放送大学
が今評価を高めるは一般にもテレビ受像機を用いて見学可能な
番組案内
に興味津々たるも、事情有って観覧叶わねば、
このような内容だったら好いと妄想するが、
折りしも不図目に留まる
なるWebコンテンツが、
西山孝氏の文責になるコラム『資源クライシスの深層』の一記事です。
当ブログ主題のITとの関連で云えば
前編二頁目
に言及さる
タンタル
の引用
タンタルは、小型コンデンサーを作るためになくてはならない金属だ。
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2000年になると爆発的に増えたのは、携帯電話が爆発的に普及したからである。
ところが、この需要の増大にすぐ対応できるかというと、そうはいかない。レアメタルの鉱山は小さい鉱山しかないので、増産したとしても飛躍的な量は望めない。耐用年数が40年近くあり、開発を待っている鉱体もある。しかし開発にとりかかってから生産にまでもっていくには、少なくとも数年かかる。その間、需給がひっ迫する。
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実際は、タンタルは数年もしないうちに、また元の価格水準に戻った。新しい鉱山からの生産量が増えたことに加え、景気が少し後退し、携帯電話などの需要の伸び率が鈍化したためだ。今日では供給体制が整ったこともあり、しばらくは価格も安定するだろう。
の需給解説が実に面白く、更なる学習へと好奇心をそそられる感じがします。
此処なる
耐用年数
についても
金属資源を考える際には、生産量と埋蔵量、耐用年数、価格、偏在性の問題が重要な要素になる。耐用年数とは聞きなれない言葉だが、埋蔵量をその年の生産量で割ったものをいう。
と解説がなされ、少しく会計に用いられるものとは概念が異なる様な処も興味深くあります。
勿論冒頭からの
レアメタル
と屡聞く其の定義が割と曖昧模糊としているに際し、
氏の
鉄、アルミニウム、銅、鉛、亜鉛の5種をベースメタルとするに対し他を引っ括めて総称すれば宜しい
旨の蓋然的云い切りも頼もしく、掴みも宜しく存知れば、講義に惹き込まれる感が有ります。
何もITとはインターネットに限ったことにはあらずして、
旧来がブロードキャスティングに於いても此の様な試みは多く行われて欲しく思います処、
此れが如き講義が目に留まれば、
矢張りインターネットも捨てたものではなく、両者を適材適所で利用し度思います。