IP電話 がどんどん普及してきているようです。 IP電話の IP とは即ちインターネットプロトコル、インターネットの約束事を表し、 普通の電話のように電話会社の回線を通してではなく、 インターネットを媒介として通話する電話のことです。 Skype(スカイプ)が有名ですので聞いた事がある方もいるでしょう。 本ブログでも2011年8月30日の記事 ワウテックのスマホ用無料通話アプリ~WowTalk(ワウトーク) 以下で扱う処の WowTalk(ワウトーク) も基本的には同じ性質を有するものですね。
電話会社としたら自社をバイパスされ、その収益を圧迫する大変迷惑な通話方式で その黎明期には様々な軋轢もあったようですが、 利用者の動向に圧され受け入れざるを得ないような状況となって来ているようです。 その中でNTT子会社で東西NTT、NTTドコモのグループ企業でもありますが、 その立場が少々特殊な NTTコミュニケーションズ株式会社(NTTコム) が iPhone用の IP電話アプリを提供しています。
このアプリ…
050 plus を導入した iPhone では月額基本料金が315円で 050で始まる専用電話番号が割り当てられ、発信および着信待受が使えるようになります。 通話料金はアプリ利用者間の通話と提携プロバイダーによるIP電話サービスへの発信は無料で、 国内一般加入電話宛の通話料は3分8.4円、国内携帯電話へは1分16.8円となっています。 (但し、通話時に利用するパケット通信料は契約者負担の別料金ですから注意が必要です。)
電話会社各社の渋面を余所に IP電話と言う性質を利用すれば実は、 携帯電話ではない iPod Touch や iPad を携帯電話として使うことも可能になります。 その関連の記事として iPhone APPを探すならアップス!!! ブログの2011年07月24日の記事 050plusを導入したらiPod touchがiPhone化した件 や、 日経トレンディネット のクラウド調査隊に拠る2011年8月18日のレポート 格安IP電話「050 plus」でiPadやiPod touchを電話化できるのか? が有り、通話時にイヤフォンを使うことを厭わなければ充分に実用に供するようで、 後者では iPad を固定電話として利用する可能性についても触れられています。
iPhoneや iPod Touch、 iPad などは小さなコンピュータですから そのハードウェアを活かすべくソフトウェアさえ用意すれば様々な利用法が可能になる訳です。 さて、そんな中、2011年9月30日に インプレスインターネットWatch のニュースとして 050番号がもらえるIP電話「050 plus」がAndroidでも利用可能に が配信されました。 従来スマートフォンの代表格たる iPhone向けアプリとして提供されてきた 050 plus がそのシェア拡大も著しい Android (アンドロイド:携帯電話の基本ソフトウェア) を採用したスマートフォン用、及び Windowsパソコンにもアプリを提供するというのです。 利用できるAndroidスマートフォン及びWindowsバージョン)は以下とされています。
- NTTドコモ:「GALAXY S II SC-02C」など7機種
- au:「XPERIA acro IS11S」など6機種
- ソフトバンク:「AQUOS PHONE THE PREMIUM 009SH」など7機種
- イー・モバイル:「Pocket WiFi S II (S41HW)」
- Windows:XP(SP3)以降
以前は遅い通信回線が一般であったことからなかなか普及の進まなかった IP電話ですがブロードバンド環境が一般に行き届き、 スマートフォン元年と言われる程、今年2011年は端末側の環境も整ったことで、 インフラ及びソフトウェアなどサービス提供側も対応を余儀なくされた上で、 実用的にも使い易くもなり、今回の 050 plus に従来の Skype や新興の WowTalk も併せ、 愈々普及が進むことになるのかも知れません。
百花繚乱VoIP~OnSayのAndroid版登場
VoIP(ボイップ)とはVoice over Internet Protocol(ボイス オーバー インターネット プロトコル)の略称でインターネット上で音声回線、即ち電話出来る約束事です。このVoIP機能をスマートフォンに持たせるアプリが百花繚乱状態です。Skype(スカイプ)は謂うに及ばず、本