携帯ゲーム市場に見る時価総額世界一のアップル社と苦しむ任天堂

中島聡氏が自身のブログ Life is beautiful に2011年11月16日付けで掲載された記事 携帯型ゲーム市場の大幅シフトと据え置き型ゲーム市場の未来と ではアップル社が Apple TV で氏が据え置きゲーム市場本格参戦すると予想する、 その前哨戦として携帯型ゲーム市場に関するレポート記事の紹介をしてくれています。 据え置きゲームに於けるApple TVに拠る破壊力は 本ブログでも2011年10月10日に ゲーム業界を震撼させるParty Play~Apple TVとREAL RACING 2 で稿に起こしましたが、携帯ゲーム市場が どの様な動きを示しているかは例え米国でのデータにしろ実に興味のある処です。

紹介せらる処はPOCKET GAMER.bizの2011年10月11日付けのもので Rise of iOS and Android halves Nintendo DS game revenue in US in 2 years なる英文の記事ですが 勃興せしiOS及びAndroidの僅か二年が内に任天堂DSの擁すゲーム市場を半減せしむ とでも言った邦題になるでしょうか、 それは下に引用する円グラフを見れば一目瞭然に内容を喚起せしめらるものです。

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POCKET GAMER.bizより引用のグラフ

如何でしょうか? 円グラフは2009、2010、そして2011年では予想ではありますが、 青色のiOS & Androidの示す市場がその二年の経過に於いて 19%から58%へと凡そ3倍の伸長を見せたのに対して、 グレーの示す任天堂のそれは70%から36%へと確かに半減しています。

この驚くべきドラスチックな変化を別な方角から裏付けるデータが 日刊SPA!サイトの2011年11月14日付け記事 “タダ乗り”がうまい!? アップルが時価総額世界一のワケ【後編】 に掲載されています。 記事本文はアップル社の時価総額が世界一になった要因を 故スティーブ・ジョブズ氏のパーソナリティと絡めて 藤沢数希氏が言及したものですが、記事の末尾に添えられたデータである 【今週の数字】 が該当データとして一見の価値があると考え下にそのグラフを引用します。

日刊SPA!サイトより引用のグラフ

アップル社、任天堂で左右に軸が異なる単位を採用していますので、 金額的な逆転と言う見方は出来ませんがその潮流に於いて 2009年春頃を分岐点に大きく流れが変ったことを一瞥して識別出来るように構成してくれています。 POCKET GAMER.bizと日刊SPA!が企んで共謀したのでは全くないに関わらず、 両者のデータが呼応するように符合するのは注目に値するでしょう。 日刊SPA!データには時価総額が以下

  1. トヨタ:9兆円
  2. NTTドコモ:6兆円
  3. 三菱UFJFG:5兆円
  4. ソニー:1.7兆円
  5. 任天堂:1.6兆円
の如く並べられていますが驚くことに此れ等本邦一流企業を束にしても それはギリシャ一国のGDP以上というアップル社の30兆円には及ぶべくもないのです。

中島氏が11月16日記事の末尾に結ぶ如く イノベーションのジレンマの桎梏を抱え、 なお、携帯ゲーム市場に続き据え置きゲーム市場迄がこの憂き目に合うとなれば… 想像するだに本邦に取って恐るべき結果が待ち構えていることになります。 藤沢数希氏が最後にエールを送った如く 強く任天堂の奮起を期待したく思うのです。

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「携帯ゲーム市場に見る時価総額世界一のアップル社と苦しむ任天堂」への1件のフィードバック

  1. エルピーダ倒産とルネサスエレクトロニクス

    帝国データバンクサイト大型倒産速報ページの倒産の定義を見れば会社更生法適用を受けたエルピーダメモリ株式会社は遂に倒産ということになってしまいました。エルピーダ倒産ニュース昨日2012年2月27日から本日に掛けて当該関係ニュースを取り上げるネット上のオンラインニュ

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