ホームページマネージメントの定義

支援を主眼にホームページを拝見するにつき、現状、 企業規模の大小を問わず、多く共通していることがあります。 それは ホームページマネージメント が欠けていると云うことです。

自社ホームページを所有、公開することは既に一般的となり、 今では所有していない企業を探す方が難しいと云った状況です。 当ブログの2008年12月24日のアーティクル 電気・水道・ガス・IT にあるように、最早生活に欠かせぬインフラとなったITと同様、 ホームページは人、物、金、などと共に情報の一部として企業の重要なリソースの一つとなった感があり、 此れは上場企業のIR情報に於いても、特にインターネットが主要な自社の事業ドメインを占める企業では、 自社運営ホームページのアクセス数が必須の情報として掲載されていること抔からも容易に推察出来ます。
スポンサーリンク
然し、多くの企業に於いて、所有ホームページが自社にとって充分に有益なものとはなっておらず、 では何故益の無いホームページが、人にしろ、金にしろ、自社リソースを用いて量産されるかとなれば、 見回して見ればどの企業もホームページを公開していると云う状況の中、 取敢えず、体裁を保つ為のみと云うのが大方の事情と見受けられます。
即ち、 ホームページを所有する為の所有である 若しくは、 ホームページを存在せしめるべき存在である と云った不気味な同語反復を真たらしめると云った事情であります。
具体的な例を上げるに
  1. 競合の所有に対する負けん気の発揮
  2. 名刺にホームページアドレスを付加したい
  3. 顧客との遣り取りで詳細はホームページを参照してくれる様申し出たい
抔となれば、思い当たる方も居られる様に拝察します。
此の様なホームページを当ブログでは 第一段階にあるホームページ と呼びます。 多くのホームページは残念乍此の段階にあります。 此れを第二段階に発展せしめる為に必要であるのが ホームページマネージメント です。

当ブログにおいては以下の様に定義します。
ホームページマネージメントとは ホームページの企画、構築、公開から終了、閉鎖迄のホームページのライフサイクルを通じて、 運営組織体の目的を達成するためにPDCAサイクルを回す管理のことを云います。
従って ホームページマネージメント を導入する目的は、 ホームページを運営組織体の目的を達成出来るものへ成長させる為と云うことになります。