MacBook Pro 2016のTime Machineに於けるSSDとHDDの比較

昨日迄はいつも通り使えていたのに今日突然使用不能となる、 IT機器に於いては珍しいことでは無く、 故障は通常こんな形で現れる様であるのは肌で感じてます。 それはちょうど一月ひとつき前の2022年11月15日の火曜日のことでした。 MacBook Pro 2016専用のTime Machineとして利用していたHDDのエレコムSGD-NZ030UBK(SEAGATEドライブ)が、 其の日に限っては通電してもウンともスンとも言わずパワーオンの証のLEDも点灯しません。 ちょうど其の日の午後一番で出掛ける際に自動車に不具合が発生し遂には買い替えの憂き目に遭うのですが、 疲れ果て帰った同じ日の夜にまさか重ねて此の如き困った不都合が発生しようとは、自動車の方は一般耐久消費財の例に漏れず、車屋さんからの助言も有り、前兆も有り、多少の覚悟はしていましたが、Time Machineは突然死にて、兎に角其の日はとんだ厄日ではありました。

MacBook Pro 2016のTime Machine顛末

本ブログの2016年11月20日の記事[※1] 2016年11月26日の記事[※2] に記した通り2016年の年末に入手してから今年2022年年末には既に丸々6年を経るものの バッテリーの交換[※3] 以外には別段不具合も無いMacBook Pro 2016は、此のブログ記事を書く際にも使うなど今以て活躍中ですが、 本体より遅れて2018年初夏に導入したTime Machine[※4] が先に音を上げてしまいました。 外に持ち出すのが本分のMacBookながらもTime MachineはHDDでしたので自宅に据え置いての利用でしたから特に外傷も有りません。 最近のHDDは保ちも良く、ドライブ自体の異常の際には時に聞かれる異音の発生も有りませんでしたから、 ドライブの不調にあらぬ電源部分の不具合が怪しく思えます。 中を覗いてみれば基板上のコンデンサに焼き切れていたりするものの有るかも知れませんが、 ジャンク系ユーチューバーならぬ身には、知識も道具も時間も宛ても無く、開いて修理と言う算段にも運び難くあります。 孰れかの機会に外箱を開いて中身の無事の可能性もあるドライブを何某かへの転用など目論見ながら、一方Time Machine機に於いては此の機会を以ての買い替えを期したのでした。

在りし日のエレコムHDD(2018年4月18日撮影)
在りし日のエレコムHDD(2018年4月18日撮影)
電源を繋いでももうLEDは光らない(2022年12月2日撮影)
電源を繋いでももうLEDは光らない(2022年12月2日撮影)
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控え目に言ってApple社の製品は不具合の塊です。製品発表時の新機能は鳴り物入りに其れなりに調整され出荷されますが、OSのバージョンアップが成される、即ち次世代の新製品が出荷されるに合わせて前世代の製品への適合はお座なりとなり、低ランクのエンジニアが割り当てられるのか如何か分かりませんが、明らかに其れと分かるソフトウェア的な不具合と付き合って行くのを覚悟しなければなりません。最近にも就中非道いのは「Liveライブ Photosフォト」機能です。iPhone6sの頃でしたか、登場した当該機能には当初は戸惑ったものの徐々に慣れ、主に長時間露光ではなくショートムービーと見て便利に常用していた所、iPhone 14 Pro Maxの登場に合わせて登場したiOS16にて撮影した「Live Photos」写真はカクツキ、画角は突拍子も無くズれ、途中停止するに至っては、余りにも実用に絶えず、9月末にiPhoneを入手してから一箇月も経たずして思い余ってApple社サポートに連絡を取って対応を願い、データの遣り取りをし、遂には新品のiPhoneを遠隔スキャンするなどしてデータを提供したのですが、以降、iOSアップデート時には必ず実行するものの今以て改善が見られません。此れは個体の問題にあらずしてiOSの不具合であるのは手持ちのiPhone 12 Pro Maxでも今迄なかった当該不具合がiOSアップデートのタイミングから見られる様になったことから明らかです。Apple社が既存のソフトウェア機能を新製品の3眼レンズへの適合に対し手をこまねいている模様であるのは実に困り物で、優秀な技術者を割り当てた上での早期の解決が望まれます。

「Live Photos」は直近の最も酷い事例ですがApple社独自の差分バックアップ機能であるTime Machineも御多分に漏れず、2018年6月12日の記事[※4] に「外部HDDをUSB-C接続するだけで僅か数分、其の数分、着替えなど他の用事を済ませている間で差分のバックアップを取れるTime Machineは負担にもならず気軽にバックアップを実行出来るMacならではのアドバンテージとして機能します。」と書いたのが恥ずかしくなるくらいの時間が掛かる様になってしまいました。据え置きで使用していれば問題は少ないだろうとは思われますが、モバイル機では扨、出掛けようとした際にTime Machine作動中であるのはなかなか出鼻を挫かれますし、帰宅時に繋げるTime Machineの時間が掛かるとなれば躊躇ちゅうちょして使用を躊躇ためらい、バックアップも疎かとなりTime Machineも古いデータのみとなる本末転倒です。特にクリーンアップと称される時間が驚く程時間を要する様になり、放っておけば少し気を抜いた刹那クリーンアップの終えるや否や次のバックアップ処理が始まり又もや長いクリーンアップを待たねばならない始末には腹立ち紛れとは言え精密機器の端末や外部ストレージに衝撃を与える訳にも行かず、鬱憤は溜まるばかりです。此れもTime Machineを利用するMacBook Air M1 2020でも時間が掛かるのは一般でしたので、Apple社の製品なので不具合とも呼べない不具合位は仕方ない、と諦念しつつ使い続けていたのですが、流石にApple社もTime MachineはMacのアドバンテージであったと思い直してか、macOSが「Ventura」となって梃入れされたものと見え、大幅改善されたのが実感出来る様になったのでした。ところが残念ながらmacOS Venturaのアップグレード対象からは外れてしまったMacBook Pro 2016年モデルは此の恩恵を受けられません。

Time Machine次世代機への要請と機会の到来

上記に仍って要請の第一は処理速度です。此れには未だ磁気HDDを使用していましたので、SSD化と言う絶対的な改善手法が残されています。Time Machine選定の条件には仍って先ずSSDドライブの採用が挙げられます。次は価格です。MacBook Pro 2016に専用Time Machineを誂えた4年前でも価格を度外視すればSSD化は可能でしたが、費用は青天井に見積もれませんのでHDDの採用に落ち着いたのは、MacBook Pro 2016年の2018年6月12日の記事は勿論[※4]、MacBook Air M1 2020の際の記事[※5]にさえ記した所です。最後に容量です。MacBook Pro 2016は1TBのストレージを擁しています。此れに適切なバックアップディスクとしてのストレージ容量が考慮されねばならず、Time Machineでは差分をバックアップするシステムにてプレーンにバックアップを取るシステムとは比較にならない程の狭小容量で済むとは言え、ネットなどに出回っている情報を見れば最低でも2倍は必要と、成る程頷ける情報が散見され、すると今回の必要容量は2TBとなります。以上、要請を約めれば「廉価2TB外付けSSDドライブ」と些か恥ずかしい部分を含みながらも分かり易い一文となります。

アマゾンWebサイトのギフトカード残高(2022年11月25日時点)
アマゾンWebサイトのギフトカード残高(2022年11月25日時点)

斯く有る予算の上限は、有り難くも何時の間にか溜まっていたアマゾンのギフトカードの残高が其れになります。残高は上の画像に有る様に18,570円にて、従って利用サイトも自ずから定まりました。以て候補の製品をアマゾンWebサイトの探して見れば幾つかの勘定に合う機種が見付かりました。後は時期を待つだけでしたが、其れは案外早くやってきました。

AEONモール市野の「BLACK FRIDAY」宣伝垂れ幕(2022年11月24日撮影)
AEONモール市野の「BLACK FRIDAY」宣伝垂れ幕(2022年11月24日撮影)

頃日には本邦にも舶来のイベントが商魂逞しく導入されるに至ったクリスマス商戦やバレンタインデー商戦などと類似のお祭りの一つが「ブラックフライデー」なるものだとか、主に北米で一般的な「感謝祭」の売れ残りが翌日の金曜日になれば小売店が在庫一掃とて大安売りされるに至り、此の行為が習慣付いたものとやら、元々本邦に於いても、盆暮れの商いに最近では節分の恵方巻きなどとかも商戦化されては馴染みの薄い習慣にあらずして、つい先日も浜松市は市野のイオンモール街に出掛け、一階フロアーを歩いていた際にも宣伝の垂れ幕を目にしたりもしたのでした。

勿論感謝祭御本家の米国ネットショップ最大手の、今回事情から買い物を目論むアマゾンとて漫然と腕を組んで見過ごす筈もなく、此の機会のセールを大々的に予告宣伝したりもしており此方も気付いたので、成る程そんな大売り出しがあるのなら利用しない手はないだろう、と手ぐすね引いて待ち構えていたのでした。アマゾンのブラックフライデーの期間は2022年は11月25日から翌12月1日迄と予告されていました。

アマゾン社の「ブラックフライデー」セールバナー
アマゾン社の「ブラックフライデー」セールバナー

アマゾン「ブラックフライデー」セール突入と機会喪失

アマゾンが「ブラックフライデー」セールを開始した初日、2022年11月25日に検索してみた結果が以下になり、購入候補として挙げたのが赤、青枠で括った商品になります。赤枠の方は「Crucial X6 外付けSSD 2TB」で定価が24,750円のところ、セール割引で17,800円と28%引きは予算内に収まる額となり、接続はUSB Type-Cで最大読み込み速度は800MB/秒と割引率も価格対パフォーマンスもなかなかです。青枠は「SUNEAST SSD 外付け2TB」にて、定価15,980円がセールで13,583円と割引率は15%ながら、ほぼ最低価格帯は元々が予算内に収まるもので目に付いた商品です。速度は「Crucial X6」には劣る560MB/秒で、接続もUSB Type-C変換アダプタと有るのはUSB Type-Aからのもので、共に価格帯を表している仕様だと感じられます。さてどちらにしようかと、折角此方の予算内迄降りて来てくれたのだから「Crucial X6」にしようかと迷うも其の日と続く数日は少し取り込んでいたこともあり、先ずは急ぎの用事を片付けてからゆっくり選ぼうなどと思い、Webサイトを後にしたのは後に思えば後の祭りと相成った次第。

2022年11月25日にアマゾンで「ポータブルSSD 2TB」で検索した結果の一部抜粋
2022年11月25日にアマゾンで「ポータブルSSD 2TB」で検索した結果の一部抜粋

思い立ったら吉日とばかり此の時買ってしまえば手に入った「Crucial X6」は、扨、セール開幕から数日過ぎた28日に改めてページを開いて驚く、セール終了であるらしく「Black Friday Sale」の赤札は消え去っており、こんなこともあるのかと感心頻りであるのは、如何やら当該機種はPS4、PS5の外付けドライブとして速度が高く価格もこなれておれば、セールに割り当てられた数字をあっという間に売り切ってしまったのでしょう、どれを取っても変わらず入手は容易とすっかり舐めて掛かって者に入手が叶う筈も無い人気商品で有った様です。

SUNEAST SSD 外付け2TB購入

セール終了ならば定価で食指が動く程の気持ちも「Crucial X6」には有りませんので、必然的にもう一つの候補に自ずから選択肢は絞られれば、此方とても最安値ながらなかなか好評のレビューが集い、又もやセール終了の憂き目に合うのはもう御免と、慌てて「SUNEAST SSD 外付け2TB」をセレクトして注文をしたのでした。

以下の如く、購入価格はギフトカードの残高内に収まり支払いは発生しないのは何もかもが値上がりの昨今には、有り難いところです。

SUNEAST SSD 外付け 2TB SE-PSSD01AC-02TBをAmazonギフトカードで購入する
SUNEAST SSD 外付け 2TB SE-PSSD01AC-02TBをAmazonギフトカードで購入する

SUNEAST SSD 外付け2TB着到

大事なのはガジェットにあらずしてデータなりとはITに於ける箴言にて、例えiPhoneやMacが幾ら壊れたり遺失したりしても其れは其れでショックであるのは確かながら、本当に大事なのはデータであるのは言う迄も無く、データとして蓄えられた写真やテキストは他に替え難く他からは得難く、一旦失えば覆水は遂に盆には返りません。此れをApple社のエコシステムに依存するには問題を抱えつつ其れなりのメリットがあるので、複数機種間、其れは携帯電話からも卓上据え置き端末からも、又モバイルシェル端末からも、iCloudを通して同様に扱え、同期され、Macのアドバンテージたる差分バックアップシステムに仍って保管されれば、Time Machineを複数台用意すれば其れ丈情報セキュリティ分野に言う所のCIAの一つ「Integrity」、即ち「完全性」の保たれる可能性が高まるのでした。

MacBook Pro 2016に表示される不安を煽るバックアップ未作成期間
MacBook Pro 2016に表示される不安を煽るバックアップ未作成期間

手持ちの3台のMacの内のMacBook Air 2013に於いて容量の不足からOSのアップデートも儘成らず、研究上重要なデータとなる「写真」アプリを削除してしまっていました[※6]からTime Machineは用意しているとは言え、中に写真データは保管されていません。すると残り2台がiCloudを通じ互いにTime Machineを利用しつつ写真データ全体を補完する構成になっていたのでしたが、其の両翼の一つが捥げ落ちた状態では、我ながら些か心配性が過ぎるとも思いますが、日々不安の擡げ、MacBook Pro 2016を開く度にバックアップ未作成の日付が増えて行くのが其の不安に追い討ちを掛けます。

決して気持ちの良いものでは無い日々を重ねつつAmazonの配送状況を追い掛けるに、月も師走に変わった2日に本日到着予定との表示を見て配達業社のベルを鳴らすを待ち兼ねていると、いつの間にやらAmazonの配送状況は配達済みとなっています。若しや置き配か、と思い玄関口へ出ても其れらしき荷物は見当たらず、扨はと郵便受けを覗いてみると其処には少し厚めの封書が届いているので、表に貼られた印刷を確かめれば確かに注文品で有りました。届く小荷物は郵便受けの細い間口を通るにあらずとすっかり思い込んでいたので、即ち、実際に届いて見て驚いたのは其の大きさでした。先ずはパッケージの内容を以下に表示しますが、単体では大きさが分かり難くはあります。

「SUNEAST SSD 外付け 2TB」パッケージ表面
「SUNEAST SSD 外付け 2TB」パッケージ表面
「SUNEAST SSD 外付け 2TB」パッケージ裏面
「SUNEAST SSD 外付け 2TB」パッケージ裏面
「SUNEAST SSD 外付け 2TB」同梱品
「SUNEAST SSD 外付け 2TB」同梱品

其処で分かり易さの為に、例に仍って歴代のTime Machine用ストレージを以下の画像に比較して見れば、一目瞭然でしょう。

歴代Time Machine用ストレージ比較(2022年12月3日撮影)
歴代Time Machine用ストレージ比較(2022年12月3日撮影)

二代目MacBook Pro 2016 Time Machine襲名

その日こそ忙しさに紛れ、又、前Time Machineの設定初期の煩わしさも思い出されては、届いたTime Machineは繋がず終いでしたが、流石に待ち兼ねていたもので、次の日の夜には早速目論見通りMacBook Pro 2016に繋いでみました。因みに何の因果か此の日の午前中は前Time Machineが応答無しとなったと時を同じくして廃車となった代替に注文した自動車の納車の日でもありました。繋いでみれば何の問題もなく「SUNEAST SSD 外付け2TB」はMacBook Pro 2016にマウントされ、取り敢えずは眠い眼を擦りながらも一安心です。

初接続にてMacBook Pro 2016にマウントの確認された「SUNEAST SSD 外付け2TB」(2022年12月3日撮影)
初接続にてMacBook Pro 2016にマウントの確認された「SUNEAST SSD 外付け2TB」(2022年12月3日撮影)
MacBook Pro 2016にマウントされた「SUNEAST SSD 外付け2TB」のボリューム名を変更する(2022年12月3日撮影)
MacBook Pro 2016にマウントされた「SUNEAST SSD 外付け2TB」のボリューム名を変更する(2022年12月3日撮影)

マウントが確認されたら次にフォーマットです。上のディスクユーティリティーの表示を見ればマウントされた外部物理ボリュームの「SUNEAST2TB」は「exFAT」と認識されていますので単に外部ストレージとして用いるのは問題も無く、加えてWindowsからのアクセスも可能となりますが、Macの於けるTime Machine機のフォーマットとしては不適当ですので、同「ディスクユーティリティー」画面メニューから「パーディーション作成」を選択し、以前の記事[※4・5] なども参考に「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマットします。此の際、「SUNEAST2TB」の容量は2TBで1TBストレージのMacBook Pro 2016のTime Machineとしては最低限の容量ですので全てを一つのパーテーションとして利用するのは言う迄も有りません。

ディスクユーティリティーに於ける「SUNEAST2TB」フォーマット選択画面(2022年12月3日撮影)
ディスクユーティリティーに於ける「SUNEAST2TB」フォーマット選択画面(2022年12月3日撮影)
「SUNEAST2TB」フォーマット完了画面(2022年12月3日撮影)
「SUNEAST2TB」フォーマット完了画面(2022年12月3日撮影)

所で実は此処で「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマットする必要はなかったものと思われます、と言うのもTime Machine機として利用した後から確認した「SUNEAST2TB」のフォーマットは「APFSボリューム・APFS(大文字/小文字を区別、暗号化)」と表示されているからですが、「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマットしても別段問題は有りませんでした。恐らくは「exFAT」のままでもTime Machineストレージとして利用する際に自ずと適切な形式にフォーマットし直すべく仕組まれているものと思われますが、一期一会にて確認はしていません、悪しからず。

Time Machineとしての利用開始

ストレージ側の用意が出来た所で2022年12月3日は約3週間振りにMacBook Pro 2016のTime Machine環境設定を開けば、此方の事情を寸分も斟酌してくれずに○に「i」アイコンが赤く、期間が開き過ぎている警告として表示されています。既に亡き「MacBookPro2016TimeMachine」ですから「ディスクを選択…」釦を押下するしか選択肢は有りません。斯くて「利用可能なディスク」項目には無事「SUNEAST2TB」が表示されていますので此れを選択します。

警告付きのMacBook Pro 2016のTime Machine環境設定画面(2022年12月3日撮影)
警告付きのMacBook Pro 2016のTime Machine環境設定画面(2022年12月3日撮影)
「SUNEAST2TB」の表示された「利用可能なディスク」項目(2022年12月3日撮影)
「SUNEAST2TB」の表示された「利用可能なディスク」項目(2022年12月3日撮影)

念を押して「MacBookPro2016TimeMachine」の使用を尋ねてくるmacOSですが、此れも選択の余地無く「SUNEAST2TB」に「置き換える」しか有りません。すると「SUNEAST2TB」をTime Machineとして利用するに当たってのパスワードの設定を求められます。今となってはTime Machineに於いては暗号化は必須となり、其の為にパスワードも必須です。暗号化に於いてはMacBook Pro 2016のTime Machine前機種に於いては此の処理に途轍も無い時間が掛かりました[※4] が、此れはMacBook Air M1 2020でTime Machineを導入する際に呆気無い程の短時間で済んだ経験[※5] もあることから、幾ら処理能力が劣るとは言え、OSも開発が進み、然も今機種ではSSDを採用しているからには、其れ程の時間を要すことも無いだろうと鷹揚に構えたものです。

ドライブの使用についてのTime Machine環境設定画面に於ける選択肢(2022年12月3日撮影)
ドライブの使用についてのTime Machine環境設定画面に於ける選択肢(2022年12月3日撮影)
暗号化の為に求められるパスワード設定(2022年12月3日撮影)
暗号化の為に求められるパスワード設定(2022年12月3日撮影)

パスワードを設定すれば「SUNEAST2TB」は準備中に入ります。恐らくは此処で「二代目MacBook Pro 2016 Time Machine襲名」項に先述した様に、改めてTime Machineとして適切なフォーマットが為されているのではないかと推察されます。然るべき処理が完了すれば、続いてカウントダウンが開始されます。「最古のバックアップ」も「最新のバックアップ」も勿論一つも無いのは当該ストレージに於いて最初のバックアップ実行である証明です。

「SUNEAST2TB」準備中のプログレスバー(2022年12月3日撮影)
「SUNEAST2TB」準備中のプログレスバー(2022年12月3日撮影)
Time Machine開始のカウントダウンが始まる(2022年12月3日撮影)
Time Machine開始のカウントダウンが始まる(2022年12月3日撮影)

カウントダウン完了と共にTime Machineとしての「SUNEAST2TB」の初動が開始されました。此の時2022年12月3日22時24分。Time Machineは差分バックアップであるのが売りですが、最初はTime Machineのバックアップ対象の端末のストレージに於ける全てのデータを暗号化しつつ複製する必要が有ります。対象端末としてのMacBook Pro 2016の此の時の使用済みストレージ容量を調べて見ると約8割弱の使用でしたから、MacBook Air M1 2020の際[※5] には入手当初のストレージ使用量の少ない段階でのTime Machine導入でもあり性能差も鑑みれば、可成りの時間を要しても致し方無しとの些かの諦念を抱いた処です。

開始されたTime Machine「SUNEAST2TB」のイニシャルバックアップ(2022年12月3日撮影)
開始されたTime Machine「SUNEAST2TB」のイニシャルバックアップ(2022年12月3日撮影)
MacBook Pro 2016に接続された各ストレージ容量(2022年12月3日撮影)
MacBook Pro 2016に接続された各ストレージ容量(2022年12月3日撮影)

Time Machine初動の処理は果たして凡そ予想通りの展開でした。MacBook Air M1 2020の様な短時間[※5] にはあらずとも、MacBook Pro 2016のTime Machine前機種の如き十日もの時間が掛かる[※4] 少なくとも日単位では無く時間単位で、其れも二桁には及ばない推移を見せ、如何やら眠い目を擦り擦り起きていなければならない様ではあり、Time Machineの開始は明日に持ち越せば良かったなどとも少し後悔しながら推移を見守ります。

開始より33分、20.5%進行(2022年12月3日22:57撮影)
開始より33分、20.5%進行(2022年12月3日22:57撮影)
開始より1時間57分、50.7%進行(2022年12月4日0:21撮影)
開始より1時間57分、50.7%進行(2022年12月4日0:21撮影)
開始より2時間27分、71.3%進行(2022年12月4日0:51撮影)
開始より2時間27分、71.3%進行(2022年12月4日0:51撮影)
開始より2時間49分、91.5%進行(2022年12月4日1:13撮影)
開始より2時間49分、91.5%進行(2022年12月4日1:13撮影)

待つこと3時間弱、日付を超えて2022年12月4日の1時16分に漸くMacBook Pro 2016二代目Time Machineのイニシャルバックアップが完了しました。MacBook Pro 2016の画面右上には「バックアップ完了“SUNEAST2TB”への初回バックアップ処理が完了しました。」なる通知がスライドインして来ました。此の時「SUNEAST2TB」の使用容量を見てみれば、699.41GBと「MacBook Pro 2016に接続された各ストレージ容量」と比較すれば些か小さな容量ですが、テンポラリーファイルなどの不要データの複製などは除かれているとすれば凡そ妥当な数値が示されています。又、現時点でもイニシャルバックアップ時間の比較対象たるMacBook Air M1 2020の使用容量は400GBを少し越えているに過ぎず、大凡初回バックアップの処理時間も同様に妥当ではなかろうかと思います。二代目の初回バックアップ処理は状況証拠から見ても過不足なく始末された様ですし、ストレージ容量としては購入時の目論見通り、此の残り容量ならばTime Machineとして役目を果たすのに問題はなさそうです。

MacBook Air M1 2020のストレージ使用容量(2022年12月4日撮影)
MacBook Air M1 2020のストレージ使用容量(2022年12月4日撮影)
「SUNEAST2TB」初回バックアップ処理完了通知(2022年12月4日撮影)
「SUNEAST2TB」初回バックアップ処理完了通知(2022年12月4日撮影)
初回バックアップ処理完了直後の「SUNEAST2TB」ストレージ容量(2022年12月4日撮影)
初回バックアップ処理完了直後の「SUNEAST2TB」ストレージ容量(2022年12月4日撮影)
初回バックアップ処理完了直後のMacBook Pro 2016のTime Machine環境設定画面(2022年12月4日撮影)
初回バックアップ処理完了直後のMacBook Pro 2016のTime Machine環境設定画面(2022年12月4日撮影)

二週間分の実使用時間計測データ

以上、初回バックアップ処理に要した時間は3時間弱でしたが、毎度の運用にこんなに時間が掛かって貰っては困ります。では日常のTime Machine処理に掛かる時間は如何程でしょうか。初回バックアップ処理を第0回として、以下に其れ以降、正規化と言うか或る程度のデータの均質化の為に毎日一度に限ったTime Machine処理を実行し、掛かった時間を以下に表にしてみました。一週間程のデータを取れば宜しかろうと思っていた所、一週間経った時点で倍と急に時間が長くなり始めたので二週間に増量した次第ですが、若しかしたら第0回のイニシャルバックアップとの差分の処理が複雑になるに当たって処理が倍増したのかも知れません。最初の週の倍増辺りにて安定し始めた所の二週間を以て再録期間としてみました。

日付時間
12022年12月4日10分
22022年12月5日12分
32022年12月6日12分
42022年12月7日10分
52022年12月8日9分
62022年12月9日2分
72022年12月10日10分
日付時間
82022年12月11日11分
92022年12月12日16分
102022年12月13日24分
112022年12月14日24分
122022年12月15日17分
132022年12月16日24分
142022年12月17日23分
MacBook Pro 2016に於けるSSD外部ストレージ「SUNEAST2TB」の日常のTime Machine処理に掛かる時間二週間分
日付時間
152022年12月18日15分
162022年12月19日11分
172022年12月20日16分
182022年12月21日15分
192022年12月22日27分
202022年12月23日24分
212022年12月24日9分
日付時間
222022年12月25日18分
232022年12月26日12分
242022年12月27日14分
252022年12月28日8分
262022年12月29日17分
272022年12月30日30分
282022年12月31日8分
MacBook Pro 2016に於けるSSD外部ストレージ「SUNEAST2TB」の日常のTime Machine処理に掛かる時間追記二週間分

此れを以て、ではMacBook Air M1 2020は如何だろうであったろう、と言う疑問が途中から湧き、第4回の2022年12月7日から併せて時間を取ってみました。2021年5月8日の記事[※4]にも有る様に此方はポータブルながらもHDDにて、故障前のMacBook Pro 2016に比べてmacOSがVenturaとなってTime Machine処理の必要時間が改善された、と思っていた環境です。「回」項目をMacBook Pro 2016に合わせてあるのは同日付ではiCloudの同期に仍ってバックアップ容量がほぼ同じになるからに仍って、比較の便宜の為です。此方は一年以上バックアップを取り続けていますから処理時間的には既に安定しています。以て両者の安定必要時間の比較が見られるものと思われます。

しかし上表と以下の表を以て見れば比較する迄もなく其の差は歴然の桁違いにて、MacBook Pro 2016にSSDを導入する迄は、MacBook Air M1 2020に於いてmacOS Venturaの導入で随分改善されていたと思った環境のTime Machine処理時間が悲しくなるのは、2018年6月12日の記事[※4] に記した処が恥ずかしくなるのと一般にて、此の時間を以て決して「速い」ものにはなくも「比較的」とは言え「早い」と思っていたのですから我が身を憐れみたくもなります。

日付マウント実処理アンマウント
42022年12月7日10分2時間36分26分
52022年12月8日12分53分3分
62022年12月9日10分1時間28分9分
72022年12月10日10分1時間56分8分
82022年12月11日10分1時間34分9分
92022年12月12日9分52分9分
102022年12月13日8分49分4分
112022年12月14日8分1時間54分6分
122022年12月15日10分1時間59分1分
132022年12月16日10分1時間1分
142022年12月17日10分56分44分
MacBook Air M1 2020に於けるHHD外部ストレージの日常のTime Machine処理に掛かる時間十日分
日付マウント実処理アンマウント
152022年12月18日13分56分44分
162022年12月19日15分51分3分
172022年12月20日10分1時間16分8分
182022年12月21日12分1時間46分9分
192022年12月22日16分1時間12分3分
202022年12月23日8分52分1分
212022年12月24日13分1時間28分3分
222022年12月25日16分1時間48分45分
232022年12月26日8分37分1分
242022年12月27日10分23分1分
252022年12月28日15分50分37分
262022年12月29日8分1時間19分3分
272022年12月30日12分2時間17分2分
282022年12月31日9分1時間54分50分
MacBook Air M1 2020に於けるHHD外部ストレージの日常のTime Machine処理に掛かる時間追記二週間分

糅てて加えてMacBook Air M1 2020はTime Machineの処理時間のみならず、ドライブのマウント、アンマウントの時間も別項目にして記さざるを得ない程の時間が掛かっています。此れは2021年5月8日の記事[※5] に記した様にHDDを二つのパーテーションに分け、プライマリのパーテーションにあらずして新規に設けたスレーブのパーテーションをTime Machineに割り当てたことが原因であるのがはっきりしているのは、プライマリのパーテーションはHDDのUSB接続と同時に認識されマウントが完了するからです。Time Machine用のストレージはパーテーションを分けないか、如何しても分けたい事情が有る場合にはプライマリのパーテーションへのTime Machineの割り当てを強くお薦めします。又、アンマウントにおいては、恐らくはポータブルHDDとして何らかの対処はされているだろうのでアンマウントした途端にUSB接続を抜いても良かろうとは思うものの、「カリカリ」とHDDにせわしない回転音を立てられていては此れが落ち着く迄は待ちたいと思う人情です。従ってアンマウントに掛かる時間という項目は正確には、アンマウントしてからHDDの回転音が落ち着き、LED点滅の間隔が長くなる時点迄を表しています。SSDには物理的回転運動の無い故に此の懸念が無い道理で此れもHDDに対するアドバンテージの一つになるでしょう。

macOS Venturaにアップグレードする以前には此れにクリーンアップの時間が加わっていたのですから全く馬鹿らしい時間が掛かっていたのでしたが、MacBook Pro 2016に至ってはmacOSのアップデートもならぬmacOS Montereyの儘にて「MacBook Pro 2016のTime Machine顛末」項目に記した通りの最早異常とも言って宜しかろう状況を状況を甘受していたのでした。斯うなるとMacBook Pro 2016のTime Machine用HDDの故障は有り難くさえ思えて来ます。

一方、MacBook Air M1 2020に於いては、此れではTime Machineの処理開始時には常にSSDに於けるイニシャルバックバップを実行しているのと同じ程の時間を要する覚悟が必要である状況が多々発生し、Time Machine処理が躊躇われてしまいます。MacBook Pro 201では此の状況が常態化していましたので、端末のTime Machine処理に対する姿勢が逆転する運びとなりました。

SSDとHDDの優位性比較

此れ迄運用の経験上得られた感覚的な知見に加えて、今回得られた定量的なデータに仍ってMacBook Pro 2016に於いてTime Machine機に使用するストレージのSSDとHDDの比較を独自すれば、以下の如くなるかと考えます。

  • 処理速度
    圧倒的にSSD有利
  • 価格対容量比
    「価格」項目と「容量」項目は、斯くの如く纏めて比較が可能になり、当該項目に於いては近年大分差が縮まったものの、今以てHDDが優位である
  • 可搬性
    物理的容積及び重量を以てSSDが有利であるに加えて、次項目の「耐衝撃性」を鑑みれば更に其の差は開く
  • 耐衝撃性
    可搬性に含めず別項目立てとしたのは、アンマウント処理の際に見られた物理的回転運動をHDDが伴うに仍ってであり、SSDが有利と言え、HDD側の対策が進んでいると言うも猶、精神衛生状に与える影響は大きい

本データは同じ端末ならぬMacBook Pro 2016とMacBook Air M1 2020と言うCPUのアーキテクチャさえ異なる端末間のデータにて、更にはmacOS自体にも差を余儀無くされ注意を要しはしますが、端末自身の処理速度及びOSの不利を鑑みてもSSD化は其の不利を補って余り有るものとなり、却ってHDDに対するSSDの優位性を際立たせる結果となりました。

処理速度は優位と劣位が例えば数分と十数分であれば桁が違えど問題にしない所でしょうが、劣位にあるものが分単位ならぬ時間単位で処理を要するとなると如何しても捨て置けません。此れだけでもSSD選択の理由になるでしょう。当該選択が従来法外な価格差に因って許されぬ状況であったのでしたが、SSDの値段も許容される程にこなれて来た今となっては問題にはなりません。価格対容量比に於いては劣位にあるSSDも使用目的のTime Machineが有利に働きます。何となればプレーンバックアップやNAS等と異なり、必要十分な容量が比較的狭小で済むからです。一昔前のノートPCの様に本体のストレージにHDDが利用されていた時代であればいざ知らず、現在は可搬性ではHDDは如何しても「強いて」付きで可能になる面が有り、此れには耐衝撃性の不利も追い討ちを掛けます。総合的に考えてSSDの優位は否めないものと考えます。

但し此の考察は飽く迄ポータブルたるMacBookを前提としている比較であって、例えば処理速度の高いMac Studioで大量のデータを扱うに給電を別として据え置いてTime Machineを接続した儘連続的に運用すると言う条件であれば勿論優位性は変わって来るでしょうことを、念の為記し置きます。

結言

以てApple社のポータブルPCたるMacBookの範疇に於いては、Time Machine機選定はSSD一択となるかと考えます。HDDを向後も使用し続ける予定の自身に取っても厳然たる事実を突き付けられるのは遺憾ではあるものの、最早、MacBookのTime Machine機のストレージタイプの選定に於いてはHDDは有り得ません。

今回Amazonから購入する際の要請として上に記した要約は「廉価2TB外付けSSDドライブ」でした。此れを分解すれば、要請の第一は処理速度、第二は価格、第三は容量でした。SSDとHDDを比較すれば価格、容量の二項目、即ち価格対容量比にまとめた項目に於いて今猶優位に有るものの、余りにも速度、即ち性能比が有り過ぎます。SSDの廉価化に仍って価格容量比の劣勢を補って猶余りある性能比は遂に全体としてSSD化の優位を招来したものとなった様です。

補完的にはSSDにはHDDに対する優位性に更に可搬性、耐衝撃性が加わります。2021年5月8日の記事[※5] にも歴代Time Machineの大きさ比較の写真を掲載した余勢で今回も倣いましたが、図らずも此れはSSDの優位性の一つで有る低容積を示しました。実際、使用していてMacBook Air M1 2020ではバス給電ながらも、此処に於いて浮上したもう一つの耐衝撃性の弱点も鑑みてとても表に持ち出せる気にはなれませんでした。処理時間を見ても外で移動しながらTime Machine処理を行うのは躊躇われますが、今回使用してみてSSDであればポータブルTime Machine機として実使用に耐え得る様に強く感じています。更には今回は検討外としたバス給電の消費電力は外出時の運用となれば比較要素の一つとして必須となり、恐らくは物理的回転駆動系に依存しないSSDに有利に働くでしょう。持ち出し前提のスリムなデザインのMacBookのTime Machineでは今回補完的扱いである可搬性、耐衝撃性に加え、バス給電時の消費電力も加えた条件が、今後選択時に重きを為すのかも知れません。

扨、此処迄利用側の事情を考えて来ましたが提供側は如何考えているのでしょうか。推測にしか過ぎませんが、恐らくはApple社もTime MachineにはSSDの利用を条件とする方針にシフトしつつ有る印象を受けます。実際、OSのアップデートに合わせてか如何かは分かりませんが、徐々に長くなるTime Machine処理時間は、Apple社としてもTime Machine機には基本的に速度の向上を前提としている感が拭えません。今やHDDを内部ストレージとするポータブルMacは存在しないのですから、若しApple社が其の様に考えていても不思議ではありません。此の如き考察は決して公式には表に出ませんし、表面化するのもすっかり世に知れ渡って今更感を伴うのが常ですし、大して自ら使用しもしないApple製品を取っ替え引っ換えするガジェット系メディアの発信情報にも決して含まれない情報ですので、本記事も其れなりの価値を提供出来るものと手前味噌ながら考えます。

本記事を以て読者諸氏が如何感じられるかは様々とは思いますが、今回のレポート記事をものしてみたからには、次回Time Machine用ストレージ購入には自身にはSSDしか考えられない方向が浮き彫りとなりました。

追記(2022年12月31日)

「二週間分の実使用時間計測データ」に於いて配信時の二週間分に加え、其の後の二週間分のデータを加えました。“MacBook Pro 2016に於けるSSD外部ストレージ「SUNEAST2TB」の日常のTime Machine処理に掛かる時間追記二週間分”表と“MacBook Air M1 2020に於けるHHD外部ストレージの日常のTime Machine処理に掛かる時間追記二週間分”表です。従って計測データは都合四週間分となりました。データ量の倍増を以て参照に値する比較的安定したデータが提供出来たものと思います。自身には以てMacBook系のTime Machine用ストレージの選定に於いてはSSDしか有り得ないとの思いを強くするものとなりました。猶、初回Time Machine処理後の「SUNEAST2TB」の使用容量は699.41GBでしたが、毎日一度のTime Machine処理を28回繰り返した四週間後の今の使用容量は751.82GBであることも併せて、何某かの参考に記し置きます。

追記(2023年1月13日)

本記事配信時及び二週間分の追記時点に於いてのデータは成る可くデータ取得時の条件を合わせる為、大きなアップデートは控えていました。何となれば数GBのファイルをダウンロードして端末に適用するに当たっては、其の分Time Machine処理時間も伸び、又、二端末間の条件も大きな差異が生じると考えたからです。今は当該桎梏も外れましたので、macOS及びXcodeをアップデートして、其の際のTime Machine処理時間を控えて置きましたので、以下に参考に供します。

  • macOSアップデート(2023年1月8日)50分
    macOS Monterey Ver.12.6.2(21G217)から、12.6.1(21G320)へのアップデートにてアップデートファイルは1.54GB
  • Xcodeアップデート(2023年1月13日)34分
    Xcode 14.1(14B47b)から、Xcode 14.2(14C18)へのアップデートにてアップデートファイルは4.06GB
  1. Macbook Pro 2016 Late 13インチ発注物語(Acenumber Technical Issues:2016年11月20日)
  2. Macbook Pro 2016 Late 13インチ一週間使用報告(Acenumber Technical Issues:2016年11月26日)
  3. アップル社にMacBook Pro 2016のバッテリー交換を依頼する(Acenumber Technical Issues:2018年7月31日)
  4. MacBook Pro2016のTime Machine導入記(Acenumber Technical Issues:2018年6月12日)
  5. MacBook Air M1 2020のTime Machine導入記(Acenumber Technical Issues:2021年5月8日)
  6. MacBook Air2013のmacOSをMojaveからCatalinaを素っ飛ばしてBig Surにアップグレードしてみた(Acenumber Technical Issues:2021年10月17日)