iPadアプリ価格の大幅値下げ

iPadを提供する Apple社が昨今の為替レートを鑑みて iPadアプリを購入する為の窓口である App Store (アップストア:2010年9月29日記事参照) での大幅な価格改定を実施しました。 様々なサイトでニュースとして扱われていますが以下 アップル、App Storeの全アプリを約30%値下げする価格改定を実施〜為替レートを反映 を参照すれば平均して3割程の値下げになるそうです。 実際の価格改定表を以下に引用します。

  • ¥115 → ¥85
  • ¥230 → ¥170
  • ¥350 → ¥250
  • ¥450 → ¥350
  • ¥600 → ¥450
  • ¥800 → ¥600
  • ¥1,200 → ¥850
  • ¥2,000 → ¥1,500
  • ¥6,000 → ¥4,800 など

iPadアプリ価格の大幅値下げが適用された新価格「Google Analytics」検索結果 実際に本ブログ運営者の興味有るところの Google Analytics で検索して得られた結果のアプリ群が右の図です。 価格改定が適用されたばかりで 紹介記事の引用表と符合する値段ばかりが並んでいるようです。

アプリ購入者にはお得な今回の価格改定となりました。 この改定が直ぐにも戻ってしまうという一時的なものではない、 との見方がこの情報を提供しているニュースでは散見されますので お得と言っても焦って手に入れる必要はないようです。 必要なものが有るならばちょっとした幸運と思い手に入れるくらいが好いのでしょう。

ニュースをいくつか見てみると アプリの提供者にもこの情報は晴天の霹靂だったようです。 世界に向けたアプリならまだしも、 日本語で日本向けに作られたアプリには強制的な値下げともなるこの処理は実に痛いところでしょう。 日本向けだけのアプリで考えると日本円でコントロールの効かない今回の事態は 些か不条理に感じられもします。 しかし多分 Apple社の契約にも価格設定に関する条項が盛り込まれているのでしょうね。 iPadアプリの作者となったことはあります が無料設定だったため今回の事態とは無縁です。 しかし数人で集まりアプリ開発者の取り分が70%だから 115円で売れば千本ならいくら、一万本ならいくら、 と取らぬ狸の皮算用をしたこともあります。 楽しかったですねぇ~。 日本向けアプリ開発者の心中お察し申し上げます。

アニメ作成iPadアプリ「Animation Desk for iPad」

Animation Desk for iPadアイコン 電子書籍としての前評判も高かったiPadですが、 登場より一年以上、既に二代目も発売され様々な iPadアプリ も登場しその利用方法はとても多岐に渡る様になりました。 そのタブレット型の形状からお絵描きアプリも勿論期待され、 違うことなく優秀なアプリが登場している様ですが、 お絵描きでもちょっと毛色の変わったアプリが今回紹介する Animation Desk for iPad です。

英語名から見れば アニメーションを作成するアプリだと見当はつきますが、 実はそれほど高度なことは出来ません。 ごく限られたアニメ作成にしか使えないでしょう。 一言で言えば パラパラ漫画作成アプリ なんです。 高度な機能は持っていませんが、 其の分割り切って作られており、 出来ることが限られている為に戸惑うことなくアニメ作成が出来ます。 それもその筈、教科書の切れ端に描いていたものを、 iPadに描くだけなんですから。 もぅホントに一枚一枚透かして重ねて根気良く描き続けるだけ(笑)

ただ流石にそこは iPadアプリだけあって(と言う程でもないんですが) 出来上がったパラパラ漫画はそのまま YouTube(ユーチューブ)Facebook(フェースブック) に投稿が出来ます。 教室中を順番に回すこともなく いきなり世界の皆さんに見てもらう可能性を有する訳ですね。

実は先日2011年6月2日の記事 お蔵出し其の五.VTubeTools for ユーチューブ で紹介しました下のオリジナルアニメを仕立てたのもこのアプリによるものでした。

うさ犬が行く ver.0.3
www.vtubetools.com

実際の制作画面はこんな風になってます。 本当に原始的なパラパラアニメしか作れない限定的な機能ですが、 そんなコンセプトに合ったレトロなデザインが好い感じだと思います。

アニメ作成iPadアプリ「Animation Desk for iPad」実制作画面

値段は2011年6月中旬のバージョン1.4.2の今、有料で600円ですが、 結構この手のアプリに目が無い方は多いのではないでしょうか?

MUJI Calendar(無印良品ブランド)

MUJI Calendar(無印良品ブランド) 本ブログで一カテゴリーとしても扱っている Google Apps に於いての主要サービスの一つが Googleカレンダー です。 一般的に言えば、スケジュール管理ツール、スケジューラーなのですが、 矢張りインターネットサービスならでは、 ただシステム手帳にメモするのでは適わない機能として、 共有機能 を持っています。 カレンダーを共有するメンバーに自分のスケジュールを告知することが出来、 同時にメンバーのスケジュールを把握することが出来るんですね。 その便利さから Google Appsにも欠かせない要素となっています。

勿論 クラウド サービスですから、様々な端末から同じスケジュールにアクセス出来ることも利点の一つです。 当然、 iPad からも利用可能ですが、特別に誂えた状態では提供されない為、 少し不満を持たれる向きも有るようです。 iPadには始めから カレンダー と呼ばれるアプリが用意され、しかも Googleカレンダーとの同期が可能です。 GoogleカレンダーはIT業界標準としての地位を確立しているんですね! そんな便利な機能を持つものの、 しかし此方も標準だからと言うことではないのでしょうが、 細かい点で使い難い面も感じられる方が多いようです。

さて、前置きが長くなりましたが、 此処で登場いただくのが 無印良品 謹呈の iPadアプリ、 MUJI Calendar(ムジカレンダー) です。 このアプリは iTunesアップストア:MUJI Calendar から無料でダウンロード出来ます。

無料アプリであり乍、 必要充分な機能は備え、 使い勝手も iPadのインターフェースを活かして使い易いものとなっています。 勿論、 Googleカレンダーとの同期機能は標準装備、 抜かりは有りません。 其れ等が無印良品ブランドらしい シンプルで美しいデザインを纏って提供されています。

この MUJI Calendar 、無印商品ファンには堪らない スケジューラーアプリとなるのではないでしょうか?

Flipboard(フリップボード)

多くのはまぞうブロガーさんにお越しいただいた ブログ村×はまぞう感謝祭2010 については本ブログでも以下の記事で扱い、

ご来場のブロガーさん運営のブログも幾つか紹介しましたが、 ブログ村では単にブログに留まらぬIT活用術も紹介されました。 其の中には本ブログでもカテゴリーの一つとしている iPadアプリ も紹介されました。 それが Flipboard(フリップボード) です。

Flipboard(フリップボード) これがどんなアプリであるかを一言で言えば 雑誌の未来系 と言えるでしょう。 それは単なる紙媒体の電子上への置き換えに留まらぬ、 Webサイトをも包含する概念であるかも知れません。 実際、既にこの未来雑誌上では ニュースや写真だけでなく、

  • twitter(ツイッター)
  • Facebooke(フェイスブック)
と知る人ぞ知る、 新興ウェブサービスも 単なる閲覧ではなく Flipboard らしく再構成されたページを Flipboard らしいユーザーインターフェースで以て 閲覧することが出来るのです。

機会があれば是非一度この感覚を体験して欲しいと思うこのアプリは iTunesアップストア:Flipboard から無料でダウンロード出来ます。 英語ですが Flipboard:公式サイト も用意されています。

koukouTV(孝行テレビ?)

iPadのアプリはこの様であって欲しいと思うアプリが発表されました。 その名前は koukouTV と言います。 この命名はまさしく親孝行の 孝行 から取られたものでしょう。 それはアプリの説明からも明らかです。 引用してみましょう。

例えばお父さんが子供の写真をアップしているFlickrのアルバムを、実家のiPadに表示されるようにWebサイトから設定してあげれば、おじいちゃん・おばあちゃんは実家に置いてあるiPadでkoukouTVを起動するだけで、孫の成長をスライドショーで楽しむことができます。

ポイントは おじいちゃん、おばあちゃんはiPadで見るだけ と言うことです。 一切設定などの面倒くさい操作は必要としません。

ではいつも同じ画面を眺めなきゃならないのか? それじゃよくあるデジタルフォトフレームじゃないか…って? そこがこのアプリのミソな訳です。 設定はWebから出来るんです! おじいちゃん、おばあちゃんの息子さん、娘さんが、 孫の写真をWeb上の写真保管サービスにアップロードすれば その写真を遠く離れていても おじいちゃん、おばあちゃんはいつでも iPad から見られると言う寸法ですね。

このアプリは koukouTV (Wi-Fiデジタルフォトフレーム) からダウンロード出来ます。 現在写真をアップロードするのに利用出来るWebサービスは

  • Flickr
  • Picasa
  • PhotoShare
  • フォト蔵
  • Facebook
  • TwitPic
  • Plixi(TweetPhoto)
となっています。

Dropbox(ドロップボックス)

Dropbox(代表的Webストレージサービス~ドロップボックス) 本ブログではクラウドのカテゴリーとして2010年10月10日に もっともクラウドらしいサービス、Webストレージ として記事にし、紹介しましたサービスの内 Dropbox については同記事中にも姉妹ブログに

として取り上げた旨、記述しましたが、 此処迄評判となれば iPad にもアプリとして登場するのは最早必然と言えるでしょう。

そのクラウドを代表すべき機能は冒頭に紹介の本ブログ記事に譲るとして、 実際 iPad アプリをダウンロードするリンクは Dropbox になります。 またPC用ソフトウェアとしてのものと少々異なるのは、 PCで言えばローカル、即ち手元のiPadに実際にファイルを持つようにはなっていません。 利用する時に初めてダウンロードする形になっていますので、 パソコンで利用したことのある方には少し違和感があるかもしれませんね。 とは言えパソコンで利用していれば自動的に同期がなされる訳ですから、 iPad 単体で利用するより恩恵は大きく感じられるでしょう。

ガロ Ver2.0

ITmediaの2010年9月30日のニュースとして 「ガロ」がiPad用電子書籍で復活 「ガロ Ver2.0」 が掲載されていました。 ガロ と言えば懐かしく思われるオールド漫画ファンも居られるのではないでしょうか。

ガロ Ver2.0

青林堂は、漫画雑誌「ガロ」をiPad用電子書籍アプリとして復活させた。 9月30日、「ガロ Ver2.0」としてApp Storeで発売した。350円。
と記事にはありますが、 iTunes アップストア ガロ Ver2.0 の詳細には
WEB・同人で活躍中の作家による作品を集成。
萌えから燃え、ジュブナイルSFまでカバーする、日本初のiPad向け新作コミック誌、創刊。
とありますので、 カムイ伝ねじ式 を期待される向きにはお気を付けを。

当該記事には最後に

10月初頭からは、「サイクル野郎」、「炭焼物語」など名作のiPadアプリも発行する。
ともありその昔、 サイクル野郎 を全巻揃えて自転車で日本一周に憧れた身としては其方にも食指を動かされます。

iPadアプリ倫理規定

アップルでは倫理規定に対しレーティングを設けています。 レーティングは4+、9+、12+、17+と四段階あり、 此れ等数字はほぼ年齢を表していると考えて間違いありません。 即ち数字が上がる程其れ以下の年齢の児童には、 好ましくない内容が含まれるというものです。 iPadアプリを追加する際の好い指標となるでしょう。

以下にアップル社のiTunesアップストアに記載される アプリケーションのレーティング を転載します。

4+

このカテゴリのアプリケーションには倫理的に好ましくない内容は含まれていません。

9+

このカテゴリのアプリケーションには暴力的表現を含むアニメやファンタジー、あるいはリアルな暴力的表現、また成人向けの内容、露骨な表現、ホラーを題材にした内容が含まれている可能性があるため、9才以下の子供に不適切と見なされることがあります。

12+

このカテゴリのアプリケーションには乱暴な言葉遣い、暴力的表現を含むアニメやファンタジーあるいはリアルな暴力的表現、また、成人向けの内容や露骨なテーマ、擬似ギャンブル等の内容が含まれている可能性があるため、12才以下の子供に不適切と見なされることがあります。

17+

このアプリケーションを購入するには17才以上である必要があります。 このカテゴリのアプリケーションには乱暴な言葉遣い、暴力的表現を含むアニメやファンタジーあるいはリアルな暴力的表現、成人向けの内容、ホラー、露骨なテーマ、性的な内容、ヌード、アルコール、タバコ、ドラッグなどが頻繁に含まれている可能性があるため、17才以下の子供に不適切と見なされることがあります。

うさ犬の里~夏の日編 因みに本ブログ2010年9月24日、 うさ犬の里~夏の日編 の記事でもご紹介のiPadアプリ うさ犬の里~夏の日編~ で取得したレートは +4 ですから、乳幼児から全く閲覧に際し問題無いというものです。 どうぞ安心してご覧下さい。


iPadアプリHamaZoへの希望

iPadアプリHamaZo 本ブログ2010年9月13日 iPadから投稿 の投稿はiPadから投稿したものでした。 其の投稿にはiPadアプリを利用しています。 其れがはまぞうブログ専用のiPadアプリ HamaZo です。

iPadからの投稿はこれからはかなりの頻度でされることとなるでしょうから、 このiPadアプリは必須で、 実に好いタイミングでリリースされたと思います。 しかし数度使用してみて、 使い勝手がもう一つ練れていない感があり、 なかなか積極的に使う気持ちにならないとなれば 更に使い勝手の良いものに改善されんことを願って、 此処に希望事項のエントリーを記します。

キャンセルの方法

一つには 全般的にキャンセルがどのようにしたら良いのか判り難い様に感じます。 例えば公開時期の設定について、 時間の有る時に予め記事を書き溜めておいて 投稿間隔をおき時間指定して配信するタイプの方には必須ですね。 此の時時間指定のケアレスミスで意図しない投稿は度々あることですので割りとストレスを感じます。 其の上にどうすれば今の状態を元に戻せるのか逡巡させられるのは避けたく思いますので、 改善が望まる処です。 時間設定にドラムUIを利用したのはiPadらしくてとても好いと思います。

プレビュー画面へのアクセス性

一つには プレビュー画面へのアクセス性を改善して欲しく思います。 現状Safari(サファリ)が起動してHamaZoは終了してしまうので 矯めつ眇めつ記事をものするには使い勝手がもう一つかと感じます。 記事レイアウトや文章の推敲に気を使うタイプの書き手には改善は必須ですね。

以上、最も気になる点を二点上げさせてもらいましたが、 此れ等は共に従来の携帯からの投稿を意識した仕様になっていることに起因する様に思います。 iPhoneアプリとユニバーサルアプリ(兼用アプリ)ですので、 位置付けとして携帯からの投稿の代替ツールとされているのかもしれません。 それでもなるべく iPad にも最適化が進んで欲しいと思っています。 そして改善の後、投稿しようとしてiPadから立ち上げるアプリは、 Safariでは無く喜んでHamaZoを選択する状況になってくれれば思っています。 さて、幾程か経てこの勝手気儘な改善希望は盛り込まれることになるや否や。

App Store(アップストア)

App Store(アップストア)アイコン 本ブログの2010年9月20日の記事 iPadアプリを使うには? にある様にiPadを使うと言うことはiPadアプリを使うと言うこと。 けれども最初からiPadに備えられているiPadアプリには限りがあります。 と言うことは使いたい機能を持ったiPadアプリを後から追加しなければなりません。 では、どの様にして追加するのでしょう? 実はiPadアプリを追加する機能を持ったiPadアプリが 最初からiPadには用意されています。 其れが App Store(アップストア) です。

iPadのSafari(サファリ)のブックマークアイコン iPadのメイン画面で上に見える画像と同じアイコンを見付けたら タップしてみて下さい。 アップストア画面が表示されると共に パスワードの入力を促す欄が中央に表示されます。 此処にiPadを使い始める時に設定したパスワードを入力します iPadアプリには有料のものも多く、 クレジットカードと連動していますので、 本人確認の為の配慮です。 パスワードを入力せずキャンセルしてもアップストアを見ることは出来ますが、 iPadアプリの追加は出来ません。 無事、パスワードが認証されると左図の様な画面が表示されます。 図は おすすめ 画面です。他にも トップチャート で人気のあるアプリや、 カテゴリ で好みの分野からアプリを捜せます。 検索も使えますので望みの機能を持っているiPadアプリを 様々な角度から捜して見付け出しましょう