2011年6月朔日 Google Apps update alerts と言うメールが New update information として報じてくれた Labs graduations なるお知らせのいくつかの内の一つが Gmail(ジーメイル)のラベルがネスト(入れ子、ツリー構造)に出来る様になった ということでした。 これは Labs と言う実験段階にある機能が正式に採用されたと言うことでもあり、 これからは特別な設定をしなくてもGmailを使う際には 最初からこの機能が働く様に設定されていると言うことです。
ラベルを入れ子にする為には設定をする必要があります。 その設定はGmail画面の左サイドバーのラベル項目の最下部に有る ラベルの管理 をクリックするか右上の歯車型のアイコンをクリックして表示されるプルダウンメニューで メール設定 を選択し、表示された設定画面の上部タブで開いた時には 全般 となっている筈の右隣の ラベル タブをクリックします。 表示された画面では システムラベル の下方に ラベル 設定項目があり、自ら登録したラベルが縦に並んでいると思います。 各ラベルの一番右に 操作 なる項目があり、そこには 削除 と 編集 が用意されている画面が本記事冒頭右の画像になります。 此処で編集をクリックすれば下図の様な レベルを編集 ダイアログが表示されますので 其処で入れ子の設定が出来ます。
Gmailはもともと検索に強みを持つ Google社がメールに於いてはフォルダ分けによる整理より、 参照したいときに検索すべきであるという強い意思により投入されたWebアプリケーションで 登場時にはアーリーアダプター達でさえも戸惑わされ、物議を醸したものですが、 今では割りと普通に受け入れられている様にさえも感じられます。 そのGmailに於いてラベル機能が備わり、 更にそれがフォルダ構造の様に入れ子機能が加わるのは 初期コンセプトの後退とも言えると思うのですが、 なかなか頑固な昔方式のやり方に馴れた方々を 同陣営に引き込むには必要な措置でもあるのでしょうね。