Googleマップの登場とGIS

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今や日本では検索エンジンに於いて再度の提携がなされているGoogle社とYahoo社ですが、 最初の提携2001年4月から2004年5月及びその提携が解消された2004年6月辺りの ネット上のニュースを閲すれば当時は明らかにYahoo社の方がネットに於けるプレゼンスは格上で、 提携解消についてはGoogle社の将来が懸念されるなど、 今となっては的外れな見解が多く示される状態でした。

Googleマップの登場

そのような状況下、提携解消の翌年2005年に Google社からネット界隈が瞠目するサービスが提供開始され、 Google社の失われぬ勢いをまざまざと感じさせられたものです。 そのサービスこそ Google Maps(グーグルマップ) 、謂わずと知れたオンライン地図サービスでした。

それ迄インターネットでは地図サービスは…

バレンタインにお役立ちレシピブログには節電・節水レシピも満載

松の内を過ぎれば世は節分を控え、 更には一月後のバレンタインデーが既に気になり掛けている方も多いのでは? 特に特別な相手に贈るチョコレートを自作する女性は どんな具合に作り上げるか考えなければいけませんから 義理チョコの如く今日買って明日配る訳にもいかず 楽しいイベントもなかなか気掛かりも多く今から心掛ける処もあるでしょう。

レシピサイト最大手クックパッド

本ブログに於いてはネットを活用するビジネス方面の内容が多いのですが、 時々息抜きのようなインターネットサービスを紹介しています。 2011年6月11日の記事 インターネットから一歩退いてみよう―クックパッド もその一つ、ネットでビジネスを考えると少々遮眼帯の架かる傾向も否めず、 そこはちょっとアングルを変えて見てインターネットを楽しんで見ましょうという内容のものです。

正しくインターネットのお料理レシピの集合知の クックパッド は2012年1月現在、月間1,575万人の料理に関心のあるユーザが利用する、 と公式に広報されています。 そこには勿論…

みんビズのタイトルロゴを画像に変更する

15分で出来るが売り物のホームページ作成システム みんなのビジネスオンライン 、略して みんビズ では作成した当初のホームページのタイトルはテキストデータとなっています。 即ちホームページのデータを収めたサーバーではなく 表示する手元のパソコンのフォントデータを使ってホームページタイトルは表示されます。

みんビズホームページタイトルの2形式

テキストデータの他の表示方法としては画像データがあります。 画像データは方眼紙の様な縦横の多くの升目に色のデータをそれぞれ持たせたものです。 此方ではホームページのデータを収めたサーバーから読み込んだ儘のデータを表示します。

本ブログ2011年10月20日の記事 みんビズでホームページのタイトルを変更、編集する ではテキストデータとしてホームページタイトルを扱ったのでした。 実際の図が下になります。

2形式のそれぞれの長所と短所

この2形式にはそれぞれ良い処、悪い処があって一長一短なのは世の常です。 テキスト形式の良い処は…

高まる日本版GPSへの期待~予算要求額を大幅に上回る106億円

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自動車へのナビゲーションシステムの搭載は今や当たり前、 カーナビと称して親しまれています。 これは移動中に現在位置が地図上の何処に中るのか知ることが出来て初めて可能になります。 これを実現するのに利用されるのが GPS です。 近年ではスマートフォンにさえ搭載されるのは普通のこととなりました。

GPSとは?

GPS(ジーピーエス)とは Global Positioning System の略で 全地球測位システム と訳されます。 元は米国が軍事用に利用していたもので、 打ち上げられたGPS衛星と通信した物体の地上での位置を検出するシステムです。 位置検出にはお馴染みピタゴラスの定理で計算します。 この際3つのGPS衛星との位置関係を計算すれば位置検出は可能な理屈ですが、 使用する時計の時間誤差の補正の為などで4つのGPS衛星が使われます。 米国が打ち上げたGPS衛星は30と言われますのでその内の4つを使うのですね。 元来軍事用目的で有った為、他国に正確な情報を得られない様 SA(Selective Availability)と呼ばれる機能で精度を100m迄落としていましたが、 2007年からは当該機能取り外しが大統領決定され民間利用でも大いに有用となりました。

米国GPS衛星に於ける精度の問題

このGPSシステムはカーナビなど大いに利用されましたが、 しかし…

ジャイロスコープと地磁気、加速度センサ及び位置姿勢センサ

先日は去年2011年の年末にセンサの技術者の方と歓談する機会を得て、 其処での話柄で自分に取って実に興味深く思えた内容がありました。 しかし改めて調べて見るとどうやら激しく勘違いしていた感があるので、 本記事に備忘録として残しておこうと思います。

勘違いの命題

その勘違いを命題に表せば ジャイロスコープは加速度センサ及び地磁気センサの協働で実現される と言うものです。 この命題が真たれば即ちジャイロスコープは加速度センサと地磁気センサの存在有ってこそ 初めて存在が可能となるセンサとなります。 ところがこのジャイロセンサについてネットで調べて見ると…

引越し見積もりもインターネットで選べるドットコム時代

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新年も未だ松の内ではありますが、 新年度に動き出すにあたって様々考え出される時期でもあるでしょう。 まだまだ試験はこれからが本番と言えど、 お子さんの進学では親御さんはその新生活を考えるでしょうし、 新社会人は自ら考える必要があるでしょう。 転勤の内示には早いかも知れませんが、 新年度となれば時期的に通達の多いこともあり、 其方に意識を向ける必要がある方もいらっしゃるかも知れません。

新生活が決まれば転居の必要が出てくる向きもあるでしょう。 何かと物入りな新生活、転居にあたっての出費は成る丈抑えたいもの、 となれば…

DRAM世界シェア3位のエルピーダ経営危機~メモリーの種類

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2011年々末から2012年々始に掛けて日本では唯一という業態を持つ 或る企業が窮地に立たされているニュースが飛び交いました。 それは日本で唯一のメモリ専門メーカーであり、 DRAMのシェアで現在世界第3位である エルピーダメモリ株式会社 です。

同社は2009年のリーマンショック時の影響に於ける 社債償還や借入金返済で4月初めまでに1,700億円超の資金が必要である処、 打ち続く円高とDRAMの急激な価格下落で主力業務で利益を出せない状態でいます。 関係各社への出資要請や販売代金前払い、 更には経済産業省や金融機関も交えた上での他社との経営統合を含む抜本的な再建策なども検討されていますが かなり厳しい状態にあることは間違い有りません。

エルピーダの窮状を報じる年末年始の各紙

此れを伝える年末年始のニュースが以下…

XQDとメモリーカードの規格の変遷

その昔ヒットしたソニー社のウォークマンはカセットテープを再生するという制限から カセットテープ以上に小さくすることは出来ませんでした。 しかしアップル社の大ヒット商品iPodはCDの入る余地などないほど小さく 最新のものは腕時計代わりになるまでコンパクトに出来ています。 これほど音楽再生機器の小さくなったのは一重にその記録情報媒体にあるでしょう。 iPodでは最初こそ記録媒体にパソコンと同じくHDDを使用していましたが 直ぐにメモリーチップに置き換えられました。 音楽は小指の爪ほどのICチップの中へ詰め込まれることとなったのです。

メモリーカードとは?

このメモリーチップを利用した技術は様々な処で活躍してきました。 iPodが一般的になる以前はメモリーチップを利用したガジェットに音楽を詰め込んでおく手法も良く見られたものです。 USBメモリースティックもメモリーチップを利用しており それでファイルを受け渡すことも今や余りに一般的になり過ぎて、 ウィルスに注意する必要まで出て来たことは言う迄もありません。

メモリーチップをコンパクトに詰め込んで広く使われているのがメモリーカードでしょう。 例えばお手元の携帯電話にはカードスロットが付いていないでしょうか。 ここに差し込んだメモリーカードに電話帳などの記録を保存出来るのですね。 携帯電話が壊れてもメモリーカードが外部に相当するので連絡先や予定の情報は大丈夫と言う寸法です。 更にはカメラの外部記録装置としてもメモリーカードが活躍していることは デジカメファンの方なら知らない筈がない処でしょう。 音楽再生装置ではカセットテープに相当したメモリーカードはカメラではフィルムに相当する訳です。

新規格XQDメモリーカードと実商品

斯くも活躍の著しいメモリーカードですがその新規格が…

書店インストアマーケティングの進化~モール店、自炊、スタバ本

昨日2012年1月5日に記事にした 目から鱗のスタバ本~出版界起死回生の一手 に於いて参照した日経ビジネス2012年1月4日の橘川幸夫氏の寄稿 大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発想 ~ これまでになかったタイアップの構造とは は非常に示唆深い内容であるように思います。 昨日の記事では主にスターバックス・アートブック 、即ち スタバ本 を取り上げ、出版社、取次ぎ、書店の三者連携の妙手として紹介しました。 これとは別に橘川氏の稿からは三者の中にも特に書店について興味深い進展が見て取れます。

データから見られる書店の大規模化

先ず書店というリアル店舗の物理的な形態を見てみます。 すると…

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目から鱗のスタバ本~出版界起死回生の一手

出版業界の不況は言われて久しくありますし、 裏付けするデータも多く出されていもします。 構造的な不況も言われ、インターネットなど外圧的影響にも言及される状況下、 日経ビジネス2012年1月4日の橘川幸夫氏の寄稿 大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発想
これまでになかったタイアップの構造とは
にはとても興味深い出版に於けるビジネスモデルについて解説されています。 その手法名は記事タイトルにもある通り今の処 スタバ本 とするのが言い得て妙な感が有りますが、 スターバックス珈琲に留まるものでは有りません。 これから多くの企業、組織がこの手法を用いて出版ビジネスに関与するのではないかと予想されます。

スタバ本の発行組織

スターバックス・アートブック 、通称をスタバ本とするこのシリーズを開発・運営しているのは…

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