NEC Aterm後継機種WM3800Rの登場と月1,980円キャンペーン

モバイル環境が急速に整い始めた近年、 様々な方式が有る中にもイーモバイルなど使ってみた後に切り替えた WiMAX が相性も良く、2011年から2012年には WM3500R を、2012年から今年2013年2月迄は WM3600R を愛用しました。 どちらもNEC社のAtermシリーズで実に良く出来たモバイルルータ端末でした。 契約期間も他の類似のモバイル接続提供サービスの2年縛りと異なり1年で満了するのは魅力でしたし、 お陰で1年毎に WM3500RWM3600R と最新の端末に切り替えられた訳です。

WM3800R登場と関連キャンペーン

NEC社も此の端末シリーズで随分と評判を博し気合も入っているのでしょう、 2013年になってもシリーズ新端末を世に送り出しました。 WM3800R です。 先ずは間違いの無い端末であると思われるだけの信頼は 既に此のシリーズは勝ち得ています。 当然のようにこの名シリーズ端末を絡めたWiMAXキャンペーンが 各プロバイダから提供され始めました。

ただ少し光明は見えるものの未だ不況の感強い中であるためか、 どうしても其れ程魅力的に思えるキャンペーンもなかったのも正直な処事実でした。 2年間端末と共に利用していたサービス自体は文句がつけようのないNEC系プロバイダの BIGLOBEの発表した継続キャンペーンも愛着はありながら、 どうしても継続の踏ん切りが付かず契約を打ち切ることにしたのでした。

スーパーゴールデンMAXキャンペーン

数ヶ月モバイルルータ端末無しで過ごしてみて 驚くのは世の中に大いにモバイル環境が整ってきていることでした。 行く先々のお店やイベント会場にはWi-Fi環境が整備され、 満足出来るスピードでそれも多くは無料でインターネットに接続出来る環境が提供されているのです。

ただし、飲食店などでは無理もありませんし仕方がありませんが、 イベントを開催する立場に関わらず恐ろしくモバイル環境の整備に無関心な会場提供者もあり、 その言い分に耳を疑うことも屡、 なかなか其の姿勢でイベント開催などとは烏滸がましい気もしたものですが、 受け容れざるを得ない状況もあり、 仕方なく知らず知らずに個人的にモバイル環境のキャンペーンなどに注意を払っていもしたようです。

GMOとくとくBBスーパーゴールデンMAXキャンペーン
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従ってWiMAXキャンペーン広告などに敏感になっていた折も折、目にしたのが スーパーゴールデンMAXキャンペーン と称するとくとくBBが展開するキャンペーンでした。 とくとくBBとはお名前.comが有名な提供サービスであるGMO社が運営するプロバイダです。 このキャンペーンで提供されるWM3800R絡みのキャンペーンを目にしては、 二度見して目を擦ってから内容を確認したものです。 WM3800Rが無料で提供されるのは類似のキャンペーンに共通の項目ですが 大凡が毎月の支払いは約3,800円程、 しかしこのキャンペーンでは毎月の支払いが1,980円と表示されていたのでした。

キャンペーン申込と端末到着

とくとくBBとは余り耳馴染まぬプロバイダで 回線は借り物である旨などネット上の評価も見て回るものの お名前.comの利用IDで申し込める気楽さも手伝って ネット上から申し込んだのは4月の末日は30日、 端末到着期日を以て利用開始月とされる条項が記されてあったのを見たからでした。

世はゴールデンウイーク真っ只中とあって営業日との兼ね合いもあり、 端末が届くのは黄金週間開けとなろうと思っていた一昨日に 佐川急便がチャイムを鳴らして届けられた段ボールから取り出したのが右上の写真、 申込から期待もしない僅か3日でモバイルWiMAX端末は届けられたのでした。

開梱の儀式

…と、アップル信者がブログに書くほどの有り難さもなく、溜めもなく(笑) 早速NECのロゴの入った端末梱包物を開いたのが右の写真です。 大体がNECのパッケージ自体がかなり小さくなっているのに関わらず、 蓋を開けば其の中にも更に端末の占める面積はささやかなもので、 第一印象は 小さい の一言でした。

NECが WM3500R から新型 WM3600R に切り替えた時の口上は其の小ささを謳っていたものでしたが、 利用者としては言われる程の変化は正直感じられませんでした。 しかし今回の WM3800R への切替では明らかの其の大きさに変化が見て取れるものです。

WM3800Rを入手して先ず為すべきこと

NEC製のAterm、WM-Rシリーズの端末は既に3台目となれば、 説明書を読む迄もなく先ず為すべきことは決まっています。 満充電 です。 最初の接続でプロバイダ認証するのに途中で電源の切れるのは実に弊害が大きいからです。 取るものも取敢えず端末本体と電源接続ケーブルを取り出しビニール袋を剥いて 接続してみたのが上の写真です。

液晶窓の付いた新機種

電源接続して充電を開始して先ず気付くのは インフォメーション表示用の液晶窓が装備されたことでした。 旧機種ではまるで初期のコンピュータ宜しくLEDの点滅色や回数でステータスを知らせるものでしたが 新機種では液晶に関連情報がアイコンや文字情報として表示されるのは目に見えた進展でしょう。

上の写真は充電から暫く於いた状態で SET ボタンを押した際に表示された情報で充電状態が50%とされていますが、 最初に接続した際に表示された数値は25%と些か心許ないものでした。 先ずは満充電の方針は大凡間違いはないようです。

3世代揃い踏み

第1印象として挙げた其の大きさの変化は、 ちょうど手元に前機種もあれば並べて比較してみたのが右の写真です。 見た目にも其のサイズは1ランクダウンしているのが容易に見て取れます。 其の持った感じは以前はお尻のポケットにいれたいたものを 此れからは胸ポケットに入れて持ち運べると言えば伝わり易いのではないでしょうか。 此れならば最近の携帯キャリアのデータ通信回線の割高感から 其の分の節約のために此れをWi-Fi環境として持ち歩くのも充分現実的となるかも知れません。

更には手元には前々機種の WM3500R も有りますから3世代を並べて写真に撮ってみたものが下の図です。

2世代前と比較すれば尚更そのダウンサイジングが劇的であるのが見て取れます。

未だ使い始めもしないながらも其の第一印象はなかなかに高評価のモバイルWiMAXルータ端末 NEC Aterm WM3800R ですが、本ブログでも前機種、前々機種と同様に 其の使い勝手などをレポート記事として上げようという心積もりではいます。

解約時注意事項

さてさて、最後に自らの注意すべき点の注意事項を備忘録としても書き記しておきたいと思います。 月払いが1,980円と格安ながら1年縛りの契約には 実は1年縛りで済ませる為には留意すべき点があるのでした。 其れは13ヶ月目を解約月として、当該月の1日から20日迄に 用意した解約申請書面を郵送で送り処理されなければいけないことです。 インターネット時代に此れはどうしてなかなか敷居の高い条項で、 ともすれば遣り過ごしてしまい兼ねないものです。 とくとくBBの正確な契約関連条項を以下に引用しておきましょう。

  • 端末お受け取り月を含む12ヶ月間を最低利用期間とし、13ヶ月目が契約更新月となります。
  • 13ヶ月目にご解約される場合はスーパーゴールデンMAXキャンペーンの違約金なしでのご解約が可能です。
  • 13ヶ月目の契約更新月に所定のご解約手続きがない場合は、14ヶ月目から24ヶ月目までの1年間、契約が自動的に更新されます。
  • 13ヶ月目にご解約される場合は、13ヶ月目の1日から20日までの間に所定の申請書面の到着確認が取れた場合に当月末解約とさせていただきます。申請書面はGMOとくとくBBお客さま窓口にお申し出いただき、お取寄せください。
  • 1ヶ月目~12ヶ月目、14ヶ月目~24ヶ月目でのご解約は、違約金として16,380円をお支払いいただきます。
  • 25ヶ月目以降はいつご解約いただいても違約金はかかりません。

サービスを提供するプロバイダ側としては利用者に2年目に継続して貰いたいのはやまやまで、 それでも携帯キャリアの2年縛りは常々悪評高いものとして浸透し始めていますから、 ぎりぎり1年縛りを謳える妥協点として上の如き複雑めいた契約文となるのだと思われます。 些か問題が感じられなくもないですが、 25ヶ月以降も2年縛りの自動更新が適用されてしまう携帯キャリアの馬鹿げた契約条項に比べれば 善しとしなければならない処かも知れません。

斯くの如き1年後の解約月にはきつめの制限があるので 提供サービス会社には申し訳ない気持ちも有りつつ、 其れでもこのドッグイヤーのインターネット業界、中にも流れの速いモバイル業界に1年縛りは有り得ないと、 13ヵ月後の解約月には気を付けるべし、 と確りGoogleカレンダーに予定を刻み込んだのでした。