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GFSオープンソースクローン/Hadoop&hBase

2008年4月30日より開始さるが太田一樹氏に依る タイトルに狙い其の物も明らかな Google基盤ソフトウェアのオープンソースクローンを使ってみる の第1回に言及されるが実運用以前の纏めたる Hadoop、hBaseで構築する大規模分散データ処理システム なれば、全体俯瞰の上での理解に役立ち、 クラウドコンピューティング華やかなりし当世 、システム構築の際の企画、戦略を担う御仁には有用なる記事と思われます。

Gartner予測再び/クラウドアプリ成熟迄七年

2008年は6月8日が当ブログのアーティクル Gartner予測の今後5年間に普及する革新的技術 に取り上げた内に上げらる10の予測の一つなるが4番目の Cloud computing and cloud/Web platforms は就中、当ブログでも最も取り上げること多き事項なるが 当ブログをクラウドコンピューティングで検索 にもご覧が通りなれば、其の提供知見となれば気になる折りしも、 Gartner社に依る2009年2月2日のプレスリリース Gartner Says Cloud Application Infrastructure Technologies Need Seven Years to Mature で取り上げられること、当該事項の行く末が続編なれど、 本邦吾人には残念乍意に解し難い英語にて、 当プレスリリースを受けて大意を日本語に纏めてくれているが ITproの明くる2009年2月3日のニュース記事 クラウド・アプリ技術は成熟まで7年を要する---Gartnerが予測 を有り難くも拝読するに、 今後3段階に登場のクラウド・コンピューティング市場なるは
  1. 第1フェーズ(2007~2011年):
    市場の発展段階
    Pioneers and Trailblazers
  2. 第2フェーズ(2010~2013年):
    市場統合の段階
    Market Consolidation
  3. 第3フェーズ(2012~2015年以降):
    クラウド・コンピューティングがコモディティ化
    Mainstream Critical Mass and Commoditization
と分析され、今は第1フェーズの渦中なるもやがてコモディティ化が進むとなれば、 ネットブック利用の此の身 には利用端末の無粋なHDDも備えぬ正しくシンクライアントとなりて、 益々有り難い世となり気な傾向が窺え、 扠もクラウドコンピューティングの寵児たるベンチャーの出哉否哉、 甚だ楽しみな予言ではあります。

徐々に浸透しつつあるかのGAE

未だ画然たる感じは抱けねども、徐々に其の筋に使用されつつあると思われるは Google App Engine の当ブログ2008年12月6日のアーティクル GoogleAppEngine利用事例/StateStats で紹介す StateStats に、加えること今回は秋元氏のサイボウズラボ・プログラマー・ブログは2009年1月11日の記事 gog.is Google検索専用のURL短縮サービス に紹介さる Gog.is - the simple google slapper では、URL短縮サービスを実現している様です。

当サービスではURL http:⁄⁄gog.is⁄ 後方に任意の検索ワードを付加することでGoogleの検索結果が得られ、例えば tsukamotch で検索したいとなれば、
http:⁄⁄gog.is⁄tsukamotch
とすれば想定通りの頁へ転送されます。

アマゾンクラウドサービス

当ブログでも2008年9月14日に取り上げた Webストレージサービス/アマゾンS3 がアーティクルのアマゾンのクラウドコンピューティングについての知見が bpspecial ITマネジメント の栗原潔氏の手になる連載コラム 「あと一歩」の差を付けるリーディングエッジ の第14回は2008年10月8日公開の記事 アマゾンが着々と進める「クラウド戦略」の「真の凄さ」 に掲載されているより引用させていただけば
米国の新興企業には、まず、S3とEC2で社内のアプリケーション基盤を構築するケースが増えているようだ。基盤を迅速に立ち上げることができ、初期設備投資が少なくて済み、運用要員が最小限で済み、将来の業務拡大にも十分に対応できるからだ。まさに、ベンチャー企業には最適なサービスと言えるだろう。
とあるのは米国に限らず当ブログは2008年8月14日のアーティクル クラウド・コンピューティングの実使用例 でもご紹介の通りブログ Life is beautiful を屡参照させていただく中島聡氏の率いる Big Canvas も巷で好評のiPhone向けデベロッパーとして其の一端を担えば、 中々に本邦も捨てたものではないかに思います。

アマゾン提供のクラウドサービスの本来の頭文字に略称されぬは
  1. S3:Simple Storage Service
  2. EC2:Elastic Compute Cloud
とあるより語彙関連部の引用に
「elastic」とは「弾力性のある」という意味だ。ユーザーが求める処理能力に応じてゴムのように伸び縮みして対応できるというイメージで考えればよいだろう。
とあるこそ、新規立ち上げベンチャーにもお誂え向きである事由の分かろうと云うもの、 最早充分はビジネスボリュームを得るまでは、 自社サーバーを立てるでもなく、ホスティング屋からサーバーを借りることもなく、 クラウドコンピューティングで従量制の賃貸し、 と云う手法が此れからの主流となるのかも知れません。

またアマゾンのクラウドコンピューティングサービスに於いては 頁を繰ること三頁目に項目立てられる アプリケーションのプラットフォーム提供も推進 より引用の
「アマゾンは、Webショップの基本機能(例えばショッピングカートやチェックアウト機能など)を提供するAPI群を、公開している。これが、WebStore by Amazonというサービスだ。ユーザーは月額料金を支払うことで、独自のオンラインショップを迅速に立ち上げて運営することができる。
とあり、レコメンデーション機能を含むアマゾンのシステムを流用できるとなれば、 此処に於いても態々サーバーを契約した上で更にシステム構築の労を取る必要も軽減された上で手に入るが、 件のシステムなれば、ECサイト抔、構築の予定のある方に取り考慮するに如くはないかと存知ます。

まとめとして利用者にとっては当然乍サービスの停止は死活問題であり、 其れを他者に提供するに当たってはアマゾン側の問題ではありますが、 情報セキュリティの三大要素CIA、即ち
  1. Confidentiality:機密性
  2. Integrity:完全性
  3. Availability:可用性
の内でも部外者抔には兎角軽く見られ勝ちな Availability(可用性) が実に重要なコアコンピタンスとなることが提言されています。

Gmailに於けるワンソースマルチユース

Gmailと云えば当初1GBと云う大容量を惹句にネット界に一大旋風を巻き起こした、 クラウドコンピューティングの魁ですが、日々提供容量は増え今や6~7GB程にもなることにも、 最早驚くことも無い位普及のなり、既に欠かせぬWebツールとして世に浸透するに、 使い込まれたGmailでは当然乍登録メールアドレスの増え、 別段その利用法を考えるも無い儘居りしを、 Google Maniaの2008年9月25日の記事 Gmailの『連絡先』が独立したコンテンツとして利用できるように を見れば、 当記事に述べられる如きが具体的利用のイメージが湧かぬは我が想像力の貧困さを嘆くべくも、 オープンID抔の試みも見られる如く、一元的管理のなれば様々な場面に煩雑さの軽減され、 ワンソースのマルチユースは歓迎するべき処、 孰れ大いに活用されんことが予感されます。
Gmailを頻用される方は是非ともログインの状態の儘、 http://mail.google.com/
mail/contacts/ui/ContactManager
にアクセスあられんことを。

Webストレージサービス/Dropbox

当ブログ2008年9月14日のアーティクル Webストレージサービス/アマゾンS3 にて言及のオンラインストレージサービスへの欲求は、 彼処も同様のようにて、 404 Blog Not Foundの2008年09月19日の記事 これは一本とられた - Dropbox でアルファブロガー小飼弾氏も絶賛しているを拝見するに、 ソフトをインストールするに依り、ローカルとオンラインで同期フォルダの使用が可能になれば、 何処からでも同ファイルのアクセスの可能になるがこそ求めるものは、
実はこういった仕組みは、subversionやrsyncといった形ですでに存在し、かつよく使われている。Dropboxのえらいのは、これを誰にでも使えるような形で提示したことだ。
と小飼氏が述べられるが如く プログラマーを生業とする方達には最早必須と聞き及ぶシステムの 一般への開放となり、 Heartlogicの2008年09月12日の記事 究極のファイル同期・共有サービス「Dropbox」が一般公開。Linux/iPhone対応 には
  1. 設定後は特別扱いの必要がない
  2. 同期速度が速い
  3. 履歴管理がサーバー上でなされている
と、纏めるに拝察される説明がなされるは正しく一般向け、玄人向けの良い所取り、 使用法にも ネタフルの2008年9月12日の記事 [N] ファイル共有・同期サービス「Dropbox」正式公開! より引用させていただければ
ネタフルでも、
▼「Dropbox」複数環境のデータをバックアップ・同期
▼ローカルのフォルダ経由でシームレスに利用できるオンラインストレージ「Dropbox」を試す
というエントリーを書いていますので、使い方についてはそちらを参考にしてください。
と抜かりなきを、 上記三つの記事に共通するのは共に iPhone にて同サービスが利用可能な点で、 成程利用画面写真を拝見すれば、 己の物欲の消え掛けた焼け木杭に火が点きそうである困りものなれど、 早速取り入れたるが Dropbox です。

インストールすれば如何にも便利さを感じさせる雰囲気が漂う其の画面、 50GBで月額9.99USドルが一年ならば99.99USドルと、 アマゾンS3の1Gバイトあたり月額15セントのストレージ料金と、1Gバイトあたり20セントのデータ転送料に比して如何なるや、 と思うに何と太っ腹、2GB迄は無料にて、 暫くは使い勝手の様子抔を見る積りなるも、直ぐにも手放せなくなりそうな予感の当該Webストレージサービスの詳細の 少し許り古い情報なればこそエッセンスを窺い知れる記事が @ITの2007年4月9日の記事 HDD以上に便利なオンラインストレージ“Dropbox” として掲載されており、稿の最後に語られる DropboxのCEOにして開発者のDrew Houston(ドゥリュー・ヒューストン)氏の言、
将来的には、どのコンピュータを使っているかとか、大切なファイルがどこにあるかは考えなくても良くなるでしょう。ファイルは全部、必要なときに目の前にあるんです。Dropboxのコアになる技術が、それを可能にすると、われわれは信じています。
こそ クラウドコンピューティング を正味に感じさせてくれます。

クラウド・コンピューティングの実使用例

クラウド・コンピューティングに於いては Googleの提供サービスの利用抔も立派な使用実例に思いますが、 尚一歩進んだ、踏み込んだ利用法として、 当ブログ2008年8月7日のアーティクル 縁の下で鎬を削るクラウド・コンピューティング に下記にある如く
AmazonのEC2については屡参照もさせていただくブログ「Life is beautiful」の 中島聡氏がiPhone向け新サービス PhotoShare の後方支援に採用されたシステム
と、自社サービスの提供のインフラとしての利用の実例があり、 此れ等の利用法が向後増えるに勢いを増すとされれば、 クラウド・コンピューティングなる概念の 今後5年間に普及する革新的技術としてGartnerに予測される処 となるのだと思います。

引用文中の中島聡氏のブログ「Life is beautiful」より をクラウド・コンピューティング関連記事として上げさせていただきたく、 上の2008年3月31日の記事の時点では、 PhotoShare の存在は知られておらず、 他記事2008年6月29日付 「iPhone開発者支援プログラム」と進化圧と によれば4月よりiTunes App Storeのオープン日、7月18日に合わせたカットオーバーに大童は未だ至らぬ時点で、 クラウド・コンピューティングの一要素と思われる スケーラビリティ に加えディスカウント・キャッシュ・フロー抔を駆使して アマゾン・クラウドと自前サーバーのコスト比較及びビジネスに於ける優劣を検討されており、 此処で氏が当該システムのインフラとして様々思い悩んでいたことが窺えます。
結局クラウド・コンピューティングを利用することに決定されれば、 今後の推移が実に興味深い PhotoShare ですが、上記リスト下の2008年7月20日付の記事では、 当日午前より午後はお茶の時間過ぎ迄続いたアマゾン・クラウドの不具合に、 見ているだけで胃の痛くなるような顛末の感想が
しかし、Amazonを信頼してPhotoShareをホスティングしてもらっているのに、7時間半もS3をダウンさせてしまうとは困ったものだ。まあ、この手の問題は自分たちでサーバーを管理しても起こりうる話とは言え、こんな風に「自分では何も出来ない状況」に陥る可能性があるのが、クラウドコンピューティングを使う時のリスクであることを再認識したしだいである。
の如く纏められていれば、 実際にビジネスに利用された実体験に基づいた知見は、 現時点のみならず、実に有用な情報に考えます。

縁の下で鎬を削るクラウド・コンピューティング

CNET JapanにJim Kerstetter氏の文責を2008年8月4日付にて当該編集部の翻訳構成した記事 IBM、日米2都市にクラウドコンピューティングデータセンターを設立へ の掲載にて
Googleは、同社のウェブベースアプリケーションで消費者のニーズに応え、Amazonは新興企業向けホスティングサービスを提供し、さらにSalesforce.comなどは多くのオンデマンドソフトウェアを提供している。しかし、IBMがビジネスコンピューティング分野の有力企業であることはつい忘れがちだ。
なる引用中挙げられる内、 Googleについてのクラウド・コンピューティングは身近にも多く知られ、利用されている処にて、 又、Salesforce.comについては2008年7月27日付 規模の経済の一効験/クラウド・コンピューティング
ITproは中田敦氏による2008年4月15日の記事 「あなたのビジネスをクラウドへ」,SalesforceとGoogleがMS/IBMに宣戦布告 に依れば米Salesforce.comと米Googleでの提携では 「SalesforceとGoogleが次世代エンタープライズ・アプリケーション基盤を作る」と宣言 と高らかに宣言され、記事タイトルの あなたのビジネスをクラウドへ が合言葉として交わされ、
と当ブログでも取り上げたことのあり、 AmazonのEC2については屡参照もさせていただくブログ「Life is beautiful」の 中島聡氏がiPhone向け新サービス PhotoShare の後方支援に採用されたシステムにて、 夫々濃淡はあれど、其の存在は心得ていましたが、 IBMの其の一角に食い込む活動を知らぬは迂闊でした。
併し乍、
IBMの幹部らは、ホスティングサービスの提供は同社にとって新しいことではないと明言した。では、コンピュータ業界のほかの企業はどうか。IBMに言わせれば、彼らこそが新参者だという。
とクラウド・コンピューティングとホスティングサービスの同義に扱うは、 未だクラウド・コンピューティングのなんたるかも曖昧な当方には僭越乍も、 多少、違和感の残る言及ではあり、 穿って云えば、新概念に於いては置いてけ堀を喰った当該社の強がりにも聞こえます。

ともあれ、2008年7月27日付当ブログのアーティクルでは、 マイクロソフトの様々な参照記事にてはっきり乗り遅れたと断言されたクラウド・コンピュータ分野では、 IT業界先端企業が鎬を削っていることは確かな様です。

規模の経済の一効験/クラウド・コンピューティング

当ブログ2008年6月8日のアーティクル Gartner予測の今後5年間に普及する革新的技術 の10挙げられる内にも個人的に重要と思う一つの 4.Cloud computing and cloud/Web platforms 、即ちクラウド・コンピューティングについて、拙い乍、 現時点で認識し得る事項を書き留め置きたい意味での当アーティクルのエントリです。