平成となってからどうにも馴染めない銀行名が増えていますが、その一つに じぶん銀行 があります。 ふざけたようにも見える名前のこれ 2008年6月9日に銀行業免許予備審査が終了、社名を 株式会社じぶん銀行 とし、同年6月17日に銀行業免許を取得、6月26日から営業を開始している 歴とした銀行なんです。 出資しているのは三菱東京UFJ銀行とKDDIで 50%づつの共同出資ということになります。
KDDIが出資しているということからピンと来る方もいると思います。…
これは本記事タイトルにもあるように、 携帯及びスマートフォンに特化した銀行なんですね。 しかも当然ながらキャリアは au 限定です。
振込みや支払いなど面倒な仕掛けは 手元で一元管理したいもの、 それも銀行まで出向いて煩わしい操作を強制されるのではなく、 手元の携帯で自分の電話番号で可能になるとなれば 利用者の利便性は否が応でも上がるでしょう。 振り込みもメール感覚となれば簡単過ぎて 返って気をつけなければいけなくなるかも知れません。 これは IT 導入では常なるトレードオフのジレンマですね。
基本となるサービスに更に 株取引 や Suica(スイカ:JR東日本) 機能が加えられ、 コンビニ や 保険会社 とも提携し、 利用者にとっては手放せないサービスとなってきています。
加えて CNET Japan の2011年9月7日のニュース キャッシュバック&WebMoneyがもらえるダブルチャンス!お得なキャンペーン開催 を見れば 株式会社ウェブマネー によるちょっとお得なキャンペーンも展開され普及が図られています。 当該者に拠るプレスリリース も出ていますね。
もともと外貨預金も出来た当該サービスですが、 読売オンライン2011年9月9日のニュース じぶん銀行、人民元建て外貨預金…邦銀で初 に拠れば更に10月11日より人民元でも可能になることが知れます。
元来金融と IT はとても愛称が好い関係にあります。 ごくごく単純に言えば金融とは謂わば仮想空間を数値情報が往来しているだけの これは全く IT の世界そのものです。 IT であれば当然 Webマネーとも相性は好い筈ですし、 国境などもものともしない特性を持っています。 そしてそれは従来のリアルサービスより機能付加が比較的に簡便である筈で、 次から次へと新たなる施策が施行されても行くでしょう。 銀行業はまだまだ旧態依然としていますが、 利用者が便利であることを知ればその方向への展開は拍車が掛かり、 今後ますます統合された金融情報を手元の携帯端末で自由自在に操作可能にさせる、 このような動きは加速していくものと思われます。