バージョンアップを重ねても重いFirefoxを何とかする小さな対策

随分とアップグレードの記事をエントリしたものだと思うのは本ブログの以下リスト

に列挙されるブログ記事を眺めて思うことですが、 またぞろバージョンアップ作業をしました。 なかなかバージョンアップに関してはFirefox、 予告通りにことは進行しているようです。

Firefoxを9から10へバージョンアップ

回数を重ねればそれほど手順に変りも無く 実はバージョンアップの恩恵もバグの修正など分かり難いものが多いようですから バージョン8から9への作業のブログ記事は怠ったと言う塩梅でいる中、 暫くしてまたもやFirefoxがメジャーバージョンアップしたとのお話、 慣れた手付きでヘルプからFirefoxについてのメニューを辿り開いて見れば 下の図の如く更新の適用が出来るべく既にダウンロードは終了しています。

いつもの通り…

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ダウンロードした更新を適用 ボタンを押してプラグインなどの説明を受けながら言われた通り進捗して いつもの通りバージョンアップは無事終了、 再起動して再びヘルプから辿れば下の画面が得られました。

このように非常に簡便に実施できるジャージョンアップですが、 それでもバージョンアップする以上期待も持つのは人情で さて最も期待することは先ず何よりも動きの軽快さが得られて欲しいということで 実はこれはFirefoxを常用する者には切実な願いだと思います。

望まれる速度改善

実際あまりのFirefoxに堪えかねて 何か手立てはないのかと探し出した情報を試して見た記事も 本ブログ2011年9月13日の記事 あまりに重いFirefox(ファイアーフォックス)の速度改善 として稿を起こしました。 アドオンで何とかしようと思うのはこの記事にも書きましたが 余り好ましい状態ではありません。 しかもFirefoxではメジャーバージョンアップが頻繁に繰り返されることを きっちりと謳っている状況にもあります。

様々試すもバージョンアップを繰り返すも劇的な速度改善は望むべくも無く、 特にネットブックXPでは他ソフトの実行ソフトにも影響を与える体感が有るとあっては 立ち上げるのも億劫になるような心持と迄なりました。 しかれどもメインPCでは常用、敢えて愛用を避けて常用と書きますが、を続けているFirefoxですので 少しでも速度改善がなされればと思う小さな対策、と言うより抵抗が今回紹介する手法です。

小さな抵抗キャッシュクリアー

手法は簡単、 キャッシュクリアー です。 ブラウザは一般的に一度見たページの情報を蓄えますがこれをキャッシュと言います。 インターネットにわざわざ情報に受け取りに行くよりは 手元に置いておいた方が早かろう、と言う理屈ですが、 どうもこのキャッシュが大量になるとパソコンも探し出すのが大変なようで、 例えて言えば乱雑に散らかった部屋にどうしても目的の書籍が見付からず ええぃ、本屋で買って来ちまった方が早いゎ!と言う状態になっているのではないかと思うのです。

Firefoxのキャッシュクリアの方法

Firefoxに於けるキャッシュのクリアの方法は上部のメニューを ツール >> オプション と辿ります。 開いたオプション画面で プライバシー 項目を選択しその中の 最近の履歴を消去 リンクをクリックして開いたダイアログを共に表示したものが下の図です。 環境はWindows7になります。

ここからの選択は各自のお好みになります。 図の環境ではプルダウンメニューから すべての履歴 選択し 消去する項目 を開いて

  1. 表示したページとダウンロードの履歴
  2. 検索やフォームの入力履歴
  3. Cookie
  4. キャッシュ
  5. 現在のログイン情報
  6. サイトの設定
のすべてを選択した状態です。 環境によっては3番のCookieや4番、5番などは しまった!ということにもなりかねないのでご注意を。 何はともあれ4番のキャッシュが一番影響が大きいと思います。

項目が決定したら 今すぐ消去 ボタンをクリックします。 ここでは下手をすると数分掛かることがあります。 随分と溜め込んだものだな、と感じる処でもあります。

キャッシュクリヤーの結果

消去が完了したら早速使い心地を試してみましょう。 Firefoxを使っていて重いと感じる点を具体的に列挙すれば以下

  1. タブ切り替えが鈍い
  2. 日本語文字入力が止まる
  3. 画面スクロールが引っ掛かる
が挙げられるように感じていました。 正直この点は今回の手法、キャッシュクリアーで劇的に改善される体感が有ります。 根本的な解決策とはなり得ないそれこそせめてもの小さな小さな抵抗ですが あまり難しい設定も要らず効果が感じられるこの手法はお薦めです。

Firefoxのシェア回復の一手法案

ただしキャッシュはクリアーした時点から再度 Firefoxが溜め込み始めますので或る程度経ったらまたこの作業が必要となります。 若し常用する際の速度にキャッシュの量が影響するのであれば ブラウザの設計時にこれを最適化するアルゴリズムが仕込まれる必要があるでしょう。 実は動作が機敏だと言われるGoogle社製のブラウザ Chromeにも同じ症状が顕れます。 FirefoxはChromeに先んじてこの点を改善すればシェアにも好影響があるものと考えます。 さもなければ漸次シェアを落としていくのは避け得ない状況にFirefoxはあるのは頃日はっきりしてきた処です。 元祖ブラウザの系統を脈々と継ぐFirefoxには奮起を期待したいと思います。