つい一昨日本ブログの記事にしました LUMATIC~歩行者専用オンライン地図とオープンストリートマップ での LUMATIC は80万ドルの調達に成功したという話しでしたが それを超えるティーンエイジャーが登場しました。 それは Sahil Lavingia 氏、何と未だ19歳の大学をドロップアウトした青年だというのです。
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氏のローンチしたサービスの名は Gumroad といい、売りたいデジタルデータを実に手軽にネット上に販売出来る様にするシステムです。
従来はデジタルデータと言えでも金銭が絡むことから ネット上で販売するのはそれほど敷居が低くありませんでした。 身元を証明したり、それでアカウントを作成して しかるべき形に整えた上でデータをアップロードするなど、 販売の以前に乗り越える障壁が多くあったからです。
しかし今時代は大きく変わりました。 ソーシャルメディアが普及しました。 ペイパルなどの決済手段も増えてきました。 データを保存するストレージに価格破壊も止まる処を知りません。 デジタルデータはCDに焼かれ郵送されたりするのではなく ネット上で販売されるのが必然とも言えるでしょう。
これにより欣喜雀躍する、 今迄苦労して様々なチャネルで自らの作品を販売すれども なかなか手間隙に適う報酬も利益も発生しなかった方々、 例えばミュージシャンやイラストレーターなどの クリエーターの方も多いかも知れません。
このサービスが資金調達に成功したことを伝えてくれるのが TechCrunchの2012年2月13日の記事 Pinterestの19歳のデザイナーが起業して110万ドルを調達―Gumroadはリンクから支払いができる画期的サービス にある110万ドルは日本円にして2012年2月中旬の現在約8,500万円、 単身で立ち上げたスタートアップともありますから、 様々な内包する問題を解決するにも大いに役立つのではないでしょうか。
因みにTechCrunch記事タイトルにある Pinterest とはこれも未だ日本には馴染みが知れませんが 数寄者の間では流行の兆しを見せる写真共有系の SNS(ソーシャルネットワークサービス)です。 此方とて未だベンチャーの域を出ないにも関わらず その関係デザイナーが未だ19歳で起業の上、 8,500万円からの資金調達に成功したのですから驚きです。
そして本邦にも早速このサービスを試された方が居ます。 それを伝える記事がfladdictブログの2012年2月13日の記事 誰でもデータを直販できるGumroad入門。クリエイターの生活は変わる? です。 此処では先ずデータの売り方を次の4ステップのみ
- Gumroadにデータをアップロード
- 価格を決める
- タイトルや説明を入れる
- 商品リンクをTwitterなどに張る
まだまだ産声を上げたばかりのサービスにて予断は許しませんが 音楽配信サービスに於いて海賊版を駆逐したiTunesの如き 快進撃を見せてくれればと期待を抱かせてくれるサービスだと思います。 どのような展開を見せるか本ブログも注目したいと思っています。
日本語化、周辺サービスなど急展開するGumroad半月のまとめ
物理的な商品よりも扱いの手軽なデジタルデータにしても従来ネットで販売することはなかなか高かった敷居を一気に下げたことで頃日大いにネット界隈で話題となったサービスがあります。新登場爾来僅か半月の間に様々な展開がありました。本記事に時系列を中心にまとめてみた