本記事は主題こそ標題の「EPSON EW-M660FTのADFエラーをスキップする方法」ではありますが、其処に至る経緯や世相や状況に些か立ち入って述べており、標題其の物に関する情報が欲しい向きには、皆目役立たずとも考えてはおりませんものの、多分に主題からすれば冗長な内容が含まれる嫌いも拭えませんので、下の見出し「解体」迄スキップ下さい。以降、「解体」迄に付いては、御用とお急ぎの無い向きはちょいとお立ち寄りの上お楽しみ下さい、と言った構成に整えてあります。
エコタンク搭載モデル
購入したのは2016年7月10日、今から丁度9年前となるのが本記事タイトルに有るEPSON社のインクジェット・プリンターEW-M660FTです。最寄りの電気店エディオンにて、価格は税込53,000円でした。店頭の値札が52,800円で、税込では57,024円でしたので、少し値引きして貰えた様です。其れ迄利用していた手元のプリンタの替えインクの値が張って、兎に角ランニングコストが掛かり、何某か不具合が有って、何気無く赴いたエディオンで店頭の気安い担当氏との遣り取りから其の場で購入を決定しましたが、此の即断即決はしかし当時のベスト・バイに記憶されています。

其れ迄、EPSON社のインクジェット・プリンターを利用していましたので、此の分野にては孰れのメーカーにしても大して変わるものでも無し、次はCANON社製でも、然もなくばBROTHER社製でも、と薄ら考えてはいましたが、又もやEPSONに食指を動かされたのは、当時としては画期的なエコタンク搭載モデルだったからに他有りません。エコタンク搭載モデルとは、大容量のインクタンクを搭載したプリンターのことで、インクカートリッジ式プリンターに比べてインク交換の頻度が減り、糅てて加えてインクカートリッジ式とは即ちプリンタ・ヘッド迄替えインクに含まれれば高価たるのは当然で、技術的事情は有るにしろ、替えインクで儲ける手法ととられても仕方無い方式でしたので、従ってエコタンク搭載モデルを選択すれば不満の主たる印刷コストを大幅に削減出来たので、EPSONしか選択肢が無い状況でした。
インク交換方式も本来一般的に自然に考えられるタンクに替えインクを補充する方式で、ヘッド付きのインクタンクさら交換するものになく、更にはタンク容量も何倍も異なるのはエコタンク搭載モデルのタンクを一旦