ブログの編集画面から投稿されたテキストデータは、
ブログの表示画面では
HTMLという約束事でブラウザにより表示されています。
文字だけ送信したにも関わらず画像が表示されるのは此の約束事によっています。
この
HTMLと云うものはホームページ(WEBサイト)を表示抔する際の約束事ですので、
ブログもホームページの一種と云う事になります。
HTMLと云う約束事はその簡易さ簡便さ寛容さにより広く普及し、
インターネットの普及にも大いに貢献しましたが、
それでもホームページを作成する際の敷居は一般向けには下がり切ったとは云えない証拠として、
ブログと云う利便性の高いホームページ作成ツールの普及した、
と云うのもブログ敷衍のひとつの理由に上げられると感じています。
扨、その約束事に於いては特定の目的で使用される文字がある為、
ブログの編集画面で見えている通りには実際のブログ表示画面上では見えない場合がある事に
戸惑われる方もいらっしゃる様です。
今回質問を受けた文字は"<"と">"でした。
先週末は2008年5月16日の金曜日、
浜北ブログ村(夜の部)
は此の地二度目のお邪魔の
ときわ屋さん
カウンターで様々お話し乍の最中の話柄のひとつである、
当問題を齎したは当該ブログ村では最もお忙しい方にて、
其の場で質問に答えること叶いませんでしたので、
当アーティクルを用いて解法の一つをご紹介したいと思います。
此の二種の記号は
HTMLに於いては重要なタグを示す為に使用される記号として決められているのですが、
ブログ備え付けの
WysiWygエディタを使用していれば、
リンクやイメージ表示の呪文の一部として特に意識せずとも使用していることが多いと思われますので、
いざ、特にブログ画面上に表示させたい場合に、
自分は確かに入力した上、編集画面に戻れば確かに入力されているのに、
肝心要の人様に見ていただく画面に反映されないのが不可思議であると云うことです。
当問題についての解決方法も
HTMLには用意されており、
エンティティ
というWEB頁に詳しい説明が掲載されていて、此処では言及されていませんが参考書抔では
特に
HTML用に用意されたエンティティをHTMLエンティティと呼ぶことも多く思います。
従って当問題の解決方法はブログ編集画面上に於いて
<⇒&#lt;
>⇒&#gt;
と入力し投稿すると云うことになります。
表示文字の問題については文字化けも含め文字コードとの関係も深く、
屡悩まされる方も多いと拝察します。
漢字につきましてもJIS第一水準、第二水準については問題がなくとも、
少し許り範疇を外れれば其の限りにはなく、
最も画数の多い漢字とは?
で紹介されている新明解漢和辞典で最も画数の多いとされる33画の
麤
も例えばUTF-8文字コードを採用しているブログシステムでは表示されますが、
それ以外では表示されない場合があり、その際
麤
と入力すれば
麤
の様に表示され、一般に最も多い画数であるとされいている64画の龍四つは見付けられませんでしたが、
三つであれば計算上
¾を乗じた48画に数えられる
龘
は
龘
と入力すれば表示されると云う様に、
WEB頁にエンティティ、即ち求める実体の参照をさせることで問題解決に繋がる筈です。
(同ページで同時に紹介されている84画の
たいと
については流石に用意されていないようです。)
以前2002年8月18日は夏の盛り、私が公開いたしました一コマ漫画では「
扇暍
」と云うタイトルを表示するのに
頁の文字コードをShift_JISに指定しております関係から
「扇暍」として処理しています。
アルファブロガーの小飼弾氏も404 Blog Not Foundの2008年5月8日の記事
perl - Encode 中級
で言及されている部分があります。
EUC-JPやShift_JISで扱えない文字も、HTMLやXMLではCharacter Reference (文字参照;CREF)という方法で表記することが可能です。例えば、☺は☺または☺と表記すればいいのです。前者はその文字のUnicodeを10進数表記、後者は16進表記したものです。
一般ブロガーには少しハイブローに過ぎる内容ですが、
ブログ毎に背後の機構が異なることが分かる抔、
役立つ部分も多い記事ですので参照されることをお奨めします。
他にもHTML用を含め様々なエンティティが存在し、
実際当アーティクル内でも
¾
や
&
を使用しています。
検索エンジンで「文字実体参照」で検索すれば顔文字にも利用可能な思いも掛けぬエンティティの見つかるかも知れず、
お試しになってみては如何でしょうか。