お名前.comからムームードメインへドメイン移管する

独自ドメイン(2011年7月5日記事 資産としての独自ドメイン 参照)を運用している際には そのドメインの管理をしている組織(レジストラ)の移管(管理組織を移す)をすることで 少しですが節約が出来ることがあるのは、 本ブログで2011年6月29日に以下の記事で書いた通りです。

ドメインの移管で経費節減

以前はドメインを維持するのは2011年現在の数倍するのは普通でした。 今回かなり以前、その数倍に該当する時期に登録した料金設定が そのまま適用され続けている為に今となっては割高となってしまった お名前.com から、年間1,000円以下で維持可能な ムームードメイン に移管しましたのでその具体的手順を記しておくことにします。

ムームードメインにはドメイン移管の手順が優しく解説されています。

移管申請の流れ

此処で上の図に有る様にメニューの左から二番目 ドメイン取得 にオンマウスで表示されるメニューから レジストラ移管申請 をクリックすると当該項目の最初のページ 1.レジストラ移管について に画面遷移します。 其処には下のような表が表示されています。

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ドメイン移管費用
com¥950/年
net¥950/年
org¥950/年
biz¥950/年
info¥950/年
mobi¥1,890/年
in¥1,950/年
me¥2,290/年
cc¥2,880/年
bz¥2,880/年
tv¥3,480/年
vc¥4,180/年

注意点として移管出来るドメインは表中にあるものだけになります。 また他の注意点として以下箇条書き等の制約がありますから気を付けて下さい。

  1. 取得から60日以内のドメイン
  2. 有効期間が9年以上残っているドメイン
  3. 有効期間が残り14日以内及び期限切れのドメイン

このような作業はついつい後回しにし勝ちで、 本ブログ運営者もギリギリ迄引き伸ばして痛い目にあったことがありますので 同じ憂き目を見られないようドメインの契約期限には要注意です。

このページで総て確認して大丈夫であれば、 ページの一番下の 移管申請をする ボタンをクリックします。 すると下の図の様に 2.ユーザー登録確認 画面に遷移します。

ムームードメインにドメインを移管するには ムームードメインのアカウントが必要ですので、 初めての際は新規にアカウントを作成する必要があります。 既にあれば ユーザー登録済み を選択して 申請者情報入力へ ボタンをクリックし、 遷移した画面でムームーIDとパスワードを入力して 移管ドメイン入力へ ボタンをクリックします。

すると上の図の様な 4.移管ドメイン入力 画面に遷移します。 ここで移管するドメインを入力するのですが、 図でハイライトした部分には 認証コード(AuthCode) を入力するように指示されています。

この認証コードとは移管元のレジストラ、 今回はお名前.comで管理されています。 移管ドメインの認証コードが分かる人物は 実際にお名前.comにログインしてそれを調べることが出来る人物で、 いたずらなどで他人が勝手にドメインの移管をすることを防いでいるのですね。 したがってここからはお名前.comにログインすることになります。

お名前.comにログインしたらドメイン一覧を開きます。 因みにこの際当該ドメインの一年間の更新料金は税込で 3,990円 とされていました。 ムームードメインに移管すれば上の表に依れば 950円 ですので 3,040円の節約 になる計算ですね。 では、下の図の様にドメインはリンクになっているのでクリックします。

すると当該ドメインの下の図の様に表で詳細が見られます。 図でハイライトした部分が認証コードです。 これをムームードメインの 認証コード(AuthCode) 欄に当該ドメインと共に記入し、 入力内容確認 ボタンをクリックします。

上手くいけば下の図の様に 申請可能ドメイン移管申請ドメインの合計金額 と共に表示されます。 これで良ければ 規約を確認する ボタンをクリックします。

遷移した 5.利用規約 画面で規約を読み、よければ 規約に同意します を選択して 移管申請 ボタンをクリックします。

上手く行けば 移管申請をお受けいたしました 画面に遷移します。 メールを送信した旨記されていますので、 ムームードメインにアカウント登録したメールアドレスを確認すると 【ムームードメイン】移管申請をお受け致しました と言う件名のメールがムームードメインから届いていました。

まだドメイン移管は完了していません。 申請が終わっただけです。 ムームードメインの以下のページの情報を見れば数時間 ~ 48時間ほどで 【重要】トランスファー承認手続きのお願い お名前.com という件名のメールが届く筈なので気長に待ちます。

移管完了までの流れ

…とここで余りのんびり構えていると 移管申請から数日で申請が無効になってしまうので注意です。 今回の実作業でも12月15日に申請して直ぐ数十分後には 【重要】トランスファー承認手続きのお願い なる件名のメールが届いていたのですが何かした拍子に見逃し 未処理のまま12月21日になってしまいました。 因みにメールが届くのは移管元のレジストラに登録しているメールアドレスなので 移管元と移管先のレジストラで異なるメールアドレスを登録している際は要注意です。

メールには20日の23:50迄に手続きしないと無効になる旨記されていましたが、 リンクURLをクリックした先には21日と記されており(下図参照)

移管申請自体のやり直しを覚悟で図の 承認する(Approve) をクリックしました。 画面は問題なく、確認(下図)

そして完了(下図)と遷移します。

この時点でムームードメインの管理画面を見ると

移管完了までの流れ の「5」の段階として、 『弊社レジストラ』 が『現在お客様のドメインを管理している会社』 に移管申請が行われたことを連絡する。 とされています。

今回はここで油断せず数十分程経った処で 移管元レジストラに登録のメールアドレスを見てみると確り 【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡 という件名のメールが届いています。 此処でも期日は.comでは78時間(三日)とされているので注意が必要でしょう。 今回は直ぐ様処理しました。 メール内に記されているリンクURLをクリックして開いた画面が下の図です。

今回は承認フォームが移管先のムームードメインではなく移管元の お名前.com by GMO となっています。 承認する(Approve) をクリックして遷移する確認画面(下図)で 決定(Confirm) をクリックし、

遷移した画面で完了の旨、表示されます(下図)。

ここで後はムームードメインからの連絡を待つだけになります。 ここでのムームードメイン管理画面の移管進行状況は 現在(移管元)のレジストラ(お名前.com)の承認を待っている状態として 移管完了までの流れ の「7」の段階、とされています。

そして待つこと数時間、移管元のお名前.comから21日午後3時過ぎに届いたメールの件名は トランスファー申請承認のご連絡 です。 これより10分を経ずして移管先のムームードメインから届いたのは 移管費用のご請求案内 でした。 そして今日は此処迄、と置いたその翌22日のムームードメインの 管理画面に於ける移管ドメインの状態が下の図の様に表示されていました。

どうやら移管は無事済んだようで、 あとは移管費用(ドメイン管理費一年分を含む)の950円を支払うだけです。 管理画面でクレジット決済をした結果、 下の図のように移管ドメインはレジストラをムームードメインとして首尾良く登録されました。

実は今回の移管元のお名前.comも移管先のムームードメインも 同じGMOの傘下にある企業なんです。 それでも独立したレジストラとして運営されているので、 このような現象が発生します、面白いですね。

2件のコメント

  1. お名前.comからムームードメインへ再度ドメイン移管する

    本ブログの2011年12月22日の記事お名前.comからムームードメインへドメイン移管するで実践したドメインの移管は、2011年6月29日にドメインの移管で経費節減なる記事で書いた通り少しでも節約出来ることがあるからです。今回も期限が近付いた独自ドメイン(2011年7月5日記事資

  2. Bloggerブログでオリジナルの独自ドメインを利用する

    インターネットの根幹技術の一つにURLがあります。特定の情報を指し示す仕組みで、膨大に広がるインターネットの情報の海からたった一つの情報を拾い上げることを可能にさせるものです。全く良くもこのような仕組みを考案したものだと感心させられますが、ドメインはその中で

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