クレジットカードの会員獲得競争にも激しいものがありますが、中でもネットモール 楽天市場 との相乗効果で躍進著しいのが 楽天カード でしょう。 さて、その楽天カードの情報を提供するインターネットサイトのアドレス http://www.rakuten-kc.co.jp/ へ2011年10月現在、アクセスすると http://www.rakuten-card.co.jp/ へ自動転送され、そのトップページには 重要なお知らせ として以下が記されています。
楽天KC株式会社の「楽天カード部門」は2011年8月1日より、楽天クレジット株式会社へ事業承継し、「楽天カード株式会社」へ商号変更いたしました。楽天カード会員様は引き続きこちらのサイトをご利用ください。また、KCカードをお持ちの会員様はKCカード株式会社のホームページをご覧ください。さまざま複雑な経緯や事情が入り組んでいるようですが…
従来 楽天株式会社 のクレジット関連業務を担当していた 楽天KC株式会社の業務を整理した上で、 Jトラストグループ 傘下の KCカード株式会社 と楽天子会社の 楽天クレジット株式会社 に分割されたと大凡考えて良いかと思います。 日本ではクレジットカードの普及はインターネットの普及と 切っても切り離せない状況にあります。 ネットモールの雄たる楽天としては、 その強みを活かすべく自社ハウスカードの インターネット最適化を図る狙いがあるのではないでしょうか。
そんな状況を鑑みながら閲すると興味深い記事が2011年10月14日、 ペイメントナビのニュース 「楽天カード」の虚偽・不正申込や日々の悪用まで高精度でブロック として配信されました。 ブランドイメージの堅持、信頼感の醸成の為にも セキュリティ対策に意を注いでいるという姿勢を持つ楽天カードの
- 経営企画部セキュリティ企画グループ マネージャー 芦谷功氏
- 経営企画部経営企画副部長兼、セキュリティ企画チームリーダー 久木一誠氏
記事中には不正を大きく
- 虚偽・不正申込
- 日々の悪用・不正利用
異なる分類に共通する不正防止の概念とは 実装していている不正排除ルールに於いて 内外部の蓄積データとの整合性をスコア化し不正を識別するというものです。 これは恐らくメールのスパム判定と基本的概念を同じくするもので、 統計学的知識を以てして真偽判定するのだと思います。 (Google社のスパム判定は ベイズ推定 を利用していると言われています。) クレジットの与信には実に多くの寄与をする 統計学の影が此処にも見えて実に興味深く思います。
クレジットカードの存在理由として大きな位置を占める IT たるインターネット、 またその存続を左右する信頼性を確保するためにも統計学と絡んで IT が大きく関与しています。 クレジットカードと IT の不可分な関係を 楽天カードとそのセキュリティーへの注力に見た想いがします。
楽天カードとYahoo!カードとTポイントの三角関係
楽天とYahoo!ジャパンは共にご存知日本インターネットで大活躍のIT企業の代表ですね。楽天は勿論ネットモール楽天市場を主業務として展開していますが、Yahoo!もYahoo!ショッピングを展開して火花を散らす間柄でもあります。その関係を反映している訳でもないでしょうが両社