中堅・中小企業に於ける財務会計パッケージ

ITProの連載はノークリサーチ代表伊嶋謙二氏の手になる 中堅・中小企業のITアプリ導入実態調査(2008年版) の第4回の記事は 勘定奉行が独走状態の財務会計パッケージ の報告にて中堅・中小企業に於ける財務会計パッケージの導入第一位は勘定奉行と、 件の事件や店頭での状況、自らの周囲を見回して 弥生会計の首位との思い込みから意外な感じを受けましたが、 私の偏見の修正許りに於いてではなく、 財務会計となれば事業及び事業者にはなくてはならない中枢の業務フローのひとつ、 中堅・中小企業の実態をデータから読み取る上でも重要な記事であると考えます。

管見にて記事中から読み取れる中堅・中小企業の会計に於ける実態を挙げさせていただけば、
  1. 中堅と中小の導入に於ける乖離が起きている
  2. 銘柄選定には保守的であり、横並び傾向がある
  3. 大幅なカスタマイズは施されず導入される
  4. パッケージ製品に対する満足度は総じて高い
  5. SaaSは固よりアウトソーシング自体が忌まれている
になろうかと思え、夫々良し悪しは抜きにして、 個人的には感覚的にも宜成る哉と云う感を受けます。
又、此の記事の世に流布すれば上記傾向を以てして、 例えば新規事業を立ち上げる事業主へ財務会計パッケージの導入銘柄の選定に於いて影響を与える抔もあり、 勘定奉行のOBCには追い風となるのかもしれません。