その昔ヒットしたソニー社のウォークマンはカセットテープを再生するという制限から
カセットテープ以上に小さくすることは出来ませんでした。
しかしアップル社の大ヒット商品iPodはCDの入る余地などないほど小さく
最新のものは腕時計代わりになるまでコンパクトに出来ています。
これほど音楽再生機器の小さくなったのは一重にその記録情報媒体にあるでしょう。
iPodでは最初こそ記録媒体にパソコンと同じくHDDを使用していましたが
直ぐにメモリーチップに置き換えられました。
音楽は小指の爪ほどのICチップの中へ詰め込まれることとなったのです。
メモリーカードとは?
このメモリーチップを利用した技術は様々な処で活躍してきました。
iPodが一般的になる以前はメモリーチップを利用したガジェットに音楽を詰め込んでおく手法も良く見られたものです。
USBメモリースティックもメモリーチップを利用しており
それでファイルを受け渡すことも今や余りに一般的になり過ぎて、
ウィルスに注意する必要まで出て来たことは言う迄もありません。
メモリーチップをコンパクトに詰め込んで広く使われているのがメモリーカードでしょう。
例えばお手元の携帯電話にはカードスロットが付いていないでしょうか。
ここに差し込んだメモリーカードに電話帳などの記録を保存出来るのですね。
携帯電話が壊れてもメモリーカードが外部に相当するので連絡先や予定の情報は大丈夫と言う寸法です。
更にはカメラの外部記録装置としてもメモリーカードが活躍していることは
デジカメファンの方なら知らない筈がない処でしょう。
音楽再生装置ではカセットテープに相当したメモリーカードはカメラではフィルムに相当する訳です。
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