昔、まだITという言葉もなかった頃、IT企業と云えば
その代表格としては先ずIBMが挙げられ、
そしてシリコンバレーが形成される嚆矢となるHP、
ベーシックから起業したMSが其れ迄の業界リーダーと
OSについて交渉決裂後、瞬く間に業界を席巻し、
更にインターネットが喧しくなり始めればYahooが登場、
その検索エンジンを請け負う蜜月時代が終焉すると共に
Googleが今や先頭を走っているとするのは
衆目の一致する処ではないでしょうか。
常々タイトルに偽り無しとそのネタの豊富さに感心し乍、
参照させていただいている
ホームページのネタ帳さんで
そのGoogleの職場風景の動画が紹介されていました。
また同紹介動画へのリンクも下記にはっておきます。
BBC NEWS | Google your way to a wacky office
まるでオモチャ箱の様な職場で、楽しそうです。
食堂は
去年ニュースになった楽天タワーの食堂にも、
楽天社長自身の言及もあり、影響を与えていると思います。
好環境は優秀な技術者の応募を引きも切らざせしめ、
更なる好業績へと好循環を産むのでしょう。
リスティング広告という鉱脈を発見し、
太平洋間にケーブル埋設をしたり、エコ発電に投資したりする様な、
株主の要請にも使い切れない潤沢な資金の中において
微々たるポートフォリオに過ぎないのでしょうけれども、
最適化されたこの投資は実に費用対効果が高いのではないでしょうか。
経済的に直接効果を生じないにしても
ブランド効果だけでもそのように思います。
Googleがクールであると云うイメージは可也高く、
未だMSの様に一部大きな反発を受けている場面は見受けられません。
惜しむらくは職場風景だけですので、勿論、無理は承知の上で、
職場メソッドや、会議風景、経営意思決定など公開して貰えれば…
オープンなイメージの先行するGoogleですけれど、
以前NHKのテレビ取材を受けたのは、
日本で検索シェアの上がらない対策で、
普段は滅多に社内の公開はしないと仄聞しました。
企業戦略ですから詳細は定かではありませんが、
イメージ戦略、ブランド戦略が功を奏しているのは間違いありません。