SNS大戦争 (2011年7月20日)と称する記事にてお伝えしたのが Google+(グーグルプラス) の参入、2011年10月21日には LinkedIn(リンクトイン)も参入の記事 を本ブログに掲載する事態となった SNS(ソーシャルネットワークサービス) 界隈は、さて今も尚各社油断のならない激しい応酬が続いています。
話題になることも多く相変わらず世界でも日本でも伸張を見せているのが Facebook ですが、頃日それに対抗せんものとてか、 Google+が矢継ぎ早に施策を、 それも実に効果的と思われるものを打ち出してきました。
その一つは謂わずと知れた国民的アイドルグループ AKB48 の取り込みです。 これを追ったファンが数万単位のアクティブユーザーとなることは間違いないでしょう。
そしてもう一つが…
サークルボリュームスライダー です。 この名前はTechCrunch2011年12月20日の記事、 何千人サークルしてもOK―Google+のサークル・ボリューム・スライダーでマクロ・ネットワークが可能に で執筆者のJosh Constine氏が使用しているのですが、 Google社公式の発表にはその名前の使用は見受けられません。 けれども一言でその機能を表現するには適切に感じられる名前で 本ブログでもこれを採用したいと思います。
このGoogle+サークルボリュームスライダーについての公式発表として ニュースの震源地となったのがGoogle公式ブログの2011年12月19日の記事 Google+: A few big improvements before the New Year の冒頭部で今迄大事にしたい人物の情報が埋もれ勝ちだった Google+のストリームを完璧にするための機能が数日中に利用可能になる旨伝えています。 ボリュームを上げ下げしてアジャストすべし、とされますが、 Circles volume slider という使用法は見当たらないようですね。
紹介記事ではもうひとつ使い方が分からぬ中、 早速使ってみたら少しばかり引っ掛かる部分もありましたので 本記事に使い方を記しておきます。
Google+にログインしたらアイコンメニューの一番左の ホーム をクリックします。 ここでサークルボリュームスライダーという名前に釣られて サークル アイコンを選択してしまいそうですが選ぶのは ホーム アイコンです。 また ホーム アイコンをクリックして表示される画面では下の図で赤の下線を引いたように ストリーム が表示されているためにサークルボリュームスライダーは表示されないのが ちょっと引っ掛けになっています。
手元の環境では先方からサークルに追加してくれたので、 サークルに追加仕返した方を 知らない人 というサークルに、 先日鳴り物入りでGoogle+を利用し始めたAKB48メンバーを AKB というサークルに分類しています。 共に図の左側、ストリーム欄の下にサークル名が表示されています。
知らない人 サークルは数も増え、共有の事案も少ないのでノイズと成り勝ちで今回は 表示頻度、即ちボリュームを下げ、 AKB サークルは少々事例として注目したい面もあり表示頻度、即ちボリュームを上げたいと思います。 上の図の赤矢印の先 AKB サークルをクリックします。
すると下の図の様に左側メニューの AKB サークルがアクティブであることを示す赤色に変化して、タイトルが AKB と表示されます。 それと同時にタイトルの右側にサークルボリュームスライダーが表示されます。 ストリームではなく此処のサークルを表示させないと サークルボリュームスライダーは出現しないのですね。
サークルボリュームスライダーは4段階で以下の様に構成されています。
- このストリームのすべてのコンテンツを自分のメインストリームに表示する
- このストリームの大部分のコンテンツを自分のメインストリームに表示する
- 自分のメインストリームに表示するこのストリームのコンテンツの件数を減らす
- このストリームのコンテンツを自分のメインストリームに表示しない
他のサークルのストリームの調整も合わせ実施したことに拠り、 今迄はサークルに追加することの重なって正直見たくなくなる メインストリームと化していましたが、 この機能の利用に驚くほど情報検索性、閲覧性、改善されるのは確かです。
なお、手元のGoogle+環境では 本ブログ2011年8月9日の記事 G+me for Google Plusでストリームをリスト表示 を採用してストリームの投稿が圧縮されていますので、 本記事閲覧者の環境とは異なる可能性があります。 説明画面でも投稿がリスト表示されているのはそのためですが、 今回のサークルボリュームスライダーとの愛称は抜群で、 併せ利用されれば少し幸せになれるかも知れません。