アンサイクロペディアとエケペディア

本ブログでも調べものをしたり、リンクを貼ったりと 大変お世話になっているのがインターネット上の 皆で拵える集合知オンライン百科事典 Wikipedia(ウィキペディア) です。 お父さんは仕事に、学生さんは宿題にと利用されることもあるのではないでしょうか? インターネットの可能性としてとても面白い試みが 遂にはここまで展開して実用的で研究対象としても興味深く思っています。

ところでこのように一定の成功を収めた Wikipedia には いくつものクローンが誕生しました。 中には…

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Wikipedia の派生物として産まれたものも有ります。 その一つが Uncyclopedia(アンサイクロペディア) です。 Uncyclopedia(アンサイクロペディア)タイトルロゴ 確かに多くの項目を有する事典ではありますが 否定形の接頭辞が付いていることからも予想が付くように 無造作に受け入れるべきではない解説がなされています。 なにしろここで削除されるべき基準は ユーモアの要素を包含しない、ということなのですから、 例え正確な内容でもユーモアを解した内容でない限り その記事は削除されるべき運命にあるのです。

Uncyclopedia のレーゾンデートルは Wikipedia のパロディとして、です。 例として今や知らぬ人の居ないスーパーアイドルグループ AKB48 の場合を見てみましょう。 Wikipedia では該当項目 Wikipedia:AKB48 と至極真っ当に感じられる内容となっているのではないでしょうか? それに対して Uncyclopedia では Uncyclopedia:AKB48 とそのシステムをキャバクラに比して面白可笑しく記述されてはいますが、 何処となく巧みに現実に当て嵌められている気がして笑いを禁じ得ない処です。 また AKB48創設者秋元康からの­メッセージをお読みください などは Wikipedia を頻繁に利用される方には何処かで見たようなメッセージ(笑、 ちょっときついですけど)洒落が効いていると思います。

集合知は何も正しく正確なものばかりを追い求めるのではなく、 こんな冗談やパロディにも少しはその力を割かれのも一興だと思いますし、 時にはインターネットに潤いをも持たせてくれる気がします。 目に余る悪ふざけは問題が有るかも知れませんが、 Uncyclopedia では Wikipedia の仕組みを継承しただけあって 複数の管理人に拠り監視されているとのことですので、 そちらも大きな心配はないでしょう。 そして今より更に項目が増え、 それ等の中から珠玉のパロディが生まれるならば またそれも一興ではないでしょうか?

ところで Uncyclopedia の AKB48 の内容では熱心なファンの方には腹立たしい内容を含むかも知れず、 読めば怒らしてしまいもするかも知れません。 ご心配なく、さすがインターネット、 その向きには確りファン向けの専用事典の Wikipedia クローン エケペディア も用意されていますので其方をご覧いただきたいと思います。

1件のコメント

  1. 別の意味で危険なプロフとAKB48

    今年2011年々頭、保護者向けセミナー講師養成講座の講師としてインターネットの匿名性についてレクチャーしたときにエムブロもデコログもクルーズブログもデコリアルも見られないなど本ブログ記事(2011年8月29日)でも紹介した携帯電話向けブログサービスと同時に調べたのが

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