今年2011年3月11日に起こった未曾有の災害は 東北地方太平洋沖地震 (2011年3月15日記事) から 東日本大震災 へと呼び名を変じ今尚大きな爪跡を残したままにあります。 地震国日本とは分かっていたものの 一度実体となって顕現すればそれを日本国を一変させる破壊力がありました。
この大震災の以前にも本邦には大きな地震が有りました。 1995年に発生した 阪神・淡路大震災 です。 これ以降 国土地理院 では必要に応じて人口が集中し、 大地震の際に大きな被害が予想される都市域とその周辺について、 活断層の位置を2万5千分の1の縮尺で詳細に表示した情報を提供しています。 そしてこの情報は2007年7月1日より 都市圏活断層図 としてサイトが構築され インターネットでの閲覧が誰にでも可能となりました。 そして活断層の研究者の協力を得て随時情報は更新されています。
活断層とは上記サイトの説明に依れば 最近数10万年間に、おおむね千年から数万年の間隔で繰り返し動いてきた跡が地形に現れ、 今後も活動を繰り返すと考えられる断層であるとのことです。 活断層には活動度なる指標があり 段丘形成の年代を測定することと、その間のずれの大きさから、 単位年あたりの変位量を計算したものとのことで、 この様な指標を元に活断層図は作成されているのでしょう。
都市圏活断層図 印刷図の閲覧 を見れば残念ながら都市圏とは離れた 本ブログ運営者の在住します遠州地方は図作成の対象とはなっていませんが、 引き続き事業は継続され、 さまざまな災害対策の糧として活用出来るよう 充実されることが望まれます。
災害時の連絡安否確認方法~web171とは?
今年2011年3月11日に発生した未曾有の東日本大震災はさまざまな教訓を吾人にも齎してくれているように思います。一つにはインターネットで閲覧出来る活断層マップなどを利用して今現在居住している場所がどのような状況下にあるのか把握することも大切でしょう。また一つには
災害時の備えは水電池NOPOPOが最適
未曾有の大震災は我々の様々な周辺環境を変えつつ有ります。活断層マップで自分がどんな地域に居住しているのか改めて確認したり、代表的な代替エネルギーである太陽電池の開発を促進したり、本ブログでも先日2011年9月1日には災害時の連絡安否確認方法の一つとしてweb171を
Googleマップの登場とGIS
photo credit: [ Mooi ] via photopin cc今や日本では検索エンジンに於いて再度の提携がなされているGoogle社とYahoo社ですが、最初の提携2001年4月から2004年5月及びその提携が解消された2004年6月辺りのネット上のニュースを閲すれば当時は明らかにYahoo社の方がネットに於
オープンストリートマップ~地図情報を舞台としたIT覇権争い
去年2011年3月に発生した未曾有の大震災(2011年3月15日記事)大きな爪跡を残しまだまだ日本はその余波の中にあり、復興からエネルギー問題など、それは語られない日はありません。同じ様にして問題の提起されている分野には地図情報があります。災害を考慮した時必要なGISと
リアルタイム災害位置情報サービスGoogle Public Alerts
災害時に於ける位置情報サービスが重要であることは本ブログにも度々、例えば東北地方太平洋沖地震(2011年3月15日)インターネットで閲覧出来る活断層マップ(2011年8月21日)オープンストリートマップ~地図情報を舞台としたIT覇権争い(2012年1月24日)などに言及した処で
防災に必須のハザードマップと地震ハザードステーション
防災に地図データが重要な役割を果たすことは本ブログでも度々紹介して来ました。それは実際に災害が起きてしまった際には勿論、事前の防災にも役立つものです。ハザードマップこの考え方はハザードマップに活かされています。ハザードとは英語でhazard、危険を意味します。