GoogleアカウントとGoogle Appsアカウントの統合

Googleアカウント―GoogleyEyes.png Google社から最近活発な実施促進の働き掛けがあるのが GoogleアカウントGoogle Appsアカウント の統合です。 一見しただけではなかなか見分け難い両者である上に、 例に拠って Google社のあまり親切とは言い難い誘導で戸惑う方も多いのではないでしょうか? 斯く言う本ブログ運営者も面倒に思い促しのリンク等は無視して来ました。 しかし表示が度重なれば煩わしくも思うもの、 ひょんな機会にアカウント統合を実施しました。

Gmailから始まる Google社のアカウント大盤振る舞いには驚かされたものです。 Gmailのアカウントは即ちGoogleアカウントと紐付けられており、 メールアドレスさえあれば取得可能ですから、 例えば無印 Google Appsを独自ドメインで運用し、 無料で発行可能な50メールアドレス (2011年6月現在では新規Google Appsドメインでは 無料メールアドレスの発行は10アカウントに制限されています。) 総てでGoogleアカウントを取得し、なおそのアカウントでGoogle Appsを運営すれば…

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まさしくネズミ算的にアカウントを増殖させることが理屈の上では可能になるのでした。

いくら Googleと言えども流石にこの状態は看過出来ないものと考えるに至り、 社内の体制も、リソースの管理も統合を可能にさせる状況となったのではないでしょうか、 冒頭に書いた如く今になりGoogleアカウントの統合が推進される様になりました。 更にどう考えてもこのGoogleアカウント統合の作業は大プロジェクトに思えるのですが、 傍目に割りとサラリとやってのけている印象も受ける程です。

さて、本ブログ運営者も画面に促されるまま作業を実行した処、 矢張り何箇所が分かり難い場面がありました。 多分これはGoogle Appsドメイン管理者と一般ユーザでも異なるのでないでしょうか? 多岐に渡ると考えられる状況の統合が大プロジェクトにならざるを得ない様に思える所以です。 何人かには、あれはどういうことか?結果はどうなるのか? 作業は完了したことになっているみたいだがこれでいいのか? などと問われたりもしましたが、 Webに専門的に携わる方にさえその様に思わせる場面がある様に思います。 また、Google社のアカウント取得の抑制なども同時に水面下で行われている様で、 それが混乱に拍車を掛けている様にも思います。 それを解決出来ない人物にはマルチアカウントは了承しないと言うことでもないでしょうが、 なかなか他人のアカウントは頼まれても預かり辛い状況となるのではないでしょうか?

半強制的にアカウントの統合を求められるのは 提供側の Goolge社のリソース管理としても、 提供される側にもメリットは少なくないと思いますし、 本来がそうあるべきだった様に思います。 Google社も提供初期にはそうは思えども、 例えばプロジェクトが別物として走ったりするなど、様々な都合がつかなかったのでしょう。 もともとがマルチアカウントを処理しようなどという人物は それなりの知識を要求されるため、 これぐらいのことで慌てふためく者はいないとも Google社の判断だと思いますし、 この件に関しては評価したく思っています。

本ブログ運営者はアカウント統合を試みたその利用に於いて、 成る程こういうことか、と言う様な場面が何度が有りました。 今の処問題点としては、 Google Apps独自ドメインに於いて従来の国産携帯、所謂 ガラケー(ガラパゴス携帯) ではちょっとして裏技がGmailへの接続に必要だったのですが、 そのままの設定ではアカウント認証がされなくなったのが、 タイミング的にこの統合の影響が有るのかも知れないと思わせられる状況ではあります。