ザ・インタビューズとは?~新しいコミュニケーションの形

ザ・インタビューズ2011年9月30日トップページスクリーンショット mixi に Facebook に Google+ にと SNS(ソーシャルネットワークサービス)大流行りの昨今です。 そんな中に SNS とは言い切れない、 しかしコミュニケーションの一つの形であろうサービスが公開され、 瞬く間に人気サービスとなり話題を集めています。 GMO傘下のpaperboy&co.(しばしば業界関係者には ペパボ と略されます)が提供する ザ・インタビューズ がそれです。

ザ・インタビューズでは、9月末の現在…

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会員は20万人を越えますが、 サービス開始は2011年7月31日細々と、 それから僅か2ヶ月しか経ていないにも拘らずこの結果なのです。 ペパボという Web業界の中心に近く位置し、 インフルーエンサーを周囲に多く抱える環境なればこそとも考えられ、 それは初動時には勿論与って力がある筈ですが、 矢張りサービス自体が面白くなければ此処迄普及しないでしょう。

コンセプトはシンプルそのもの、 会員登録すればインタビューすることもされることも出来、 インタビューに応えた内容はマイページに公開出来る、と言うものです。 インタビューは匿名で誰にでもすることが可能です。 会員登録も簡単で、 Facebook か Twitter のアカウントを所有していればそれで登録も可能です… と言うことで早速本ブログ運営者も(インタビューなどされないことは折込み済みで)登録してみました。 その結果出来たマイページが ザ・インタビューズ~つかもっち です。 登録時に Twitter アカウントへのザ・インタビューズへのアクセス許可を与える必要があるのは 他の連携サービスと同様です。 プロフィールとして自らの情報を入力するのですが、総て明かす必要もありません。 入力したプロフィールと Twitter アカウントのプルフィール情報を上手い具合に使って、 自動的にプロフィールが作成されるのには、今っぽいなぁ、と思わされました。 若しかしたらこのザ・インタビューズとブログを上手いこと連携させ、運用に工夫すれば ブログのコメント欄などは閉じてしまっても大丈夫かな? と不図思ったのも実際の処です。

2011年9月29日の ITメディアニュースに三頁建てで 「ヒットしてる実感がなかった」 2カ月で会員20万人「ザ・インタビューズ」が正式サービスに が掲載されていて、 何故このようなサービスが開発されたのかの経緯が窺い知れます。 先ずは身近な人に改まって尋ねてみたいことが発端として有る様です。 ザ・インタビューズを扱ったブログ記事などを見ても 先行サービスである 2manji と何処が違うのか?という意見もあり、それはペパボ社内に於いても同様であったようですが、

基本的に“自問自答”形式の2manjiとは違い、 ザ・インタビューズでは質問してくれる相手がいるので、 ユーザー同士のコミュニケーションが発生する。 コンセプトがそもそも異なっている
とディレクターの蛭田悠介氏は応えられています。 また、開発者スタンスとしては、 マーケット・イン (市場調査を元にニーズに応えた商品開発をすること)ではなく プロダクト・アウト (開発側の独善で良いと思うものを拵えること) 的手法が採用されているのが興味深くも思いました。

アーリーアダプター層(新し物好きで新サービスに飛び付く人達のこと) は取り込めたザ・インタビューズですが、 これからキャズム(ローカルな流行から一般に普及する境目)を越えんとするには 例えば 匿名 についての注意深い運用が必要なようにも思います。 しかし潜在的なパワーを秘めたサービスであることも確かで、 本ブログ運営者自身も面白く感じていますので、 その発展は興味深く見守りたいと思っています。

ザ・インタビューズの可能性を見るに付け、 若しかしたら本ブログでしばしば扱うデジタルネイティブ層が主に利用する DECOLOG( DECOLOG(デコログ)とガラパゴスケータイ :2011年9月23日記事参照) やエムブロ、クルーズブログ、Decooデコリアル、@Peps!(ペップス)デコリアル( エムブロもデコログもクルーズブログもデコリアルも見られない :2011年8月29日記事参照)のような 大人のプロフ としての利用法が普及するかも知れないと妄想したりも思うのでした。