耐震・制震・免震

当ブログ2008年5月8日のアーティクル 21世紀日本発 超高層免震技術 にてご紹介申し上げたのが、右書籍 1兆円市場を拓いた男 にて、ネットを見渡せば当書籍序章に感慨深げに、 本編にも多くの頁を割いて記述される、 超高層免震の実用化の嚆矢となった パークシティ杉並セントラルタワー のWEB上にも紹介されていたのが少しく水自動車で味噌を付けたものの、 2000年11月7日の記事にて 国内最高の免震超高層マンション完成 なる記事を今更目にしては奮起を請いたい日経BPネットにも確りと紹介されていれば、 門外漢とは云え迂闊は恥ずべきにて、
この本 1兆円市場を拓いた男 を拝読するまでは制振、免震、耐震の区別も付かず
と述べたものの、実際読了後も判然した訳ではなく、 気になれば調べてみました処、 当ブログで 2008年4月27日 のアーティクル及び其れを引用した 2008年6月10日 にての
ゼネコンの後を受け一大潮流にならんと成長を続けるIT業界
と云う繋がりの有る様な無い様な割には、 ゼネコン関係に依るWEBサイト情報は多くを得られぬのも 寡聞なる所為か、当該業界のWEBに対する関心が低い為か、 先ず得られる処で、例によって WIKIPEDIA の が有用な頁として挙げられ、就中、三震とも云うべきか「制震・免震・耐震の比較」が 制震 に項目立てられているのが当アーティクルの目的に適う処です。
又他には大手ゼネコンではなかなか見当たらないようですが、 抔は三震について解り易く纏められている様に思います。
此の様に幾つかサイトを当たって見れば、 「免震は中低層建築向け、高層・超高層は制振で」との言が不文律として扱われた経緯も分かる様な気がしますが、 内山義英氏を初めとする関係者の努力の実った今となれば、 矢張り、超高層と云えども、 否、超高層だからこそ免震機構の必須なる気がします。

耐震・制震・免震に関しては本書にも、 文献の上では1891年12月号建築学会上論文、 特許的には1909年にアメリカで最初の、日本では1924年と有る様に、 諸説あるのでしょうが、耐震については自然発生的な面もあり、 超高層建築の様な大規模建築物に関して歴史的には、 耐震・制震・免震の順序で適用されたと考え略宜しいかに思え、 又、三者は独立して適用すべきものではなく、 特に現代大規模建築には三位一体となった適用が必須であることが 当アーティクルでご紹介の記事連より窺えます。