トップブログの成功事例に見られる傾向

米国に偏らざるを得ない結果となるは致し方無いものの ブロガーたる吾人には或る程度参考になるのではないかと思われるのが、 高位に順位付けられるブログ抔に共通する特性を抽出した、 2008/08/19日にDanny Dover氏に依って投稿された中間報告とする研究記事 Examining The Internet's Top Blogs: What We Can Learn From Their Success の邦訳は、2008年9月10日のWeb担当者Forumの記事 インターネットのトップブログを分析:成功例に学ぶ にて、以て挙げらる特性を此処に纏めれば、
  1. ブログ運営に重要なのは予算ではなく能力
  2. 人気ブログには強い寡占傾向が見られる
  3. トップブログのタイトルは76%が2単語以内
  4. トップブログのTLDは86%が.com
  5. トップブログの主要執筆者は80%が複数
  6. トップブログの95%は米国に拠点を置いている
となるかに考えられ、多少クエスチョンマーク付きの条項もあるものの、 何某かの参考には供せるのではないでしょうか。

此の様にトップブログに於いて或る傾向が見られると云う記事内容を面白く思うものの、 更に興味を惹かれるのは、氏がトップブログを選択するにあたり取られた手法が垣間見えることにて、 当該部分を引用すれば、
公開されているブログのランキングをいくつか組み合わせたんだ。順位付けの基準になっているのは、外部リンクの量(Technorati)、コミュニティにおける登録件数(Bloglines)、トレンドを発信し追随する能力(BlogPulse)、国外の市場において成功する能力(Wikio)といったものだ。それから、個々のブログについて、SEOmozの「Trifecta Tool」を使用
と愈々重要度の増す許りと思われるサイト評価への利用要素のみが語られ、 その組み合わせ方法等が窺い知れないのが残念ですが、 当ブログ2008年8月29日のアーティクル 回帰分析を使用したサイト評価の標準化 にも登場の Trifecta Tool Set なるツールが此処にも存在を示し、 8月29日の時点では一般の利用のならなかった記憶があるのはリンクも張られていないからで、 少々奇妙な感覚乍も、今や一般に開放されれば大いに歓迎する事項になお、 サイト評価について独自のメソッドを有する氏を羨ましくも感じます。