特にインターネット企業は喉から手が出るほど数学科出身者を欲しがっており、 高額な報酬と潤沢なストック・オプションを用意している。 マサチューセッツ工科大学のトム・レイトン応用数学科教授によると、 同教授のクラスでは、学生全員がヤフーとグーグルから高額のオファーを受けたそうだ。 いまや数学の修士や博士はグローバル・エリートと言っていい。 その数は、おおざっぱな推定では五〇〇〇人しかいない。 だが一昔前に一世を風靡したハーバードのMBA軍団をしのぐパワーをもっている以上は Business Week に於ける Stephen Baker 氏の2006年1月23日の記事 Math Will Rock Your World からの引用にて邦訳は村井章子氏に依るものです。
The rise of mathematics is heating up the job market for luminary quants, especially at the Internet powerhouses where new math grads land with six-figure salaries and rich stock deals. Tom Leighton, an entrepreneur and applied math professor at Massachusetts Institute of Technology, says: "All of my students have standing offers at Yahoo! and Google ." Top mathematicians are becoming a new global elite. It's a force of barely 5,000, by some guesstimates, but every bit as powerful as the armies of Harvard University MBAs who shook up corner suites a generation ago.
現状を鑑みれば極めて妥当な見解だと考えます。
人は易きに流れるもの、 其処を耐え此の道を知った上では刻苦勉励せよとは自戒の念、 吾人の経営者たれば此の道の人材を求め、 吾人の子弟の年少たれば此の道を示唆し、 吾人の学生たれば此の道を志すのも、 なかなかに床しき方策に存知ます。