Web担当者Forumの2009年1月30日にDanny Dover氏に依る記事 検索エンジンが提供しているウェブマスター向けツール が掲載され、 の三有力検索エンジンから提供される当該ツールが、 機能抔を盛り込み紹介されています。
此れ等三種に於き、先ずは当ブログにて、 Googleウェブマスターツール を利用して見ることにすれば、 常日頃利用のGmailアカウントを利用して、使用開始したダッシュボードで 当ブログのURLを入力し、確認の為に吐き出されるHTMLファイルは当ブログでは利用出来る形態にありませんので、 METAタグをトップページのみに挿入し、ブログを更新、 ダッシュボードに戻り、サイト確認をすれば設定は完了と云う簡便さです。
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各ウェブマスターツールに共通するコンセプトは ホームページ運営者と検索エンジン側の認識の摺り合わせ を図るにあると考えれば、提供されるサービスの理解が早い様に考えます。 以下、当ブログに導入済みの Googleウェブマスターツール で主に云えば、例えば其の一番良い例がサイトマップの登録です。 此れこそ、両者の整合性を図るに最たるものと云えると思います。 アクセス解析に親しんだ方には馴染みのある robots.txt のジェネレータ抔も腑に落ちる機能ではないでしょうか。 又、アクセス解析ツールの代表たる此れもGoogle提供の Google Analytics とは異なり生成タグを一行、全頁ならぬ、トップページのみに挿入すれば設定完了と云う事項も、 此れは検索エンジン側が己のデータを提供するに当たり、 運営者の本人確認をしているだけであると考えれば合点が行きます。
Googleウェブマスターツール に限って云えば重要な機能として、 自サイトに於けるスパム認定ページの存在を知ることを可能とするメッセージセンターがあります。 当件についてはSEOのスペシャリスト渡辺隆広氏の文責に依る記事 ウェブマスター向けツール活用術 第1回:ウェブマスターツールを導入しよう 第2頁 に
Webスパムページやリンク売買サイトなど、Googleが規定するガイドラインに違反したサイトを報告したり、逆に自分のサイトが同ガイドラインに違反する、またはその恐れがある際のGoogleからの警告メッセージを受け取ることもできます。とされています。
特に、Googleからサイト管理者への連絡機能は重要です。以前はGoogleからサイト管理者への連絡はメールで(公開されていなくてもあたりをつけて、info@あなたのドメイン、など)行われていたのですが、発信者を偽った警告メールなどが海外で流行したことから、現在はGoogleからの連絡は基本的にウェブマスターツールのメッセージセンターを通すことになっています。
此のウェブマスターツールのアクセス解析ツールと異なるのは、 自ホームページ専用に収集されたデータを利用するのではなく、 検索エンジンに蓄積されたデータを利用することにあります。 従ってどれかひとつ使用性が高いツールを利用しているから其れで良しと云うことにはならず、 と云うのが当アーティクル冒頭に掲げる問い、 「どれを利用すれば良いのか」 に対する回答となり、 当ブログで実践したGoogleウェブマスターツールのみを利用すると云う状態は、 著しく適切性に欠けると云わざるを得ませんので、 自運営ブログ等でご利用の際は、此の点をご留意あられ度存知ます。
又、近年の検索エンジンの機能は頗る付きで高く、 ページランク等、充分な重みをネットに於いて有すれば、 インデックス化も早い段階で為されますので、 キャンペーン抔でスピードを要求されたりしなければ特別な処理も必要無く、 特に問題が無い限り、サイトマップも其れ程気に留める必要はないかも知れません。 サイトマップを作成するにはGoogle提供のジェネレータやサードパーティ製のものがありますが、 手動で一々更新するのは何やら本末転倒な感もあり、 自動生成のツールの使用が好ましく、有名ブログ抔では多く、 投稿と同時に更新されるプラグインも用意される様ですので、 此の点も利用の際はご考慮あられます様。
最後に Googleウェブマスターツール を使用した際の豪華なおまけとして 運用ツール の ガジェット を利用すると、iGoogleにタブが追加され、 Googleウェブマスターツール に態々アクセスする必要無く、 各種統計データを閲覧することが可能となり、 なかなかに快適なサービスとして、 iGoogleご利用の方にはお薦めです。