MacBook Air2013のmacOSをMojaveからCatalinaを素っ飛ばしてBig Surにアップグレードしてみた

長らく手元のノートPCであるMacBook Air 2013のOSをアップデートしない儘で来ました。前回のメジャーアップデートでmacOS High Sierraハイ・シエラからmacOS Mojaveモハベ 10.14(18A391)としたのが2018年10月24日、macOS Mojave 10.14.6(18G84)としたのが2019年8月1日ですから、2021年10月現在2年以上もの間、等閑なおざりにしていた勘定になります。其の間にも追加アップデート10.14.6(18G87)が2019年8月19日、追加アップデート10.14.6(18G95)が2019年9月6日とメジャーアップデートならぬMojaveの追加アップデートを重ねたのでしたが、時は2019年10月8日より既にバージョンナンバー10.15のmacOS Catalinaカタリナへの時代へと移って行きました。

macOSアップグレードを阻んでいた事情

システム環境設定からアップデート通知を、もうずっと、端末を広げる度に目にしながらも、最新OSへの入れ替えを忌避していたかと言えば然に非ず、出来得るものなら最新OSの享受を欲していたにも拘らず、そうは問屋が卸さない事情がありました。ストレージの容量不足です。手元のMacBook Air 2013の内蔵SSDの容量は128GB、2013年師走の購入当時は勿論、最後のメジャーアップデート迄にも不足はなかったものの、2019年10月のmacOS Catalinaへのアップデートの際には容量不足の警告と言う引導を渡されていたのでした。

MacBook Air 2013に表示される macOS Big Surのデスクトップ画面
MacBook Air 2013に表示される macOS Big Surのデスクトップ画面

手元の端末のMacBook Air 2013に、正確を期して記せば、11-inch, Mid 2013とされる様に画面サイズは11の2013年中旬発売のモデルで、CPUは1.3GHzのIntel Core i5、メモリは1600MHzのDDR3、4GBを搭載しており、此のストレージ、内蔵SSD容量が128GBであるのでした。此の端末にはiPhoneとの連携を含めて充分満足していましたので、2016年10月にMacBook Pro 2016年モデル、2020年12月にMacBook Air M1を購入してからも最前線で現役として活躍させていました。そして今尚現役として健在であるからこそ最新OSへのアップグレードを望むのでしたが、ストレージ不足に阻まれていると言う状態であったのです。

MacBook Air 2013のOS遍歴

MacBook Air 2013の当初のOSはバージョン10.9のOS X Mavericksマーベリックスでした。翌年2014年11月にはバージョン10.10のOS X Yosemiteヨセミテ、其の翌年2015年9月にはバージョン10.11のOS X El Capitanエル・キャピタン、其の翌年2016年10月にはバージョン10.12のmacOS Sierraシエラ、其の翌年2017年9月にはバージョン10.13のmacOS High Sierra、そして2018年10月にバージョン10.14のmacOS Mojaveと、OSのアップグレードを代々重ねて来ましたが、Mojaveにて最新OSへの更新は停滞していたのでした。此の状況から今回、本記事ではバージョン11となるmacOS Big Surビッグ・サーへのアップグレードを目論見、実行に移した様子を出来得れば活写したく思うものです。

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macOSアップグレードに踏ん切った理由

MacBook Air 2013には購入して直ぐ、2013年12月にはPhotoshopを、翌2014年1月にはXcode5を、と言う様に当初から可成り重いソフトウェアをインストールして使用していましたが、それこそ内蔵ストレージがSSDであることもあり不足無く稼働してくれていました。自らの最初のスマホアプリであるuPanda Breaks Out FruitsMacBook Air 2013で開発したものでした。Apple社からは現在主流の開発言語Swiftも未だ提供されていない時期です。2016年10月にMacBook Pro 2016に主役の座を譲るも尚最前線で活躍し続けるMacBook Air 2013を使い続ける内に最初に難儀を感じたのがバッテリーでした。実は2016年の段階からバッテリーの保ち時間が短くなり始めており、当年末に待望のMacBook Pro 2016を発売と同時に注文したので、以降も手元のMacBookが2台となったのを好いことに、騙し騙し使用していたのでしたが2018年の夏に遂に限界に達し、2018年7月31日の本ブログ記事「アップル社にMacBook Air 2013のバッテリー交換を依頼する」の配信と相成ったのでした。更に言えば既にMacBook Air 2013のストレージにも当時不満を抱え始めており、MacBook Pro 2016では1TBと言う最大ストレージ容量を選択、更にはMacBook Air M1に於ける最大容量の2TBモデルの選択も、MacBook Air 2013での苦い経験が齎した行為と言えます。

MacBook Air 2013の最新OSへのアップグレードはストレージ不足から許されませんでしたが、ストレージさえ足りれば最新OSへの転換は成る道理で、新端末を入手する度に負担は軽減されて来ましたから、己さえ思い切れば事は運びます。今回遂に思い切ったのはMacBook Air 2013を主にPythonやRubyなどのプログラム用に専念させようと思い立ったからです。

ストレージ不足変遷

最初にMacBook Air 2013のストレージ不足を感じたのは2016年10月でした。MacBook Pro 2016入手の数ヶ月前、折りしもOS X El CapitanからmacOS Sierraにアップグレードしようとした際、ストレージ不足の警告が吐き出されたのです。空き容量を確認して見れば、僅か1.4GB、アップグレード不能なのも当然です。購入から満3年を経ずして MacBook Air 2013は慢性的な容量不足問題を抱える様になったのでした。此の際はOSのアップグレードは一旦保留にしておいて、iPhoneアプリ開発に於いて最新のiOS対応の為にも先ず、Xcode 8.1をインストールする為の容量確保が必須となりましたが、可成りの容量を占めるものの、Xcodeは其のアップデートの為に容量を確保したいのでしたし、Photoshopも仕事に如何しても必要でしたから、削除は出来ません。其処で「GarageBand 10.1.2」「iMovie 10.1.2」「Pages 5.6.2」「Numbers 3.6.2」「Keynote 6.6.2」「X-Mirage 1.02.9」を逐次削除しての容量確保に踏み切りました。「X-Mirage」は、iPhoneの画面をMacにミラーリングさせたくてインストールした物ですが、此の時には状況が変わりMac標準でiPhoneの画面をミラーリング出来るようになったことで不要となっていたので躊躇はありませんでしたが、他はユーティリティとしてApple社がOSに付随して提供するものから、特に「GarageBand」などはiPhoneアプリ用の音楽作曲の為にも有用でしたが、Xcodeが適正でなければ、iPhoneアプリ自体の開発にも支障を来たしますので残念ながらアンインストールしました。更にはセーフブートして漸く空き容量を10.35GB確保しましたが、未だ空き容量不足の警告が吐かれます。自らの郷土史研究の為、写真アップにも大量の写真データが保存されるのがストレージを圧迫していた為、此れは使い勝手が悪くなるのを承知で最適化してストレージを33GBほど確保して漸く、Xcode 8.1のアップデートは成りました。此れが2016年11月、そして2016年も押し迫った師走に入るも容量に余裕の有る状態を保った儘の内、此の時は既にバージョン 10.12.2となっていた、macOS Sierraへのアップグレードに成功します。此の時の空き容量は33.84GBでした。此処に至る迄にもセキュリティアップデートは首尾良く運んでいましたからOSの名称変更を伴うメジャーアップデートには結構な空き容量が要求されるのが分かります。Sierraへのアップグレード直後のXcode 8.2.1へのアップデートも、年の明けて2017年1月の、macOS Sierra 10.12.3へのアップデートも問題なく運びました。

此の次にストレージ不足が顕在化したのが2017年9月のXcode9へのメジャーアップデート時でした。空き容量は30.58GBを保持していましたので大丈夫だろうとアップデートを開始しましたが「購入を完了できませんでした。操作を続けるには、空き領域があと1.91GB必要です。」なる警告が吐き出されました。此の際には「"このMacについて"の"ストレージ"セクションで項目を削除して、空きディスク領域を増やすことができます。」とのダイアログに従い「ディスク領域を管理」を実行すると「音楽制作」用として3.05GBが使われており、此れは既に削除済みのGarageBandの音源等の使用している容量に当たりますので削除して何とかXcodeのアップデートを収められました。

そしてXcodeのアップデートを優先して等閑にしたmacOSのメジャーアップデートを試行したのは2018年7月です。此の時はmacOS High Sierraへのアップグレードでバージョンは既に10.13.5になっていましたが、31.64GBの空き容量を確保してアップグレードに成功しました。空き容量を確保する為にアンインストールしたのは、既に写真.appに切り替わり必要なくなっていた「iPhotoアプリケーション」と「iPhotoライブラリ」、またメール.appのデータも削除しました。此の時には既にMacBook Pro 2016の運用も入手から一年半以上経って、充分はストレージを擁したメイン端末として稼働していましたからこそ打てた対策でもありました。余勢を駆ってXcode10にアップデートしたのは2018年10月、翌月11月には10.14.1となっていたmacOS Mojaveへのアップグレードに成功します。此の時の空き容量は30.28GBでした。

しかし限界はやって来ました。冒頭に記した通り2019年8月のmacOS Mojave 10.14.6へのアップデート以来、追加アップデートならぬメジャーアップデートは成らず、併せてXcodeも同時期に10.3へのアップデートを諦めています。尚、追加アップデートの際には、Adobe Creative Cloud及びPhotoshop CC を必要に駆られて、削除しています。勿論、 MacBook Air 2013に画像処理端末として不足を感じたのではなく、此処でも矢張り問題はストレージ不足でしたが、Photoshopは既にメイン端末として運用中のMacBook Pro 2016に環境を移しますので、MacBook Air 2013からの削除に問題ありません。此の後、Mojaveの追加アップデートは成ったものの遂にXcodeのアップデートは不能で、Xcodeは2019年6月15日に10.2.1(10E1001)を最後に更新は停滞の様相を呈しましたが、Xcodeを利用するメインとしては此れも、MacBook Pro 2016に主軸を移していましたので、テスト用、サブ端末としての役割となっており大きな問題ではありませんでした。MacBook Air 2013には順次、「Visual Studio Code」や「Apple Configurator 2」に「Sequel Pro」、Homebrewを利用して「Mysql」、そして「Zoom」などと従来と異なる路線の利用方針へと、要請に応じて着実に歩を重ねていた感が、今から思えば有った様な気がします。

空き容量確保への道

そして遂に端なくも醸成されていた方針に明確に、思い切って舵を切ったのが今年今月、2021年10月だったのです。前述した通り、PythonやRuby、特にPythonを利用して大量のデータに処理を数日、数週、回して施すに MacBook Air 2013は此処数年来、着実に活躍してくれていましたので、愈本格的に他の言語も併せてプログラム実行専用端末へと変貌を遂げさせるべく、重い尻を上げたのでした。此の時、様々手段を講じて容量確保して来もしながら、空き容量は僅か8.25GBでしたので、先ず例に仍って空き容量を確保しなければなりません。

最初に手を付けたのが如何しても研究の必要上大量になってしまう写真.appのデータです。写真はiCloudと連携していますから此の連携を切らないとiCloudの写真も削除されてしまいます。本削除迄一ヶ月の猶予があるとは言え気持ちの良いものでもなく、同期を取っているMacBook Pro 2016や、MacBook Air M1に影響を与えられては堪りませんから、先ずはiCloudとの連携を切る為に「システム環境設定」から「iCloud」を開き「写真」のチェックマークを外します。警告として「83422個の低解像度の写真とビデオがこのMacから削除されます。フル解像度バージョンはiCloudに残ります。」とのダイアログが表示されますのでチェックを外すとレインボーカーソルが暫く回った後、写真が落ちてしまいました。再度、写真.appを開くと「ようこそ”写真”へ」と表示されサムネールの表示の不安定な状況となりましたが、暫くするとサムネールが全て消えました。残されたアルバムにアクセスしてもサムネールは一つも表示されない安定状況となりましたのでストレージを確認すると空き容量は10.08GBとなり2GB弱程の効果しかありません。恐らくは「低解像度の写真」と表示されたのがサムネールを意味しており、此れが8万個程度であれば大した容量を占めていなかったものでしょう。

其の割には此の後、 MacBook Air 2013を再起動しようとした際には、写真.appが「ライブラリを閉じています…」と表示し、再起動が不能となったのには、処理が追い付いていない状況が窺え、兎も角、写真.appは使用していて不具合が多く、新型iPhoneを発表する度にカメラ性能の向上を謳い、ガジェット系メディアもユーチューバーもおもねるようにへつらう言動が目立ち、不愉快極まりなく、入口ばかりが立派で出口が安普請の建て付けには、積極的に文句を付けたく思い、此処にも記す所です。本来は特にガジェット系メディアなど情報媒体を自ら標榜するのであればApple社の襟を正させるべくカメラなんぞに構わず写真.appなどの不具合、不都合にこそ言及すべきでしょう。成る可く当該似非メディアには眼を遣らぬ様に気を付けたくあります。畢竟、写真.appなどメモ.appと並んで最も使用頻度の高ければ比例して最もApple社に文句を言いたいアプリでもあり、特に最近はお座なりに扱われる日本語環境を象徴する様に、メタデータの入力などで苛々させられるのには、似非メディアのポンコツ報道姿勢にも煽られ、Apple社を口汚く罵りたくもなるのです。

閑話休題、 MacBook Airは大量のデータの変更が為された写真.appの処理が追い付いていないものと踏んで、特に強制終了などもせず、一晩放って於いて様子を見た所、翌日には「ライブラリを閉じています…」との表示も消えましたので、参考になる向きなどもあるかに思えば、ゆったり構える姿勢もMacとの付き合いに於いて時には必要な様です。扨、何時か耳にしたのは、Apple社製品のデフォルトアプリが削除可能になった、との話で、Launchpadにて「写真」アイコンを長押しして見ましたが、左肩に「×」マークのバッジは表示されず、もう一つの方法としてFinderの「アプリケーション」フォルダで「写真」アイコンで右クリックするも「ファイル」>「ゴミ箱に入れる」が選択肢になく、ならばと此のアイコンをゴミ箱にドラッグすると、アラートが「”写真”はmacOSで必要なため、変更または削除できません。」と表示されるのでした。改めて調べてみると、写真.appはiPhoneでもMacでも削除不能の標準アプリの一つである様です。念の為、macOS Big Surへのアップグレードの成った後にも同じ操作を試してみましたが、矢張り「写真」アイコンの削除は不能でした。其れ程大事と心得ているならばもっと確り操作性を、特に日本語に於いて整えよ、と叱責したくもなります。兎も角も、MacBook Air 2013では不要となった写真.appの不用意な起動を避ける為にも削除しておくのが吉とばかり、手元の環境に縦に表示した「Dock」のメニューからデスクトップの大海へとアイコンを放り出したのでした。幾らか変動は有るものの此の時点で空き容量は12.81GBとなっていました。

次に手を掛けるのはXcodeです。macOSと並んで MacBook Air 2013に於いてはアップデート時にストレージを要求されるXcodeでしたが此処に至り削除するしかなくなりました。然うは言っても手元にはMacBook Pro 2016に加え、既に MacBook Air M1もラインナップされてXcode開発環境は完全にMacBook Air 2013から離れていますから削除に全く躊躇いはありません。しかし其れ以上にあっさりしているのはMacBook Air 2013です。写真.appで試行したのに倣ってLaunchPadを起動してOptionキーを押すと各アイコンが震えると共に「Xcode」アイコンの左肩に表示される「×」バッジをクリックすれば「アプリケーション”Xcode”を削除してもよろしいですか?」とダイアログこそ表示されるものの「削除」をクリックすれば、呆気無く消えてしまいます。デフォルトアプリでこそ有りませんが、本記事に記す様に今迄苦労してアップデートしていたものがたったの2クリックで潔く姿を消してしまうのは怖くさえあります。他にもう一つ「ディスク領域を管理」からPythonにてデータ処理した1.5GB程のファイルを削除して再起動すると空き容量は14.52GBで思った程効果は有りません。「Spotlight」のインデックス再作成も容量確保に効果有り、との情報もあって試してみると17GBを一瞬超えるなどの空きを見せるも多少不安定で次の施策に移る際には空き容量は15.83GBでした。次に試行した処理は、Xcode関連ファイル、フォルダの削除にて以下のリストに示します。

  • ~/Library/Application Support/Xcode(空)
  • ~/Library/Caches/com.apple.dt.Xcode:451kB(プロジェクトファイル)
  • ~/Library/Developer/CoreSimulator:2.97GB
  • ~/Library/Developer/Xcode:23.37GB
  • ~/Library/Developer/XCTestDevices:4kB
  • ~/Library/Preferences/com.apple.dt.Xcode.plist(保留)

而して「ゴミ箱を空にする」する処理、再起動を経た結果、空き容量は39.09GBとなりましたからXcodeはアプリを削除するだけでなく、関連ファイル、フォルダを削除することで大幅に空き容量の増大に寄与するのが分かります。

macOSアップグレード実行

上に述べた様な経験を重ね、macOSのメジャーアップデートには30GBの空き容量が必要であると感じていましたから充分な空き容量を確保出来て、漸く本題の、macOS Mojaveから、macOS Catalinaを素っ飛ばしての、macOS Big Surへのアップグレード作業を開始する段となりますが、しかし空き容量はそれでは済まなくなっていました。39.09GBでもアップグレードには充分ではなかったのです。

「システム環境設定」から「ソフトウェアアップデート」へ進み、「今すぐアップグレード」をクリックすると、12.43GBにもなるmacOS Big Surのアップグレードファイルをダウンロードし始めたのは良いのですが、ダウンロード時間予想の安定しない当初は必要時間が気付いた中にも最大で5日と表示されたのには手元のWi-Fi環境がいくらポンコツとは言え流石に如何なものかと思わされましたが、結局391分、即ち六時間半を超えるダウンロード時間に日付は変わってしまい、日を跨いではしまいました。それでも漸くアップグレードファイルを手元に用意出来て勇躍「macOS Big Surのインストールを設定するには、”続ける”をクリックしてください。」なるダイアログに促され「続ける」をクリックして、ソフトウェア使用許諾契約に同意して後、「macOS Big Surのインストールするディスクを選択してください。」なるダイアログに促され「Macintosh HD」を選択して「続ける」をクリックして表示されたダイアログはうんざりさせられるに充分な内容でした。「選択したボリュームの空き領域が不足している為、OSをアップグレードできません。あと6.58GBの空き領域が必要です。」とメッセージは吐かれたのです。大きなダウンロードファイルを抱えたMacBook Air 2013の空き容量を確認すると、28.78GBとなっていました。

空き容量確保との格闘再び

最早乗り掛かった船に深夜のテンションも相俟って手当たり次第に近い感覚でストレージ内のフォルダを葬り始めました。其の犠牲となったのが以下フォルダのリストです。

前二者こそ既に削除済みアプリ関連フォルダですが、後者三者は長い間、MacBook Air 2013内の一角を占めていたソフトウェアにて、「Skype」は「Zoom」、「CotEditor」は「Visual Studio Code」と言う後継ソフトウェアの登場こそ有ったものの何の予告もなく、いきなり削除の憂き目に遭うとは青天の霹靂であったでしょう。更に大きな容量を占めるとされるブラウザGoogle Chromeのキャッシュも削除して空き容量は漸く38.62GBを得られました。

macOSアップグレード再実行と成功

再度「システム環境設定」から「ソフトウェアアップデート」へ進み、「今すぐアップグレード」をクリックして、インストール先には「Macintosh HD」を選択して「続ける」をクリックすれば、今回は流石にインストール開始の為のMacBook Air 2013のパスワードが要求され求めに答えると、「macOS Big Surはディスク”Macintosh HD”にインストールされます。」とメッセージの有り、プログレスバーが進行状況を示す画面となりました。観念したかの様にとうとうアップグレード作業をMacBook Air 2013は開始したのです。

MacBook Air 2013は再起動とブラックアウト画面を繰り返すこと数回、逐次プログレスバーは伸び遂に再起動の後にMacBook Airへのログインパスワードが要求されました。此の間、78分、一時間強を以てインストール作業を終えたMacBook Air 2013は本記事冒頭にある如く、遂にiOSライクなデスクトップを身に纏ったのでした。二年振りとなるMacBook Air 2013のmacOSアップグレードは斯くして漸く相成ったのです。

見事、macOS Big Sur端末へと変貌を遂げたMacBook Air 2013のシステムのバージョンを確認すると、 macOS 11.6(20G165)、カーネルのバージョンは、Darwin 20.6.0を表示しています。空き容量を確認すれば、63.52GBともう一度のアップグレードをも受け入れるだけの数値が表示されています。システム環境設定には未だアップデート通知として「このMac用のアップデートがあります」と表示され、「Device Support Update 195.6MB」と「Safari 15.0 121.9MB」が用意されていますが日を置いてのアップデート作業が何の躓きもなく遂行されたのは言う迄もありません。

結言

Big Surのバージョン番号を見て思うのは小数点が一つ減っていることです。2020年11月のリリースから一年弱を経てバージョンは従来なら11.0.6と勘定される所が11.6となっています。此れはMacのOSが長いOS X(バージョン10)の時代を経て、iOSとの深い関係に焦点を合わせた新時代を思わせるバージョン11の時代への遷移を意味しています。macOSとしては複数のアーキテクチャ、即ちIntelインテルARMアームに対応しており、従って手元の端末でM1チップ採用のMacBook Air M1と同様の最新macOSの恩恵にMacBook Air 2013が浴し得ている訳です。八年の年月を隔ててアーキテクチャさえ異なりながら、同じくMacBook Airを名乗る両者がOSを同じゅうするのは、考えてみれば中々に感慨深いものがあります。

斯うして端末を長期に渡り使用してみると、Apple社の美徳はソフトウェア的なサポートの厚さの外にもう一つ、提供端末のハードウェア的な堅牢さにも一つあると思えます。此れには利益率の高さが齎らす余裕が、歩留まりを低くしても検品の閾値を高くし得しめているのではないかと推測出来、従って長期的にハードウェア的な故障の確率を低めているのものと考えられます。此の方面に於いては安売り合戦を意識せざるを得ない、基本的にOSとハードウェアの分離したWindows端末やAndroid端末の備えないApple社端末の特徴と言える様にも考えており、本記事にも写真.appに於ける苦情を記した如く、多くの有り余る不満にしょっ中こぼしながらも、当該社製品を相も変わらず選択し続けている一つの理由となっているのでした。

MacBook Air 2013の今後

今秋提供とアナウンスされている、macOS Montereyモントレーは明日2021年10月18日、日本時間では19日、午前2時から予定されているApple社のスペシャルイベント「Unleashed」と共に提供が開始されるものと思われます。またmacOS Montereyではサポートされる端末はMacBook Airでは「Early 2015」以降ともアナウンスされていますので、MacBook Air 2013は遂に最新macOSのサポートからは外されるのが正式に決定しました。然うであれば、ほんの一ヶ月弱と僅かな期間ではありますが、MacBook Air 2013に最新のmacOSを纏わせられたのも最後の機会を捉えた好いタイミングだったのではないかと手前味噌ながら思えます。

MacBook Air 2013入手時のOS X Mavericksは2016年7月迄、OS X Yosemiteは2017年7月迄、OS X El Capitanは2018年9月迄、macOS Sierraは2019年10月迄、macOS High Sierraは2020年11月迄、macOS Mojaveは今年2021年7月迄、セキュリティアップデートが提供されており、macOS Mojaveについては、macOS Big Surアップグレードの前に追加アップデートを受益した所です。其々提供時期、OS X Mavericksの2013年10月より、OS X Yosemiteの2014年10月より、OS X El Capitanの2015年9月より、macOS Sierraの2016年9月より、macOS High Sierraの2017年9月より、macOS Mojaveの2018年9月より、等々鑑みれば大凡三年間、セキュリティアップデートが手当てされており、macOS Big Surも従って去年2020年11月よりの提供開始となれば2023年秋迄は手当てされるものと予想され、MacBook Air 2013がベテランとして十年選手を名乗るのも確実だと考えています。

MacBook Air 2013には、プログラム端末としても、Web会議端末としても、SafariもmacOSに付随してのアップデートでは無くなりましたのでインターネット閲覧端末としても、未だ未だ現役として活躍して貰う積もりです。