自在のGmailGmailに於いてはかなり自由の利くアドレスの裏技が幾つか存在します。 裏技に依って一つのアカウントで幾つものアカウントを使い分けた上で集中管理出来たりと 大変便利な機能である反面、それが若しかしたら徒となっているのかも知れません。
調べて見ればGmailのヘルプページに関連記事が用意されていました。
他人宛のメールが届いた場合この記事に於けるポイントはメールアドレスに於ける アカウント部分にピリオドを含んだ場合です。 Googleの説明に依れば以下の如くなっています。
Gmail ではユーザー名のピリオドは文字として認識されません。 このため、Gmail アドレスのピリオドを追加、削除しても実際の宛先のアドレスは変わらず、 いずれも自分の受信トレイにのみ配信されます。
この理屈から言えばhoge.645@gmail.com宛のメールはhoge@gmail.comにではなく hoge645@gmail.comに届く筈なのですが、 何故かhoge@gmail.comに届いてしまっている、と言う状態です。
判然しない原因と応急処置的対応
この問題の原因は分かりません。 Google以外に原因はあるかも知れませんし、 Gmailの問題かも知れないし、Gmail以外のGoogleツールにあるのかも知れません。 上に記したヘルプページにはまた注意書きとして以下の如く添えられています。
注: Google Apps ではピリオドが認識されます。 ユーザー名でピリオドを使用する場合は、 希望するユーザー名をニックネームとして追加するようにドメイン管理者に依頼してください。
若しかしたらGmailに関してこの手の問題が時折発生していることを示唆しているのかも知れません。 本ブログ運営者に発生した問題に於いては送信元も実はGmailであったのでした。
これに関して根本的処置は残念ながら思い付きませんが 取敢えずは本記事タイトルにもしたように 既存Gmailアカウント末尾に数字をつけたアカウントは避けるが吉 と思っていた方が無難なようです。