デザイン上、問題ないレベルのレイアウトを安易に実現出来るため屡々採られる一部を幅広に取るモデルがあります。
Webページの一部分だけ幅広にするデザインモデルに於いて幅広のメイン画像部分を画像スライダーにするデザインモデル
画像スライダー導入で発生する問題
中でも図示した様にメイン画像の部分を幅広にするだけでなく
其の画像が次々に切り替わる所謂画像スライダーを実現したいと言う要請は決して少なくはないようです。
しかし此の要請の実現に於いては問題が発生します。
画像スライダー部分をページ全体を規定する一定の幅より広く取ると
ブラウザの表示時、デスクトップパソコンなどで充分画面サイズが広ければ問題ないのですが
一般にノートPCなどの小さな画面では横幅が収まり切らず横スクロールが発生し、
ちょっとしたことで画面が左右に動き扱い難いだけでなく
此の様なデザインを良しとする向きには許容範囲を超える横スクロールバーが表示されてしまいます。
処で解決のために画像スライダー部分をレスポンシブ対応にすると
ブラウザの横表示が狭い場合には横幅はきっちり収まるのですが
縦幅も応じて小さくなってしまい、
他のコンテンツ部分と著しい差が生まれてしまいます。
此の時画像だけならまだしもメイン画像部分には惹句などが記されることも多く
其れ等の文字は極めて読み難い状態が招かれざるを得ません。
問題解決の基本方針
此の問題を解決するためにメイン画像部分を背景画像、即ちスタイルシートで
background-images
に指定する方法が考えられるでしょう。
此の手法を取れば画像を常に一定のサイズで表示されるにも関わらず
幅広の部分の横幅がブラウザサイズを超えても
ブラウザサイズがページ全体を規定する一定の幅以上であれば横スクロールは発生しません。